横浜映画サークル

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S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その9:8作品

2022-03-02 18:37:00 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は8作品を掲載しました。題名左のAAA~Cは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋。

AAAアタメ』(1991スペイン、監督ペルモ・アルモドベル原題:¡Átame!:スペイン語グーグル訳「私を縛る」)

発想が新鮮。後半のSEXシーン生々しく赤裸々。暴漢がスペイン人っぽく、おちゃめ。その奔放さ、暗さがなく、画面が美しい。セリフ回し、ウイットが効いていており、BGMも良い。軽く、スピーディなテンポではあるがテーマ明確、深みもある。感情、情熱を惜しげもなくぶつけ合う所がいい。

新しい感覚。最初、B級ホラー撮影シーン時で、ホラー的なサントラを使い、男が女優の部屋に入るとき、タンゴチックな曲を流す辺りが、センスの良さを感じさせる

(下の画像は、男が女優の部屋に入り監禁状態にして、外出時に逃げられないように縛っている場面)

画像出典:アタメ 私をしばって!キュートなバンデラスは、如何ですか?https://ameblo.jp/hirop-1001/entry-10046488047.html (閲覧2022/3/1)

AA或る夜の出来事』(1934米 監督フランク・キャプラ原題It Happened One Nightグーグル訳「それはある夜の出来事でした」)

ゲーブル、父親、魅力的、人の姿も良心的に描いている。ゲーブルと女のセリフのかけ合い、ボケとツッコミ、平凡なストーリーだが、温かみのある作品。現実的で強い男を描くならゲーブルだ

(下の画像左は、左に父親の監禁状態から逃げ出し長距離夜行バスに乗り込んだ女、右に失業したばかりの新聞記者役クラーク・ゲーブル、偶然隣の席に。画像右は若い頃のクラーク・ゲーブル)

画像出典左: 映画『或る夜の出来事』1934年製作ラブ・コメディーの古典/詳しいストーリー・あらすじ・出演者 https://www.reviewanrose.tokyo/article/452446397.html (閲覧2022/3/1)      画像出典右: うつくしいもの。クラーク・ゲーブル、大好きなこの方 https://ameblo.jp/dolly44/entry-11739013888.html (閲覧2022/3/1)

AA田舎の日曜日』(1985仏 監督ベルトラン・タヴェルニエ原題:Un dimanche à la campagne仏語グーグル訳「田舎の日曜日」

穏やかで、美し過ぎる程の映画。セリフ回しのセンスが光る

(下の画像左は、背景となった美しい陽光初秋のパリ郊外。画像右は、いつもは左から3番目の老画家と右端の家政婦だけだが、日曜日に老画家の子供や孫が訪ねてきた)

画像出典左と右:田舎の日曜日('84)ベルトラン・タヴェルニエ<老境の光と影――慈父が戦士に化ける瞬間(とき)>https://zilge.blogspot.com/2008/11/blog-post_08.html (閲覧2022/3/1)

A’『大脱走』(1963米 監督ジョン・スタージェス原題: The Great Escapeグーグル訳「大脱走」)

BGMが有名。有名な役者が多数出演。単純なストーリーながら、男達の友情がすがすがしく魅力的な、1人1人のキャストにより最後迄退屈せずに見せて呉れる。

(下の画像左は、出演者たち。第2次大戦ナチスドイツの捕虜収容所に入れられて、何回も脱出を試みる捕虜たち。画像右は何とか収容所脱出に成功した捕虜たちの一人(スティーブ・マックイーン)はオートバイを奪いスイス国境へ向かう。追手が迫る)

画像出典左:名作映画『大脱走』(1963)の魅力を豪華キャストと併せて解説!!【あらすじ、感想、ネタバレあり】https://minority-hero.com/cinema_review/THE+GREAT+ESCAPE/2752/  (閲覧2022/3/1)  画像出典右:「大脱走」(後編)──あの映画をもう一度https://www.gqjapan.jp/culture/movie/20131011/my-favorite-movie-126  (閲覧2022/3/1)

ASEXと嘘とビデオテープ』(1989監督スティーヴン・ソダーバーグ原題Sex, Lies and Videotape)

センスのある画面、物語展開。マクダウエルJスペンダー魅力的。夫がビデオテープを観るシーン、ビデオにSEX観を語り撮るシーン、なかなか新鮮。

(下の画像左は左端に夫、その右が妻、後ろの立っているのが妻の妹、右端が夫の旧友役のマクダウエルJスペンダー。画像右は夫の旧友役のマクダウエルJスペンダー)

画像出典左:シネマトゥデイ『セックスと嘘とビデオテープ』続編が始動 https://www.cinematoday.jp/news/N0120448 (閲覧2022/3/2) 画像出典右:暗闇の中に世界がある ーこの映画を観ずして死ねるか!―セックスと嘘とビデオテープhttp://blog.livedoor.jp/sinumadeni-mitaieiga/archives/19424839.html  (閲覧2022/3/2)

B恐怖の報酬』(1954監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー原題Le Salaire de la peurグーグル訳仏語「恐怖の賃金」)

モンタン、強く、残酷でイイ人間の本性(質)を悲しくも、あからさまに描いていて、厳しいがリアリティーのあるいい作品。喜びを味わいながら運転して事故るシーンは効果的。

(下の画像左は液体ニトログリセリン(ダイナマイト原料)をポリタンクに入れ荷台に乗せて走るトラック。ニトログリセリンは1滴床に落としても液体は爆発する。画像右は2台のトラックそれぞれ2人ずつ4人の運転手、左端がイブ・モンタン。山の石油掘削井戸で激しい火災が発生、ニトログリセリンの爆発力で消す以外にないとして、麓の小さな貧困の町から火災現場へニトログリセリンを運ぶ運転手が募集され、仕事にあり付くべく多くの人が応募し4人に絞られた。ニコニコ動画恐怖の報酬https://www.nicovideo.jp/watch/sm39596003 全編を見ることができます。1978年公開リメイク同名作品は別の監督)

画像出典左:Augustrait「恐怖の報酬」アンリ・ジョルジュ・クルーゾーhttps://blog.goo.ne.jp/augustrait/e/269378d59481c8da9b310c190ef88aab (閲覧2022/3/2) 画像出典右:映画「恐怖の報酬」(1952) 監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー (閲覧2022/3/2)

Bデモンズ』(1986監督ランベルト・バーヴァ原題Dèmoniグーグル訳伊語「悪魔」)

不気味さはハイレベルスプラッターとしてはイマイチ。オーソドックスホラー。退屈といえば退屈

(下の画像左中右、デモンズ化していく人たち。不気味さはハイレベル)

画像出典左:ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋【MOVIE】 デモンズhttp://neneko1124.blog.fc2.com/blog-entry-3865.html?sp (閲覧2022/3/2) 画像出典中と右:世界のホラー・ショー with 格闘映画博物館本日の映画 『デモンズ』http://kkaiki0710.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-4c52.html (閲覧2022/3/2)

Cオペラ座 血の喝采』(1989監督ダリオ・アルジェント原題Opera)

気味は悪いが、勢いは良い

(下の画像左、イタリアミラノのスカラ座で呪われたオペラ「マクベス」を歌う主人公。主人公には次々と恐怖が襲い掛かる。画像中と右、周囲の人も次々殺される)

画像出典左:Horror好きが行く!オペラ座 血の喝采(1988年 イタリア)https://yukiyamama.hatenablog.com/entry/2016/09/05/171541 (閲覧2022/3/2)  画像出典中:おすすめ映画.comオペラ座 血の喝采 (ネタバレ) http://www.osusumeeiga.com/OPERA (閲覧2022/3/2)  画像出典右:オペラ座 血の喝采 完全版https://eclipse-movie.co.jp/title/terrorattheopera.html (閲覧2022/3/2)

以上です。

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