ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

バッド・エデュケーション(La mala educacion)

2005年01月10日 | 映画
「La MALA EDUCACION」邦題「バッド・エデュケーション」スペイン2004年
2004年のカンヌ映画祭のオープニング映画
監督:Pedro Almodovar ペドロ・アルモドヴァル
出演:Gael Garcia Bernal、 Fele Martinez、Javier Camara、etc.
作品製作で行き詰っていた映画監督エンリケのところにある日、寄宿学校の友達で今は役者をしているイグナシオと名乗る男が訪ねてくる。おもしろい作品があるので映画化して自分を使ってくれというのだ。持って来た作品の内容は自分たちが修道院付きの寄宿学校にいた頃の話で神父の自分への性的虐待が重要なテーマになっているという。ここから、現実と過去とが交錯し、しかも映画の撮影シーンと現実も交錯し・・とややこしいのだが、途中エンリケは本当のイグナシオはすでに死んでおり、イグナシオを名乗って自分に近づいてきたのはその弟だということを知る。さらに、関係のあった元神父が登場してイグナシオの死の真相を暴露してしまう。子供時代の穢れのなかったイグナシオがボーイソプラノで歌う「ムーン・リバー」と「帰れソレントへ」が美しくって感動物だった。あの美しい少年だったイグナシオが薬中毒のオカマになっていようとは・・。うーーん、いつものようにというか、いつにもましてというか アルモドヴァルの映画は映像も色がどぎつくって Super Kitsch なんだけど、出てくるのがまたオカマとかゲイとかでオモシロイですけど、彼やっぱり何かにトリツカレテますね。

小森のおばちゃま亡くなる

2005年01月10日 | 日記
小森和子さんが95歳で亡くなられた。淀川長治の告別式の時の車いす姿が最後だったけど、95歳だったとは。長生きだわ・・。私も今年はがんばって出来るだけ多くの映画を見たい。ということで
本日9日(日本はもう10日だけど)は朝から天気もよかったので昼過ぎに家を出た。まずアンティークマーケットに行ってみるがあまりの人ごみでゆっくりと見てられない。アンティークは本当に鑑識眼とか値段の相場とかの知識がないとね、交渉もできないし。そういうわけで早々に退散し午後3時から映画を1本見る。本日はスペインの監督 Pedro Almodovar の「La Mala Education」バッド・エデュケーションという映画。強烈だったなあ・・。何しろ修道院の寄宿学校での男の子同士の愛とか、神父の男の子への性的虐待とか、ゲイとオカマとかの愛とサスペンスがてんこ盛りだったもんね。いつもの監督のテーマですよね。映画の後は久しぶりにサウナへ行った。3ヶ月半ぶりだったけど、いつもの常連のサウナ客は相変わらず来ていた。サウナでボーっと半分眠り、外で休憩しながら読書して3時間半ばかり過ごした。90度サウナでは1時間に1回いろんなアロマの入った水を石にかけてくれるのだが、これがアロマセラピーサウナで最高!それにこのとき果物・・たいていオレンジの輪切りだが・・をサウナ客に振舞ってくれる。やっぱりいいな、サウナは。日本にいればきっと今至るところに出来ている何とか温泉という大浴場に行けるけど、こっちじゃそれも叶わないし。せめてサウナにでも行ってリラックスしなくてはね。