ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

「空の城」松本清張

2005年01月25日 | 読書
の月曜日でしたが、今週は気温が低目で冬状態が続くそうです。雪は夜中に少し降ったらしく、それが朝方凍ってました。地下ガレージから道路に出る坂道で住人の一人が車をスリップさせ、斜めに止まって道を塞いでしまったのでこれはやばい!と本日は車を置いて路面電車とバスを乗り継いで出社しました。さて、去年から読み掛けだった本のひとつを週末やっと読み終わりました。我が郷土の作家松本清張さんの書いた「空の城」は今を去ること30年前に石油の取引に失敗し多額の負債を抱えて倒産した当時業界9位の商社だった安宅産業の崩壊劇をモデルにした小説ですが、去年たまたま「廃墟からの旅立ち 安宅マン3600人のその後」という本を読んだので、さらにそれをモデルにした小説も読んでみようと思ったのでした。この「空の城」はその後NHKで「ザ・商社」というドラマにもなりました。主人公には山崎努、亡くなった夏目雅子も出演していてこれは私の保存ヴィデオです。何でこんな小説に関心があるかというと私はこの倒産、伊藤忠商事への吸収合併劇があった当時にこの商社で働いていたのでした。で、あの時の一般社員には全くもって寝耳に水の事件でしたし、何で?ってなもんでしたが、この2冊の本で復習していやーそうだったのかってな思い出に耽ったのでした。あれから30年が経ってしまった。皆その後どうなったんでしょうね・・・。会ってみたくもあり・・。