(1/2)の続き。
Mさん
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008米 監督ベン・スティラー 原題Tropic Thunder直訳:熱帯の雷)
導入部より有名映画撮影風景、多数。パクリではあるが短いカットでもかなり、大掛かりになっていました。
落ち目の映画スター3人が東南アジアで撮影中の戦争映画に参加。
しかし、その撮影地は麻薬ギャングの巣窟。その中でのドタバタが面白く鑑賞できました。
(下の画像左は戦争映画に参加した落ち目の映画スター3人。画像右は激しく燃える戦闘場面を後ろにした撮影風景の場面)
画像出典左:映画にまつわるネタが満載! 『トロピック・サンダー』で映画愛あふれる笑いを堪能 https://www.cinemacafe.net/article/2008/11/19/5060.html (閲覧2021/7/20) 画像出典右:映画.comトロピック・サンダー 史上最低の作戦。ハリウッドの生々しい内幕も描かれるhttps://eiga.com/movie/53225/special/ (閲覧2021/7/20)
『フォーリング・ダウン』(1993米 監督 ジョエル・シュマッカー 原題: Falling Down直訳:落下している)
ある意味のロードムービーです。失業した主人公が別れた妻と子供に会いに行く途中、渋滞に会い、徒歩で行きます。最初は些細なアクシデントが段々、トラブルを起こします。マイケル・ダグラスの狂気。妻の影響で無難な業務をこなす警察官、定年の当日、奮起を起こしてこの事案を解決しようとする。ロバート・デュバルの枯れた演技が光ります。
(下の画像左は普通のサラリーマン(マイケル・ダグラス)が些細なアクシデントから段々、トラブルを起こすようになり、銃を発射している狂気の場面。画像右は枯れた演技が光る刑事役ロバート・デュバル)
画像出典左:【フォーリング・ダウン】家に帰りたい短気な男が怒りを爆発しながらレベルアップしていく映画!https://coxones.net/movies/falling-down/ (閲覧2021/7/20) 画像出典右:老刑事と言えば大滝秀治かロバート・デュバルだよね https://twitter.com/insp_dg/status/1407312612660940803?lang=ar (閲覧2021/7/20)
H.Eさん
1,『トゥルーノース』( 2020日本・インドネシア 監督 清水ハン栄治)
帰還事業で日本から北朝鮮に渡った家族の物語。父が政治犯の容疑で逮捕され、母と兄妹は強制収容所に送られてしまう。一家の過酷な日々を描く3Dアニメーション。
清水ハン栄治監督が収容体験を持つ脱北者や元看守などにインタビューを行い、10年をかけて作りあげた。
収容所の悲惨な実情のみならず、家族愛、仲間との絆、人間の尊厳をつづる。
「北朝鮮」「強制収容所」重そうだな…とグズグズと観るのを迷って、でもせっかく近くでやってるし(みなとみらいのキノシネマ)と観に行った。本当に観て良かった。何よりも恐ろしいのはこれが過去のことではなく、今も行われているということ。
上映館は少ないけれど、機会があったらぜひ観てほしいです。
(下の画像左は主人公の家族4人。画像中は収容所に入る主人公たち。画像右は炭鉱で働く主人公。主人公は脱北する)
画像出典左: ”現代のホロコースト”と呼ばれる北朝鮮の政治犯強制収容所を描いた映画「トゥルーノース」がアニメになった理由https://dime.jp/genre/1018061/ (閲覧2021/7/21) 画像出典中:映画『トゥルーノース』新予告編動画https://www.youtube.com/watch?v=WWgD97rVBJk (閲覧2021/7/21) 画像出典右:アニメ映画「トゥルーノース」予告編 北朝鮮強制収容所で生き抜く家族描く 拉致被害者の姿もhttps://www.youtube.com/watch?v=WlHJPEsQLRI (閲覧2021/7/21)
2,『きみが死んだあとで』(2021日本 監督 代島治彦)
1967年10月8日、佐藤栄作内閣総理大臣の南ベトナム訪問を阻止するための第一次羽田闘争で18歳で亡くなった山崎博昭。彼の同級生たちや当時の運動の中心だった14人の青春とその後をインタビュー中心に描く長編ドキュメンタリー。
上下3時間20分の長さに当初観るのを迷ったが、まったく苦痛ではなかった。山崎博昭さんが亡くなったということをこの映画で初めて知った。学生運動は私より少し上の世代の人たち。私の頃はわずかに空気は残ってたかなぁ。三無主義なんて言葉を思い出した。
(下の画像左は棒とヘルメットで武装した学生などの集団、羽田空港に行く佐藤総理が通ると言われた弁天橋方面に「実力阻止」に向かう。当時ベトナム戦争中で、日本が米軍の後方支援を行っており、様々な反戦運動が行われていた。画像中は弁天橋付近で警察機動隊の車を襲う武装集団。車が移動した後に京大生山崎博昭が倒れており、死亡していた。画像右は同級生や運動の中にいた14人の現在)
画像出典左:映画.comきみが死んだあとで https://eiga.com/movie/94500/ (閲覧2021/7/21) 画像出典中と右:映画『きみが死んだあとで』オフィシャルサイト http://kimiga-sinda-atode.com/ (閲覧2021/7/21)
3,『痛くない死に方』(2021日本 監督 高橋伴明)
在宅医療のスペシャリストで、現在も在宅医として活動する長尾和宏のベストセラーを映画化した。在宅医と患者と家族の物語。主人公の在宅医に柄本佑、先輩の在宅医に奥田瑛二、患者夫婦に宇崎竜童と大谷直子と役者も魅力的。
長尾医師の日常を追ったドキュメンタリー映画『けったいな町医者』も公開されていたが、『痛くない死に方』のみを観た
今さらながらドキュメンタリーを観ておけば良かったと悔やまれる。
(下の画像左は左側に若い在宅医役柄本佑、右側に「延命はやらない」と言う患者役宇崎竜童。画像右は人生の最後を迎えた患者に話しかける先輩在宅医役奥田英二、後ろの立っているのは患者の家族たち)
画像出典左:柄本佑「在宅医に一番大事なことって…」『痛くない死に方』特報公開 https://www.cinemacafe.net/article/2020/12/09/70391.html (閲覧2021/7/21) 画像出典右:テアトルシネマグループ 痛くない死に方 https://ttcg.jp/movie/0740400.html (閲覧2021/7/21)
なんだか重めの作品ばかりになってしまいました。
以上です。