浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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空の操縦席

2008-12-18 00:15:16 | 出来事
普段、最悪の事態と云うものは敢えて意識せず生活しているものだと思います。普段通り朝会社に向かう訳だが確実に戻ってこれない人がいる事は事実だ。

急病、事故、事件、事情はいろいろだけどそれが現実だ。でもいちいちそんな心配はせずに取りあえず「あり得ない」事として無視して生活してますよね。

それが仮に知らない人の電事故や、交通事故と云う形で行き会っても、やっぱり自分自身の事として危機感を覚えると云うような事すらあまりない日常と云うものがある。

その方が楽だし心が安まる。だから「ないもの」として無視してしまうと云う心理が働くんだろうね。

誰だって最悪の事態を想定して生活しようとしたら全てが萎縮して活力のない結果しか得られなくなってしまうだろう。

でもまたその敢えて無視し続ける心が、現実に事故や問題に直面した人たちに対する同情や共感する気持ちを殺いでしまっている事もまた事実なような気がする。

ドルはなんと89円台。原油価格も40ドル台。派遣社員は切られると即日退去だと云うような極端な動きが続いている。

ミンツバーグは危機の時こそリーダーはその考え方、動き方を変える事で乗り切るとこれは結果論的に言っていました。要は行動が変えられないリーダーを奉った組織は消えたと云う事だろうと僕は解釈している。

別な人が入る訳でもないのに即日退去しろなどと云うような目に遭った人がそのメーカーから何か買おうと今後思うのだろうか。

だからそこ今のような最悪の事態で任せられる人が欲しくなるのだろうね。考えてみると日本は随分長い間、本当のリーダーと呼べるような人がいないまま飛んできていたんだね。そろそろちゃんと気を引き締めて腰のすわったリーダーが操縦席に座る時が来ていると思うけどね。