横浜映画サークル

サークルメンバーの交流ブログです。

メンバーの鑑賞感想や映画情報など気軽に記述しています。

S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その13:9作品

2024-05-31 14:00:34 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は9作品を掲載しました。題名左のAAA~Dは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は特記なければ日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋。

AAA’芙蓉鎮フヨウチン(1988中国 監督シェ・チン。鎮は中国語で村や町の意味。)

中国映画独特のリアリズムと重さ、暗さが強く出ているが、いい映画。チンさん・クーさんが特に好ましい人物。チンと主がホウキで遊ぶシーン、雨の中で3人立たされるシーン、ヨウの夫が殺される前の表情など、どれも印象的支配者の入れ替わりにより態度を変える住民ら人の本質貧富といった差別意識をリアリスティックかつソフトなまなざしで描いている。また、愛の形だけはどの国においても、変わりはないことを感じさせた。どんな時も飄々とし、態度、表情を変えず、ひたすら音楽と主人公を愛するチンさんは素敵だ。

(下画像左:くず米を臼で引いて米豆腐にして売る主人公。画像中:主人公は不当利益を得ているとして1960年代に中国に吹き荒れていた文化大革命でのブルジョア分子として販売禁止、家が没収となり、道の掃除が命じられた。向こうに掃除しているのは右派として同様に道路掃除を命じられたチンさん。チンさんは1,2,3とリズムをとって踊るように掃除をすれば楽しいよ、と言う。画像右:文化大革命の紅衛兵に雨の中で立たされている3人、右に主人公、中にチンさん、左に二人を貶めたが自分も紅衛兵に立たされている人)

画像出典左:中国映画界の巨匠・謝晋監督の映画のスターたちhttp://japanese.china.org.cn/geino/2008-10/21/content_16645806_6.htm  閲覧2024/5/27   画像出典中:「瘋癲」という生き方~映画『芙蓉鎮』に見る文革期中国知識人の保身術https://note.com/kanshikanbun/n/n3c038a0eeba3  閲覧2024/5/27   画像出典右:中国映画「芙蓉鎮」:動乱に翻弄される中国の庶民を描くhttps://movie.hix05.com/China/china46.huyo.html#google_vignette  閲覧2024/5/27

 

下記Youtubeで全編2時間43分を見ることができます。日本語字幕

https://www.youtube.com/watch?v=0WSJkVEWRgg 

 

AAA”嘆きの天使(1930年独、監督ジョゼフ・フォン・スタンバーグ 原題DER BLAUE ENGEL、女優ディートリッヒ)

狡猾さ、おかしさ悲惨さ教授の変わりよう目を見張る。教授の舞台上でコケコッコーと鳴くシーン、狂ってしまうシーン、ラストシーンなど、いいひたすらリアリティー、厳しい現実を描き出していく映画。ローラと座長は魅力的。チャップリン映画にも共通するモノを感じた。”芸の厳しさ”~自分自身の非劇をも笑い飛ばせる、笑いに変えられる強さが必要なのだと思う。とても素晴らしい映画だが、2度と見たくないシリアスドラマ

(下画像左:踊り子ローラ(マルレーネ・ディートリッヒ) 画像中:講義をしている教授。踊り子ローラに惹きつけられて踊り子一座に付いていく 画像右:楽屋のローラ)

画像出典左:20世紀・シネマ・パラダ イス 嘆きの天使https://cinepara.iinaa.net/Der_Blaue_Engel.html  閲覧2024/5/28   画像出典右:ゆうべ見た映画 嘆きの天使 (1930) 独☆https://ameblo.jp/jasminemariko/entry-12561241837.html  閲覧2024/5/28   画像出典右:PONYの缶詰『嘆きの天使』(1930)-587https://ponycanstyle.com/entry/2019/03/16/113419  閲覧2024/5/28

 

AA帰らざる河(1954米 監督オットー・プレミンジャー 原題RIVER OF NO RETURN)

単純なストーリーながら、その大自然キャスト感銘を受ける。ミッチャムとモンローが特に魅力的

(下画像左:いかだで大自然のロッキーの急流を下る右からマリリン・モンロー、ロバート・ミッチャム、少年。画像右:酒場で「帰らざる河」を歌うモンロー)

画像出典左と右:燃えよ!映画論 帰らざる河http://blog.livedoor.jp/jikogisei212/archives/2029426.html  閲覧2024/5/28

 

AAコレクター』(1965年英米 監督 ウィリアム・ワイラー  原題 The Collector

全体的に暗い雰囲気ではあるが、人の欲望、孤独といった様々な感情を描き出している。多くの愛の形があり、主のそれは、蝶に対するモノと同じである。それゆえ異常と言われるが、彼の1つ1つの感情をよく見てみると、普通の男が女に対して持つ感情となんら変わりはない

(下画像左:蝶を集める主人公。画像右:美術大学に通う憧れの女性をクロロホルムで昏倒させ拉致し、窓のない地下室に監禁)

画像出典左:KENT FILM OFFICE The Collector(1965)https://kentfilmoffice.co.uk/filmed-in-kent/1965/10/the-collector-1965/  閲覧2024/5/30   画像出典右:Great Movies  The Collector(1965)https://madeinatlantis.com/greatmovies/the-collector/  閲覧2024/5/30

 

B(キズ)(1988日本 監督 梶間俊一、主演 陣内孝則)

出だし、と音響good。ジョニー大倉、芦川よしみは、はまり役。藤谷は少々間が抜けている感じ。花形敬のイメージとしては、もっと冷たく、狂った様な雰囲気がある。

(下画像左:右に1955年頃渋谷を縄張りにした安藤組の実在した大幹部「死神」と恐れられた花形敬(はながた たかし,前科7犯,逮捕22回)役の陣内孝則。左に花形を安藤組に誘った幹部役ジョニー大倉。画像右:クラブでピアノを弾いていて花形の妻となる役藤谷美和子)

画像出典左:MIRAIL 疵https://mirail.video/title/0720456  閲覧2024/5/29   画像出典右:Xやーさん@ya_san8931#同じキャラで違う俳優を晒せ 花形敬https://x.com/ya_san8931/status/1402580380130021376  閲覧2024/5/29

 

C新ゾンゲリア』(1990製作伊 監督:ロバート・マーティン   原題:THE MURDER SECRET NON AVER PAURA DELLA ZIA MARTA グーグル訳「殺人の秘密 マルタおばさんを怖がらないでください」

ストーリー設定は面白いが、坊やが殺される所は不自然。主人公の表情がいい。

(下画像左:30年ぶりにおばさんの別荘に来た主人公一家。次々殺される。画像右:殺され切断された頭部、残虐注意

画像出典左:あーぁホラー喰っちまったダ!THE MURDER SECRET / ルチオ・フルチの新ゾンゲリアhttps://ameblo.jp/ah-a0926/entry-12676795035.html  閲覧2024/5/29   画像出典右:あびしにあん@bloodymommy 生きろ!「新ゾンゲリア」観た。https://x.com/bloodymommy/status/1268198287955247104  閲覧2024/5/29

 

C女優ナナ(1955仏伊 監督 クリスチャン=ジャック  原題 Nana

主人公魅力に欠ける。一生懸命さ、苦労人といった大女優に必要な要素が感じられなかった裏づけのない強がりは、スクリーンの中で、ただのキレイナ、ツンケン女が動き回っているにしかすぎない。ただお金が欲しい為に女優になるという点しか見えなかったのが残念。原作ナナ』を上手くまとめてはいるが、少々物足りない。

(下画像:右に女優ナナ、伯爵や銀行家などの富豪が女優ナナに惹きつけられる)

画像出典不明

下記アドレスで全編を見ることができます。1時間57分、ただし仏語で字幕なし。

https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=%e5%a5%b3%e5%84%aa%e3%83%8a%e3%83%8a+%e4%bb%8f%e6%98%a0%e7%94%bb1955&&mid=F03CFF2B145DD915CF13F03CFF2B145DD915CF13&&FORM=VRDGAR  

 

C’ピアノ・レッスン(1994仏ニュージーランド豪 監督ジェーン・カンピオン 原題 The Piano

退屈させない画面、ストーリー展開だが、『エンジェル』と同じく、センチメンタルで、ロマンチック過ぎるところは少々辟易(へきえき)する。この映画も、やはり、表現においてでしか、人の愛情を確認できない内気で繊細な人の姿を描いている

(下画像左:英国からニュージーランドの入植者に嫁ぐために来た主人公母娘。19世紀半ば、産業革命での貧困な多くの英国人はオーストラリアやニュージーランドに入植した。母は声が出せずに娘が代わりに話す。画像右:声の出ない母にとってピアノはかけがえのないものとして英国から持ってきたが、夫が重たいピアノを家に入れられないとして、砂浜に残され、わずかな土地と交換されてしまう。母は浜辺にピアノを弾きに通う)

画像出典左:映画.com 仏映画サイトが推薦する、カンヌ映画祭パルムドール受賞作12本https://eiga.com/news/20200607/6/  閲覧2024/5/30  画像出典右:NewOrder 思想・美術・音楽のための覚醒器 ピアノレッスンhttp://erishiho.blog.fc2.com/blog-entry-583.html  閲覧2024/5/30

 

下記アドレス  映画『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』本予告3分18秒

https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%83%94%e3%82%a2%e3%83%8e%e3%83%ac%e3%83%83%e3%82%b9%e3%83%b3&mid=CAA76D46D505C886B6BECAA76D46D505C886B6BE&FORM=VIRE 

 

D殺したい程アイ・ラブ・ユー(1990米 監督 ローレンス・カスダン  原題 I Love You to Death

割と笑えるコメディー主人公と刑事の義母がいい。しかし、フェリーニ映画の雰囲気、伊男の女たらしぶり、音楽の猿真似は、いただけない

下画像左:左に浮気が激しい主人公、右にその妻。画像右:浮気を発見した妻と義母は主人公を殺そうと、睡眠薬を多量に入れて料理を出すが、主人公はただ寝るだけで死なない。殺し屋を雇う)

画像出典左:【殺したいほどアイ・ラブ・ユー】映画の2021年3月おすすめ無料動画配信サービス情報どれで見れる?|テレビ放送予定で見逃した洋画をフル視聴するVOD方法https://iotmafia.com/koroshitaihodoiloveyou/  閲覧2024/5/29   画像出典右:SONY PICTURES殺したいほどアイ・ラブ・ユーI LOVE YOU TO DEATHhttps://www.sonypictures.jp/he/2696  閲覧2024/5/29

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S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その12:10作品

2023-12-11 11:40:06 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は10作品を掲載しました。題名左のAAA~Fは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は特記なければ日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋。

 

AAA引き潮(1972伊仏 監督マルコ・フェレーリ。原題伊語La cagna,グーグル訳:雌犬、仏語題Liza:リサ。原作小説Melampusメランプス:ギリシャ神話に出てくる占い師。100分)

様々な愛の形マストロヤンニとドヌーブが魅力的大人の恋愛を描いている。ドヌーブが犬のようになるシーンgood音楽もOK

(下画像左は地中海の孤島で愛犬と暮らすマストロヤンニ。右はその島に友人たちとヨットで遊びに来たドヌーブ、仏語版パンフレット)

画像出典左と右:Amebaブログ あの時の映画日記~黄昏映画館ひきしお(1972)https://ameblo.jp/hal-9000hn/entry-12824263720.html  閲覧2023/12/9   

下のYouTubeで映画の最初の11分27秒を見ることができます。最初の二人が出会う場面。元の言語は伊語で仏語の吹き替えと思われます。 

https://youtu.be/XPQHV7lcRTQ   閲覧2023/12/9

 

AAAロッセリーニの無防備都市(1950伊 監督ロベルト・ロッセリーニ 原題語Roma città apertaグーグル訳ローマ、開かれた都市)

アンナ・マニャーニ魅力的静かだが迫力のある作品。戦争、平和、憎しみ、愛情の表現。

(下画像左はナチスドイツ兵に尋問されるアンナ・マニャーニ。ドイツ兵のヘルメットにはナチス親衛隊SSの紋章、腕にはナチス国家鷲章を付けている。下画像右はナチスに対する抵抗運動(レジスタンス)でナチスにつかまった夫がトラックで連れていかれるのを追いかけるアンナ・マニャーニ)

画像出典左と右:映画史に残る崇高な一瞬 --- アンナ・マニャーニ『無防備都市』2023-09-26 https://ameblo.jp/cinemaclassic/entry-12765882682.html  閲覧2023/12/9

 

AA’『イージーライダー(1970米 監督デニス・ホッパー 原題Easy Rider)

大自然が美しい音響、はまっている画面の繋がり方、時の変動の表し方など上手いフイルムのカット割りには目を見はるニコルソン、ホッパーが魅力的

(下画像左はジャック・ニコルソン。画像中はデニス・ホッパー。画像右は米国大自然の中を疾走する二人、左にホッパー、右にニコルソン)

画像出典左:Amazonジャック・ニコルソンの16x20ポスターをフィーチャーイージー・ライダー  画像出典中:OBJ京都本店のブログJacques Marie Mage(ジャック マリー マージュ)より http://kyoto.e-obj.jp/?eid=1050699  閲覧2023/12/9  画像出典右:映画.com傑作映画「イージー★ライダー」がリブートへ https://eiga.com/news/20221203/11/  閲覧2023/12/9

下のYouTubeで映画の最初の3分36秒を見ることができます。

https://youtu.be/J1cDECkN2xg?t=67    閲覧2023/12/9

 

A’『MISTY ミスティー(1991日本 監督池田敏春 市毛良枝、永島敏行)

音楽(ミスティーという女の声の曲がいい)。設定も魅力的。ダンカン、永島がいい味を出していた。

(下画像は姉(市毛良枝)の自殺が、自殺ではなく殺されたと確信し、真相を追う元やくざ(永島敏行))

画像出典:シネマNAVI MISTYミスティ https://www.cinemanavi.com/film_detail/film_id/15216/%E3%80%8CMISTY%20%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%80%8D.html 閲覧2023/12/9

 

B鮮血の美学(1987米 監督ウェス・クレイヴン原題The Last House on the Leftグーグル訳:左側の最後の家)

音楽と映像のアンバランスさがいい

(下画像左:左に17歳の娘と右に友人、脱獄犯グループ4人に捕まり残虐に殺される。画像中:殺される場面、殺された後内臓が取り出される。画像右:犯人らは車の故障で助けてほしいと偶然両親の家に来ると、両親は娘を殺した犯人とは知らず食事を出す場面。娘のネックレスを一人が付けているので不思議に思う。娘の死を知った後、両親は復讐を始める。残虐注意)

画像出典左と中と右:Amebaブログ「鮮血の美学」https://ameblo.jp/elcon0510/entry-12611463884.html  閲覧2023/12/9

 

Cシェルブールの雨傘(1964仏独 監督ジャック・ドゥミ 原題Les Parapluies de Cherbourgグーグル訳シェルブールの雨傘)

単調だが落ち着いて見れる。退屈といえば退屈2人のシーンの音楽はいい。

(下画像左:フランスの港町シェルブールの傘店の娘17歳(カトリーヌ・ドヌーブ)。画像右:恋人の自動車工20歳(ニーノ・カステルヌオーヴォ)がフランス植民地アルジェリアでの独立戦争にフランス兵として出兵する別れの場面。ドヌーブは妊娠していた。再会するまで長い年月が経つ。ミュージカル)

画像出典左:「シェルブールの雨傘」 カラフルな恋からシックな愛へ。ネタバレ  https://ameblo.jp/hotwalker6/entry-12494740813.html  閲覧2023/12/10  画像出典右:チーじぃ日記 映画「シェルブールの雨傘」ドヌーブの美貌が際立つカラフルでポップなミュージカルhttps://taajiinikki.jp/blog-entry-343.html  閲覧2023/12/10

 

Cシャンプー(1975米 監督ハル・アシュビー 原題Shampooグーグル訳シャンプー)

セリフ洒落ている単純なストーリーで疲れず見れる。美容院=女、髪の毛をカット(パーマ)=sexと繋げている様なところがあって、発想がユニークラストシーンがいい。

(下画像はDVDのジャケット。中央の男性は、ビバリーヒルズの上流階級層女性客相手の美容師(ウォーレン・ベイティ)。関わる女性二人)

画像出典:Amazon シャンプー [DVD]   閲覧2023/12/10

 

Cファンタズム(1979米 監督ドン・コスカレリ 原題Phantasm訳:幻影、幻像)

怖くはない不思議主人公が生き生きしてていい。少々退屈

(下の画像は次々幻影の世界に入り込む3人。右端の少年が主人公)

画像出典:Amebaブログ マジョルカのブログ”ハプワース日和” 映画「ファンタズム」(1979年)

予告編2分3秒:https://youtu.be/YMwcDmnziVo?t=119  閲覧2023/12/10

 

D私生活のない女(1985仏 監督アンジェイ・ズラウスキー原題La Femmes Publiqueグーグル訳公共の女性)

Sexシーン以外は、理屈っぽく退屈。女の体美しいテーマ理解不能ラストとクレジットの入れ方、サントラはいい

(下画像左:俳優を夢見る主人公女性がドストエフスキー「悪霊」新作の役をもらう。画像右:右に「悪霊」新作の監督,中央に主人公女性)

画像出典左:ミドルエッジ 映画『私生活のない女』狂気と哀愁が交差する!パリで少女が体験したこと https://middle-edge.jp/articles/swwrt   閲覧2023/12/10  画像出典右:元・副会長のCinema Days「私生活のない女」 https://blog.goo.ne.jp/chandos/e/6b10f3b7aa480f254016525d099cc331   閲覧2023/12/10  

予告編2分14秒:https://youtu.be/GGncTncww1A  閲覧2023/12/10

 

Fデット・タイムストーリー/おとぎ話は血の匂い(1986米 監督ジェフリー・S・デルマン原題Dead Time Stories)

平凡な恐怖

(下画像左:おじさんに少年が寝る前のお話をねだる場面。少年は普通の話では満足しない。3つの話をする。1話目魔女の話。下画像右:魔女が白骨体に血肉を付けて蘇り、目を開けた場面。2話目赤ずきんちゃんの大人向け変形版。3話目死体と暮らす色情狂シリアルキラー女性と3人の一家。2話目3話目の良い画像見つかりませんでした)

画像出典左と右:ホラー映画を語る、ジャンのブログ:デッドタイム・ストーリー おとぎ話しは血の匂い / 子供に聞かせられない 残酷!グリム童話。 http://blog.livedoor.jp/jan_mori-mori/archives/53832979.html  閲覧2023/12/10

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S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その11:10作品

2023-05-07 14:47:28 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は10作品を掲載しました。題名左のAAA~Dは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は特記なければ日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋

AAA神経衰弱ぎりぎりの女たち(1989スペイン 監督ペドロ・アルモドバル 原題スペイン語:Mujeres al borde de un ataque de nervios グーグル訳:神経質な攻撃の端にいる女性)

「トッツィー」の父親役、面白い最初のアテレコシーンgoodウイットに富み、シーンが美しい

(下の画像は出演女性たち。ヴェネツィア国際映画祭脚本賞)

画像出典:CINEMORE『神経衰弱ぎりぎりの女たち』ハイヒールとタイトスカートで世界に挑む!鬼才アルモドバルの快作、その魅力に迫るhttps://cinemore.jp/jp/erudition/1492/article_1493_p2.html  (閲覧2023/5/4)

 

AA`ハイヒールEX神経衰弱ぎりぎりの~ (1992スペイン   監督ペドロ・アルモドバル   音楽:坂本龍一  原題: Tacones lejanos グーグル訳:ハイヒール)

非常に速いテンポだが、1つ1つのセリフ、人物に深みがある。映像が美しい。主人公、母共に魅力的で美しいが、母は特にいい全体にからっとした雰囲気が前作と同様にあるため、シリアスなストーリーもつかれずに見れる。それでいて親子の、男女の、夫婦の、女とゲイの愛情を、洒落たセリフによってさりげなく表現しているのが良く。判事がバーで女装になりショーをするシーン、母の唄うシャンソン?がいい

(下の画像はDVD表紙。「あなたがつらい時は私を想って。泣きたい時は私を想って」)

画像出典:アマゾン「ハイヒール」 [DVD] https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AB-DVD-%E3%83%93%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%AB/dp/B078X9H8BG  (閲覧2023/5/4)

 

AAテン(1980米  監督ブレイク・エドワーズ   音楽ヘンリー・マンシーニ   原題:10 )

ストーリー展開、まとまっており、主の小男もユニークな行動で笑わせてくれるまとまり過ぎと言う感じもある。妻の夫に対する愛情はTELのシーン以外は感じられず、イマイチ。しかし主題も明白で、何より、落ち着いて見れるのがポイントだ大人向けさらに一人ひとり人物の感情表現を深く描くとGood。ゲイの友人、ホテルバーテンとの会話もNice。特に音楽、バックのみでなく主の作曲シーンなど魅力的だ。

(下の画像は、中央にユニークな行動で笑わせてくれる主人公(主)、左に主が10点満点中の10点を付けた女性。右は恋人役ジュリー・アンドリュース)

画像出典:映画.com「テン」https://eiga.com/movie/62386/  (閲覧2023/5/5)

 

AA鬼畜キチク(1978日本  監督:野村芳太郎 原作:松本清張 音楽:芥川也寸志)

主人公が情けなく子供がいい岩下志麻が壮絶

(下の画像左は中央に主人公零細印刷所社長(緒形拳)、左に妻(岩下志麻)、右に社長の愛人(小川真由美)。妻には子供ができず、愛人には3人の子供。愛人は子供を社長宅に残して失踪。画像中央左は、そんなに飯を食いたきゃ食べなと岩下が口に米を詰め込む場面、画像中央右は子供が臭いと岩下が洗剤を頭からかける場面。画像右は警察署で、自分を殺そうとした父親(社長)と対面した子供が「よその人だよ、知らないよ。父ちゃんじゃないよ」と繰り返す場面)

画像出典左:連載コラム「銀幕を舞うコトバたち(44)」よその人だよ、知らないよ。 父ちゃんじゃない。https://www.cinemaclassics.jp/news/1789/  (閲覧2023/5/5)    画像出典中左と中右と右:シネマ一刀両断「鬼畜」。右はトリミングしている。https://hukadume7272.hatenablog.com/entry/2019/12/06/071509  (閲覧2023/5/5)

 

A太陽がいっぱい(1960仏伊 監督ルネ・クレマン  原題仏語: Plein Soleil グーグル訳:満天の太陽、ウィキペディア解説訳「お天道様(神様)は全部見ている」(悪事を隠すことはできない)。

ドロン野性的魅力溢れている。荒けずりで、ズルそうな目をしたドロンぞくぞくさせるシーン多い

(下の画像左:野性的魅力溢れるアラン・ドロン、貧しいドロンは自分を見下す金持ちの息子を殺害し金を奪い取ることを実行する。画像右:ズルそうな目も見せるドロン)

画像出典左:太陽がいっぱい[HDリマスター版](字幕版)https://www.amazon.co.jp/-/en/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%B3/dp/B09M2JWLD9  (閲覧2023/5/6)  画像出典右:映画.com太陽がいっぱい https://eiga.com/movie/46470/  (閲覧2023/5/6)

 

B殺人愛好症の男(1992制作米 監督チャールズ・コレル  原題:In the Deep Woods  訳:森の中で)

犯人が最後まで分からなかったのは面白かったが、何故殺したかがイマイチ解らず、人物にも深みがない。常に森での殺害シーンがアイマイなもので、納得しずらい。アンソニー・パーキンスが不気味さを醸し出している

(下の画像はVHSカバー)

画像出典:アマゾン 殺人愛好症の男 [VHS] https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005H6HP/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00005H6HP&linkCode=as2&tag=filmarks-22  (閲覧2023/5/6)

 

C国民の創生』上(第1部)(1915米公開1924日本公開、米作品  監督D・W・グリフィス   原題: The Birth of a Nation  訳:国家の誕生)

スケールの大きさは感動するが、退屈ピアノ伴奏はいい

B国民の創生』下(第2部)(前項と同様)

上に比べるとまだ退屈しない黒人を悪者に、グロテスクな存在に描いている

(下の画像左:スケールの大きな南北戦争場面の一部。画像右:白い布をかぶったKKK(白人至上主義集団)が中央の黒人を捕まえている場面、右の十字はKKKの旗マーク。映画史上最初の長編。無声白黒)

画像出典左:映画|国民の創生 それは最高か最悪か https://cragycloud.com/blog-entry-733.html  (閲覧2023/5/6)   画像出典右:ウィキペディア:国民の創生 (閲覧2023/5/6)

 

C悪魔の受胎(1985英  監督ノーマン・J・ウォーレン  原題: INSEMINOID/HORROR PLANET  訳:インセミノイド/恐怖の星)

前半最悪(退屈)。後半はホラー、スプラッターの要素が存分に出ている。しかし、悪魔の様に恐ろしく変貌していく女隊員の姿は、映画自体の面白さではなく、良くこんな演戯ができるなといった役者自体に対する恐怖に代わっていく。(叫べばいいモノではないと思う)後は、暗くて、人物描写もリアリティーも、ストーリー性も何も無し救いようがないかもしれない。唯一、血と肉がリアルで良かった。

(下の画像左:地球から遠く離れた惑星の調査をしている調査隊員。画像右:惑星の生物に襲われる女性隊員)

画像出典左:映画ナタリー エイリアンの胎児を妊娠すると…SFホラー「悪魔の受胎」国内初BD化  https://natalie.mu/eiga/gallery/news/413688/1524376  (閲覧2023/5/6)  画像出典右:映画.com 悪魔の受胎 https://eiga.com/movie/41977/  (閲覧2023/5/6)

 

Dゾンビ・チャンネル(1987制作米 監督ロバート・スコット  原題: The Video Dead)

面白くない

(下の画像はVHS表紙。テレビの電源が自然に入り、画面からゾンビが次々出てくる)

画像出典:ビデオレンタルカセット館 ゾンビ・チャンネル)http://cassette-kan.com/?pid=79898158  (閲覧2023/5/6)

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S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その10:9作品

2022-10-24 13:04:00 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は9作品を掲載しました。題名左のAAA~Dは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は特記なければ日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋

AAA真夜中のカーボーイ(1969米 監督ジョン・シュレシンジャー 原題Midnight Cowboy)

パーティーの狂った雰囲気、主人公がホフマンを追うシーン、殺人を犯すシーンなどいいシーンで埋められている音楽もNICEで、全てを明らかにせず回想で語らせたりして、幻想シーンを上手く使っている。病気っぽいリコ。無表情で淋しげなJone。リコの死にも涙を流さない主人公、それぞれ個性があって多少センチメンタルではあるが、叙情豊かに描いている。都会の孤独、冷たさ、現実と理想。夢破れ人殺し迄してしまう主人公。現実と一人の青年の心の中をゆっくりと自然に、そして無表情にひかえめに描いていく所がポイントだ電車のシーンで画面構成はキレがあって、新しい。ヨーロッパ映画のような風情がある。

(下の画像左は、いつもカウボーイ姿の主人公Jone(ジョン・ヴォイト)と右にニューヨークのスラム街に住み足が悪いリコ(ダスティン・ホフマン)。画像右は終盤にフロリダに向かうバスの二人、左に病のリコ、右にカウボーイ服を脱ぎ捨てたJone)

画像出典左:BiBi真夜中のカーボーイをネタバレ!映画のあらすじまとめ【ダスティン・ホフマン】https://bibi-star.jp/posts/7659 (閲覧2022/10/21)    画像出典右:勝手に映画批評 真夜中のカーボーイhttps://plaza.rakuten.co.jp/kurosaurs/diary/201211170000/ (閲覧2022/10/21)

 

AA’『めまい(1958米 監督アルフレッド・ヒッチコック 原題Vertigo訳めまい)

キム・ノバク美しい。前半より後半がグー。(キム・ノバクの演じた役も後半の方が魅力的)リアリティー表現の素晴しさ。斬新な場面展開、魅き付ける。心理学的要素と殺人という事実を繋げているところがいい

男と女の愛情、それにおける残酷さと楽しさが理解できる。男のエゴと純粋さ、女の強さがいい

(下の画像左は人妻役キム・ノバク。画像右は高い所だとめまいを起こしてしまう元刑事(ジェームズ・ステュアート)、友人から妻の尾行を頼まれる)

画像出典左:SHP映画めまいhttp://shp.dd5.jp/?p=14328 (閲覧2022/10/21)  画像出典右:【コレ判る?】ヒッチコック『めまい』の秘密・キム・ノヴァク登場シーンhttps://www.youtube.com/watch?v=brCcbfkUNhw (閲覧2022/10/21)

 

AAスローなブギにしてくれ(1981日本 監督 藤田敏八)

画面展開がいい浅野温子が魅力的キャスト全員に味(クセ)がある。特に山崎努、室田日出男、石橋蓮司etcの男くささ、どろどろした感じが、たまらなくいい

(下の画像左は両親が借金取りに追われ、家出を続ける少女役浅野温子。画像中左は左にバーのマスター役室田日出男、右奥に少女浅野温子、化粧をしてバーで働くことになる。右手前は同棲することになる牛丼屋店員役古尾谷雅人。画像中右:少女は野良猫がいると連れてくるので猫だらけになった同棲の部屋。画像右:少女と知り合った、家族に問題を抱える会社社長役山崎努左と刑事役石橋蓮司右)

画像出典左:浅野温子さんのかわいい若い頃と現在http://mamarange.club/?p=351 (閲覧2022/10/22)  画像出典中と右:メランコリア『スローなブギにしてくれ』(1981) https://blog.goo.ne.jp/ska-me-crazy2006/e/17424d3a5812a51381c81294705743aa (閲覧2022/10/22)

 

AAベイビー・ブラッド(1990製作,米仏 監督アラン・ロバック原題Baby Blood)

ユーモアも折り混ぜてスプラッターとしては確かに楽しめる殺人シーンリアルお腹から聞こえる声が可愛くそのセリフ洒落ている妊婦の描写適切。仏人らしく顔面血だらけでも驚かない街の人々が愉快レベル高い女性の男性批判を訴えた映画としても見れる。

(下の画像左:謎の生物が体に入り妊娠した主人公、胎児が血を飲んでくれと主人公に話しかけ、血をくれないならお腹を裂いて出ていくよ、と脅す。主人公は人を殺し、血を飲み血まみれ。胎児は、僕はただ生まれたいだけなんだと。主人公が生まれてどうするのと話しかけると胎児は、進化して人類にとって代わるという。画像右:謎の生物)

画像出典左:ちまつり!スプラッター部 ベイビー・ブラッド[原題:Baby Blood](1990) https://chimasp13.wordpress.com/2013/07/24/baby-blood/(閲覧2022/10/22)  画像出典右:アマゾン。ベイビー・ブラッド [DVD](閲覧2022/10/22)

 

Aこの子の7つのお祝いに(1982日本 監督 増村保造)

杉浦のキスの仕方がいい、また魅力的。その他脇も一流俳優がそろっていたが、ラストがあっけなかった感もある。刑事役小林稔侍、戸浦六宏がいい杉浦と岩下の愛撫シーンもよかった

(下の画像左:七つになった娘に、自分たちを捨てていった夫を必ず復讐するように繰返し教え込む母(吉田今日子)。画像右:総理の座を狙う大臣の秘書の元お手伝いさんが殺され、情報交換をする新聞記者(根津甚八)とルポライター(杉浦直樹)。中央はバーのママ(岩下志麻))

画像出典左:ガエル記「この子の七つのお祝いに」続 https://blog.goo.ne.jp/gaoty888/e/e552b07bc2626e73d9bdacf708af6a6d (閲覧2022/10/22)  画像出典右:この子の七つのお祝いに の映画情報-Yahoo!映画 https://movies.yahoo.co.jp/movie/148274/ (閲覧2022/10/22)

 

Bアンダルシアの犬(1928製作仏。監督ルイス・ブニュエル。共同脚本サルバドール・ダリ。白黒無声映画21?分。原題仏語Un Chien Andalou訳アンダルシアの犬)

気味悪さ欠伸(あくび)の回数のみが頭に残る。キャストらの表情とエロチックな部分はいい。

(下の画像左:カミソリで眼球を切る場面。画像中左;路上の切断された手を人が棒でつつく場面。画像中右:手のひらの穴から蟻が出てくる場面。画像右;蟻が出てくる手を見ている男、ダリが演じていると画像出典元)

画像出典左:映画感想/フライング ホットケーキ アンダルシアの犬/なるほど、よくわからんhttp://www.flying-hotcake.com/2017/10/blog-post_6.html (閲覧2022/10/23) 画像出典中左:ウエブリブログ アンダルシアの犬 (1928) フランスhttps://tetsu-eiga.at.webry.info/201404/article_14.html (閲覧2022/10/23) 画像出典中右と右:デヴィッド・ボウイ 名言集(写真のポーズについて)https://twitter.com/davidbowiebot/status/1259783835056668672 (閲覧2022/10/23)

 

CMASH(1970米 監督ロバート・アルトマンMASH=Mobile Army Surgical Hospital:陸軍移動外科病院)

軽いノリホット・リップスが個性的、あとは退屈

(下の画像左:朝鮮戦争中での悪ガキ軍医3人組。画像中左:まんまと日本行きを獲得してゴルフや芸者遊びに興じる。画像中右と右:女医ホット・リップス(サリー・ケラーマン)。

画像出典左:映画をつづる 『M★A★S★H マッシュ』あらすじ感想。ぎりぎりのブラックコメディhttps://tennimuhou.com/drama/comedy/mash/ (閲覧2022/10/23) 画像出典中左と中右と右:ロマンチックな途中の場面『M★A★S★H マッシュ』http://miyazakirei555.blogspot.com/2013/09/mash.html (閲覧2022/10/23)

Cヘルゲイト(1989製作米 監督ウィリアム・A・レヴィ 原題HELLGATE訳地獄の門)

つまらない

(下の画像はVHSヘルゲイトのカバー)

画像出典:ホラーシアター「ヘルゲイト」ゾンビ・ホラーhttps://horrortheater.net/zombie/hellgate/ (閲覧2022/10/23)

 

Dフロム・ザ・ダークサイド闇(1990製作米 監督マイケル・ゴーニック他 原題Tales from the Darkside: The Movie訳ダークサイドの物語:劇場版)

余り面白くない

(下の画像はDVDフロム・ザ・ダークサイドの表紙)

画像出典:アマゾン フロム・ザ・ダークサイド 3つの闇の物語 デジタル・リマスター版 [DVD]  (閲覧2022/10/23)

以上です。

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S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その9:8作品

2022-03-02 18:37:00 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は8作品を掲載しました。題名左のAAA~Cは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋。

AAAアタメ』(1991スペイン、監督ペルモ・アルモドベル原題:¡Átame!:スペイン語グーグル訳「私を縛る」)

発想が新鮮。後半のSEXシーン生々しく赤裸々。暴漢がスペイン人っぽく、おちゃめ。その奔放さ、暗さがなく、画面が美しい。セリフ回し、ウイットが効いていており、BGMも良い。軽く、スピーディなテンポではあるがテーマ明確、深みもある。感情、情熱を惜しげもなくぶつけ合う所がいい。

新しい感覚。最初、B級ホラー撮影シーン時で、ホラー的なサントラを使い、男が女優の部屋に入るとき、タンゴチックな曲を流す辺りが、センスの良さを感じさせる

(下の画像は、男が女優の部屋に入り監禁状態にして、外出時に逃げられないように縛っている場面)

画像出典:アタメ 私をしばって!キュートなバンデラスは、如何ですか?https://ameblo.jp/hirop-1001/entry-10046488047.html (閲覧2022/3/1)

AA或る夜の出来事』(1934米 監督フランク・キャプラ原題It Happened One Nightグーグル訳「それはある夜の出来事でした」)

ゲーブル、父親、魅力的、人の姿も良心的に描いている。ゲーブルと女のセリフのかけ合い、ボケとツッコミ、平凡なストーリーだが、温かみのある作品。現実的で強い男を描くならゲーブルだ

(下の画像左は、左に父親の監禁状態から逃げ出し長距離夜行バスに乗り込んだ女、右に失業したばかりの新聞記者役クラーク・ゲーブル、偶然隣の席に。画像右は若い頃のクラーク・ゲーブル)

画像出典左: 映画『或る夜の出来事』1934年製作ラブ・コメディーの古典/詳しいストーリー・あらすじ・出演者 https://www.reviewanrose.tokyo/article/452446397.html (閲覧2022/3/1)      画像出典右: うつくしいもの。クラーク・ゲーブル、大好きなこの方 https://ameblo.jp/dolly44/entry-11739013888.html (閲覧2022/3/1)

AA田舎の日曜日』(1985仏 監督ベルトラン・タヴェルニエ原題:Un dimanche à la campagne仏語グーグル訳「田舎の日曜日」

穏やかで、美し過ぎる程の映画。セリフ回しのセンスが光る

(下の画像左は、背景となった美しい陽光初秋のパリ郊外。画像右は、いつもは左から3番目の老画家と右端の家政婦だけだが、日曜日に老画家の子供や孫が訪ねてきた)

画像出典左と右:田舎の日曜日('84)ベルトラン・タヴェルニエ<老境の光と影――慈父が戦士に化ける瞬間(とき)>https://zilge.blogspot.com/2008/11/blog-post_08.html (閲覧2022/3/1)

A’『大脱走』(1963米 監督ジョン・スタージェス原題: The Great Escapeグーグル訳「大脱走」)

BGMが有名。有名な役者が多数出演。単純なストーリーながら、男達の友情がすがすがしく魅力的な、1人1人のキャストにより最後迄退屈せずに見せて呉れる。

(下の画像左は、出演者たち。第2次大戦ナチスドイツの捕虜収容所に入れられて、何回も脱出を試みる捕虜たち。画像右は何とか収容所脱出に成功した捕虜たちの一人(スティーブ・マックイーン)はオートバイを奪いスイス国境へ向かう。追手が迫る)

画像出典左:名作映画『大脱走』(1963)の魅力を豪華キャストと併せて解説!!【あらすじ、感想、ネタバレあり】https://minority-hero.com/cinema_review/THE+GREAT+ESCAPE/2752/  (閲覧2022/3/1)  画像出典右:「大脱走」(後編)──あの映画をもう一度https://www.gqjapan.jp/culture/movie/20131011/my-favorite-movie-126  (閲覧2022/3/1)

ASEXと嘘とビデオテープ』(1989監督スティーヴン・ソダーバーグ原題Sex, Lies and Videotape)

センスのある画面、物語展開。マクダウエルJスペンダー魅力的。夫がビデオテープを観るシーン、ビデオにSEX観を語り撮るシーン、なかなか新鮮。

(下の画像左は左端に夫、その右が妻、後ろの立っているのが妻の妹、右端が夫の旧友役のマクダウエルJスペンダー。画像右は夫の旧友役のマクダウエルJスペンダー)

画像出典左:シネマトゥデイ『セックスと嘘とビデオテープ』続編が始動 https://www.cinematoday.jp/news/N0120448 (閲覧2022/3/2) 画像出典右:暗闇の中に世界がある ーこの映画を観ずして死ねるか!―セックスと嘘とビデオテープhttp://blog.livedoor.jp/sinumadeni-mitaieiga/archives/19424839.html  (閲覧2022/3/2)

B恐怖の報酬』(1954監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー原題Le Salaire de la peurグーグル訳仏語「恐怖の賃金」)

モンタン、強く、残酷でイイ人間の本性(質)を悲しくも、あからさまに描いていて、厳しいがリアリティーのあるいい作品。喜びを味わいながら運転して事故るシーンは効果的。

(下の画像左は液体ニトログリセリン(ダイナマイト原料)をポリタンクに入れ荷台に乗せて走るトラック。ニトログリセリンは1滴床に落としても液体は爆発する。画像右は2台のトラックそれぞれ2人ずつ4人の運転手、左端がイブ・モンタン。山の石油掘削井戸で激しい火災が発生、ニトログリセリンの爆発力で消す以外にないとして、麓の小さな貧困の町から火災現場へニトログリセリンを運ぶ運転手が募集され、仕事にあり付くべく多くの人が応募し4人に絞られた。ニコニコ動画恐怖の報酬https://www.nicovideo.jp/watch/sm39596003 全編を見ることができます。1978年公開リメイク同名作品は別の監督)

画像出典左:Augustrait「恐怖の報酬」アンリ・ジョルジュ・クルーゾーhttps://blog.goo.ne.jp/augustrait/e/269378d59481c8da9b310c190ef88aab (閲覧2022/3/2) 画像出典右:映画「恐怖の報酬」(1952) 監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー (閲覧2022/3/2)

Bデモンズ』(1986監督ランベルト・バーヴァ原題Dèmoniグーグル訳伊語「悪魔」)

不気味さはハイレベルスプラッターとしてはイマイチ。オーソドックスホラー。退屈といえば退屈

(下の画像左中右、デモンズ化していく人たち。不気味さはハイレベル)

画像出典左:ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋【MOVIE】 デモンズhttp://neneko1124.blog.fc2.com/blog-entry-3865.html?sp (閲覧2022/3/2) 画像出典中と右:世界のホラー・ショー with 格闘映画博物館本日の映画 『デモンズ』http://kkaiki0710.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-4c52.html (閲覧2022/3/2)

Cオペラ座 血の喝采』(1989監督ダリオ・アルジェント原題Opera)

気味は悪いが、勢いは良い

(下の画像左、イタリアミラノのスカラ座で呪われたオペラ「マクベス」を歌う主人公。主人公には次々と恐怖が襲い掛かる。画像中と右、周囲の人も次々殺される)

画像出典左:Horror好きが行く!オペラ座 血の喝采(1988年 イタリア)https://yukiyamama.hatenablog.com/entry/2016/09/05/171541 (閲覧2022/3/2)  画像出典中:おすすめ映画.comオペラ座 血の喝采 (ネタバレ) http://www.osusumeeiga.com/OPERA (閲覧2022/3/2)  画像出典右:オペラ座 血の喝采 完全版https://eclipse-movie.co.jp/title/terrorattheopera.html (閲覧2022/3/2)

以上です。

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