
小学校6年生の長男が「百人一首って知っちょるか」と聞いてきたので「知っちょる」と答えましたが、実は坊主めくりくらいしかやったことがなく、収められている短歌も全く覚えていません
。子どもは学校の行事でやったようです。
ところで百人一首は「小倉百人一首」と呼ばれます。百人一首とは藤原定家が百人の著名な歌人の歌を選んだものですが、「小倉とはどういう意味だろう」と思ってしまったので調べてみると、藤原定家が京の小倉山というところに住んでいたので「小倉百人一首」と呼ばれているそうです。
藤原定家といえば面白い話があります。以前HPにも書きましたが、テイカカズラ(写真)という花の由来についてです。藤原定家が思いを寄せていた皇女が独身のまま49才で亡くなってしまったのですが、藤原定家は諦めきれずに皇女のお墓に蔓(かずら)に姿を変えてまとわりつきました。そこからテイカカズラと呼ばれるようになったと言うものです。その皇女はあまりの苦しさに旅の僧に助けを求めたそうです。これははっきり言ってストーカーです。それもかなり悪質です
。
花の由来の話ですから真実ではないと思いますが、「火のないところに煙は立たぬ」と言いますから、著名な歌人という表の顔の裏には恐ろしい性癖が隠されていたのかもしれません。