横浜映画サークル

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F.Iの映画鑑賞ノートから(その2):7作品

2019-04-13 15:01:43 | F.Iの記事コーナー

映画鑑賞大学ノートが6冊になりました。その中から今回は7作品を掲載しました。題名左のAA~Cは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。以下ノート抜粋。

AA’シベールの日曜(1963仏 監督セルジュ・ブールギニョン)

バロック音楽がいい。最後の曲の入れ方、タイミングがいい。子供の描写の生き生きとしている点。フランソワーズの大人びた口調。大人と子供の世界自然の描写が美しいシベールといる時、ピエールが子供の様になるのも面白い(ピエールの子供の様な走り方)

(下の画像左:左に空軍パイロットで、戦場で少女を殺害したと思い込み記憶喪失の病を持つピエールと、右に天涯孤独で修道院で育てられている少女フランソワーズ(シベール)。日曜日だけ会う2人。画像右は少女フランソワーズ、本当の名前はシベールと言うのとピエールに話す)

 

画像出典左:「良い映画」に関するアイデアを見てみましょう2019年2月https://www.pinterest.jp/pin/416020084327810417/ (閲覧2019/4/11)  画像出典右:登院実習中、泣きだす子供の顔を見ていて、ふとある映画を思い出した「シベールの日曜日」だ。http://tulip-kimkim2.jugem.jp/?eid=279 (閲覧2019/4/11)

Aグッドモーニング・バビロン!(伊仏米1987 監督タヴィアーニ兄弟)

場面が美しい、様々な要素が画面に含まれている(一通りではない)。兄弟が可愛い。わざとらしい笑いはない、が充分楽しませてくれる

(下の画像左:イタリア、トスカーナ地方で聖堂の建築修復を営む家に生まれた兄弟が、仕事がなくアメリカへ仕事を探しに行き、ハリウッド映画「イントレランス」の古代都市バビロンの建築を再現するセットの仕事を得る。映画のエキストラの女性二人と結婚することになり、画像はその結婚場面。兄弟はこの後第1次世界大戦に従軍し、イタリア軍と米軍に分かれて戦う運命になる。画像右は実際の映画「イントレランス」(1916米公開監督グリフィス)の古代都市バビロン。この場面の細かいのは人。石造建築を含む巨大なセットだったことが分かる)

  

画像出典左:戦争映画アーカイブス 平和を考えるための映画集グッドモーニング・バビロン!http://warfilms4peace.com/movie/101 (閲覧2019/4/11)  画像出典右:ウィキペディア「イントレランス」 (閲覧2019/4/11)

AAマリリンとアインシュタイン(1985英製作 監督ニコラス・ローグ 原題Insignificance直訳:些細なこと)

1つ1つのシーンが美しい。マリリン役の人綺麗。ハイテンションのSAXフォンがとても良く、全体的に音楽が素敵マリリン・モンローをよく表現していていい。

(下の画像は右にマリリン・モンロー役のテレサ・ラッセル。左にアインシュタイン役のマイケル・エミル)

 

画像出典:映画系情報派。マリリン・モンローを演じた名女優たちhttp://monochecker.blogspot.com/2012/12/blog-post_7706.html (閲覧2019/4/11)

Cクリープス(1987米監督フレッド・デッカー原題Night of the Creeps 直訳ナメクジの夜)

年老いた刑事、男2人と友人がいい(爽やか)。オーブンの前で刑事が行ったり来たりするシーンOK。スプラッタシーン(残虐シーン)多し。ユニークなシーンも続出

(下の画像左:年老いた刑事役トム・アトキンス。画像中は謎のナメクジ状生物クリープスは火に弱いことを知り、トーチの火を用意している男女。クリープスは脳に寄生し、頭部が割れて飛び出してくる。画像右はクリープスに寄生された犠牲者、額が割れ始めている。SFホラー作品)

  

画像出典左:CINENOTE クリープスhttps://cinenote.link/1987/night-of-the-creeps/ (閲覧2019/4/12) 画像出典中:映画をつなげて観るブログ2017年07月03日カテゴリマニアックを観ている『クリープス』 http://blog.livedoor.jp/hktsunagetemiru/archives/50318076.html (閲覧2019/4/12) 画像出典右:クリープス http://mondogore.s335.xrea.com/nocleeps.html (閲覧2019/4/12)

A主婦マリーのしたこと(1990仏 監督クロード・シャブロル 原題Une affaire de femmes 直訳:女たちの物語)

主人公の姿の変化が凄い。男の勝手さが目立つ。『裁かれるジャンヌ』(1929仏)を思い起こすラストシーン。マリー1人を処刑にしてコトを納めるのではなく、子供を堕ろした女達、又、そういう女にしてしまった社会全体を問題にすべきだ。マリーの強さ魅力的、男(夫)の悲しさ、傲慢さ、(恋人)子供の表情

(下の画像左は2人の子供を育てているマリーの姿。画像中は終盤のマリー、姿の変化が凄い。画像右はマリーがフランス史上最後のギロチン処刑となった場面。第2次大戦中の事実を基にした作品)

  

AA’理由なき反抗(1956米 監督ニコラス・レイ原題:Rebel Without a Cause)

ディーンの魅力、存分。最初に使われる曲。OK。少年期における現実に対する反抗、甘さ、それが普通嫌らしいはずが、そう見せない良さがある。誰にでも憶えがある、若さゆえの輝きと、同時に利己的な部分も見せる。そこにこの映画のリアリティあふれる魅力が、隙間見える。

(下の画像左はジェームズ・ディーン扮する主人公ジム。画像右は天文台の屋上でのナイフ決闘シーン、左の白のワイシャツ姿が主人公ジム)

 

画像出典左:fanpop THE JAMES DEAN CLUBhttp://www.fanpop.com/clubs/james-dean/images/30567070/title/rebel-without-cause-photo (閲覧2019/4/12) 画像出典右:映画備忘録【1044】 ○ ニコラス・レイ 「理由なき反抗」青春映画の原点とされる作品 http://hurec.bz/mt/archives/2008/11/1044_195604.html (閲覧2019/4/12)

Bゴダールのマリア(1986仏英スイス 監督J.L.・ゴダールとA.M.・ミエヴィル夫妻? 原題:仏語 Le livre de Marie直訳「マリアの本」とJe vous salue, Marie直訳「こんにちは、マリア」の2部構成)

1つ1つのシーンが美しい、子供の表情、豊かな、感情表現がいい。(曲に合わせて踊る、父とのシーン)写真のような場面構成。

(下の画像左は1部の母に抱かれる主人公11歳のマリア役レベッカ・ハンプトン。両親は離婚しマリアは時々父のところへ行く。画像中と右は2部のマリア役ミリアム・ルーセル。聖母マリアの処女受胎の様に妊娠する)

  

画像出典左:映画ナタリー「ゴダールのマリア」初Blu-ray化、特典に「ウディ・アレン会見レポート」2016年5月28日 https://natalie.mu/eiga/news/188339 (閲覧2019/4/13) 画像出典中:ペンブロ【ジャン=リュック・ゴダール監督】難解じゃない作品厳選5作! https://penguins-blog.com/jean-luc-godard/ (閲覧2019/4/13) 画像出典左:Filmarks映画ゴダールのマリア https://filmarks.com/movies/37127 (閲覧2019/4/13)

以上F.Iでした。

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