横浜映画サークル

サークルメンバーの交流ブログです。

メンバーの鑑賞感想や映画情報など気軽に記述しています。

メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)

2019-01-25 13:11:55 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)の続きです。

Uさん

後半はあまり印象的な作品はなかったのですが、以下の1件が良かったです。  

ボヘミアン・ラプソティ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

この作品はロックバンド「クイーン」のボーカリストのフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック役)の半生を描いた映画。昨年世界的なヒットとなり、日本でも多くの観客を集めている映画です。昨年末時点で、日本国内で封切られた音楽・ミュージカル映画の中では歴代2位になるそうです。私が見た時には、クイーン世代の年配の人よりも若い人で席が満員になっていたのは意外でしたが、最後の場面で納得しました。映画では、1970年代にロンドンで、3人の仲間と新生バンド(後にクイーンと改名)を結成するところから始まります。この時のメンバーは、ボーカリストのフレディ・マーキュリー、ギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラー、ベーシストのジョン・ディーコンの4人です。クイーンの曲は世界に受け入れられ、爆発的にヒット曲を出して観客を伸ばしていきます。映画では、フレディが恋人、両親、プロデユーサー等とのトラブルで傷つき、「セクシャリテー」であるために悩みを抱えながら葛藤していく姿が描かれていきます。

私はいままで、音楽・ミュージカル映画は興味がなかったので、この映画は、たまたま入った映画館で観た久しぶりの音楽・ミュージカル映画でした。しかし、自身が映画に引き込まれていき、素直な感動を得ることができました。1970年前後、私はビートルズやカーペンターズの音楽は聞いていましたが、クイーンの音楽はそのころほとんど聞いていませんでした。しかし、この映画で演奏される音楽はどれも素晴らしいものでした。とくに、(そのように後半の盛り上げをもっていく手法だとわかっていても、)最後の「ライブ・エイド」のシーンでは胸が熱くなる感動が沸き起こるのでした。

私が観たのは川崎チネチッタでしたが、映画館での臨場感ある映像と音響が一層効果的です。この感動はDVDでは体験できないでしょう。

米国やブラジルでは映画のラストで、観客が立ち上がって合唱したり、ペンライトを降って歌ったりしたそうですが、その気持ちになれる映画です。音楽・ミュージカル映画の好きな人にはぜひ体験してほし映画です。

(下の画像左は最後の「ライブ・エイド」のシーン。画像右は「ライブ・エイド」のシーンでペンライトを振る観客、日本の映画館のもの)

 

画像出典左:映画ランド『ボヘミアン・ラプソディ』2週連続No.1、前週比110%で驚異の動員スピード記録https://eigaland.com/topics/?p=90441 (閲覧2018/1/25)  画像出典右:Park blog徹底解説!応援上映も大盛況の映画『ボヘミアン・ラプソディ』とクイーンの楽曲は、なぜこんなにも人の心に響くのか?http://jafmate.jp/blog/car-life/181211-10.html (閲覧2018/1/25)

 

H.Eさん

1 『止められるか、俺たちを』(2018日本 監督 白石和彌)

2012年に逝去した若松孝二監督が設立した若松プロ再始動第1作。1969年を時代背景に若松プロの門をたたいた助監督吉積めぐみの目を通し、時代や彼らの生き様を描いた青春群像劇。若松孝二を井浦新 吉積めぐみを門脇麦が演じる。門脇麦 名前は知っていたけど、初めて見た。存在感のある「映画」の女優さんだと思った

(下の画像左は撮影場面、手前左に吉積めぐみ役門脇麦、中央に若松孝二監督役井浦新。若松孝二は当時「ピンク映画の黒澤明」と形容され、若松プロの男たちは映画つくりに夢中で、がむしゃらに進む、止められない。その中に吉積めぐみは飛び込んだ。画像右は実際の1969年の撮影風景、左のサングラスをかけているのが若松孝二、その後ろにわずかに顔を出しているのが吉積めぐみ)

画像出典左:cinefil映画が時代とともに駆け抜けていたc2018若松プロダクションhttp://cinefil.tokyo/_ct/17157366 (閲覧2019/1/30) 画像出典右:CINERA.NET門脇麦&井浦新が映画作りに青春懸ける 『止められるか、俺たちを』特報1969年撮影 ©2018若松プロダクションhttps://www.cinra.net/news/gallery/143686/1 (閲覧2019/1/30)

2 『こども食堂にて』(2018日本 監督 佐野翔音)

 「こども食堂」を舞台に児童虐待、里親など その環境の中で育つ子どもたち、懸命に生きる母親たち、子どもたちを支えようとする大人たちを描く。ひとつの大きなテーマとして里親を取り上げている。

映画製作チームsunshineは子どもたちの社会的養育をテーマに作品を手がけているそう。こども食堂、児童虐待、児童相談所の疲弊、里親等の実態を役者の言葉で丁寧に伝えようとしている。いわゆる「映画」という感じはあまりしないけれど思いは伝わってきた。たまたま横浜シネマリンでチラシを見て作品、上映を知る。なかなか目にふれない映画だと思うのでラッキーだった

(下の画像左は里親と実親の間の葛藤や児童虐待が係わってくる子ども食堂の場面。エプロン姿がこども食堂を主催する役の平田友子。その右に学生ボランティア役の本下はの(もとした はの)。学生ボランティアは母親の虐待から保護施設に逃げた過去を持つ。画像中は左側に子ども食堂を利用する小学生、腕にあざなど虐待の痕を持つ。右側が学生ボランティア役本下はの。画像右は実際の東京都狛江市の子ども食堂の様子。バイキング形式で、自分が食べたい分だけ取っていく。子ども食堂は地域の人や学生ボランティアティアが中心になって、食事や温かな団らんを提供す場として2010年代頃より日本各地で急増している)

画像出典左:映画『子ども食堂にて』2018年9月29日より劇場公開https://kodomosyokudo-nite.jimdo.com/ (閲覧2019/1/29) 画像出典中:映画「こども食堂にて」佐野翔音監督 絶望から抜け出すためにhttps://www.sankei.com/entertainments/news/180330/ent1803300003-n1.html (閲覧2019/1/29) 画像出典右:調布経済新聞「狛江で新たに子ども食堂 高齢者向け会食に実績・ボランティア団体が主導」https://chofu.keizai.biz/headline/2139/ (閲覧2019/1/29) 子ども食堂急増の情報元:ウィキペディア『子ども食堂』(閲覧2019/1/29)

3 『日日是好日』(2018日本 監督 大森立嗣)

茶道教室に通った約25年について記した森下典子の自伝的エッセイを映画化した。「私、最近思うんですよ、こうして毎年、同じことが幸せなんだって」と武田先生が言う…実感として心に響く言葉だった。

平成29年の神奈川文化賞を受けた樹木希林さんの授賞式に伺う機会を得、その時希林さんが親族のお宅でお茶の映画を撮っていると話していたのを思い出す。ただ者ではない樹木希林さんだった。

(下の画像左は笑顔で話す武田先生(樹木希林)。画像右は、授賞式での、ただ者ではない樹木希林さん。賞は学術、芸術、芸能分野各一人、芸能で樹木希林さん)

 

画像出典左:とりま芸能速報【樹木希林】出演【日日是好日】好発進!乃木坂ファンも見るべき理由とは?https://torigei.com/geisoku/hibikorekouzitsu-nogizaka/ (閲覧2019/1/30) 画像出典右:神奈川県HP 写真で見る!「黒岩日記」  2017年11月3日http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/chiji/p1189161.html (閲覧2019/1/30)

 

Mさん

カメラを止めるな!』(2018日本 監督 上田慎一郎)

前評判もあり、話の内容が刷り込まれない内に観たおかげで、すっかり騙されました。特にこのような作品は素直に疑い深くなく鑑賞するのが良いと思います。撮影現場の面白さ満天です。

(下の画像はゾンビ映画の撮影現場に本物のゾンビが現れる。監督は「カメラを止めるな」と叫ぶ)

画像出典:映画ランド『カメラを止めるな!』DVD発売記念、本編を24時間限定で無料配信https://eigaland.com/topics/?p=90007 (閲覧2019/1/31)

ボヘミアン・ラプソティ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

この時期に音楽関係の作品『アリ/スター誕生』、『ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜』を立て続けに鑑賞。音楽、映像を十分に楽しめるにはIMAXがおススメです。当時はあまり好きになれないグループでしたが今ではあの雰囲気も理解出来るようになりました

(下の画像は当時の1975年初来日のクイーンの4人、右端がボーカルのフレディ・マーキュリー、その左の背が高いのがギターのブライアン・メイ、その左の帽子をかぶっているのがドラムのロジャー・テイラー、左端の白い服を着ているのがベースのジョン・ディーコン、背景後ろの鉄骨は東京タワー、4人はここでお点前(抹茶)を味わった。ウィキペディア『クイーン』によれば全員が作詞作曲を行い、ギターやピアノやシンセサイザーを演奏できるとのこと、レベルの高いグループですね)

画像出典:エンタメ(18368/170182) 映画『ボヘミアン・ラプソディ』 女性客が多い理由を分析(NEWSポストセブン) https://news.goo.ne.jp/picture/entertainment/postseven-824077.html (閲覧2019/1/31)

来る』(2018日本  監督 中島哲也)

残酷さ、怖さ満点です。「え、もうこの人が」と意外性があり、楽しめました。ネタバレのおそれがあり、多くを語りませんがある方の『マスカレード・ホテルとの比較も面白いと思います

(下の画像左、子供と母(黒木華)のところに“あれ”が来る。画像中、オカルトライター(岡田准一)のところに“あれ”が来る。画像右、霊媒師姉妹(松たか子、小松菜奈)のところに“あれ”が来る。部屋は血だらけ)

  

画像出典左:Miyakawa Blog邦画ホラー「来る」はおすすめ!新機軸のホラーエンターテインメントhttps://miyakawa.me/2018/12/16/5511/ (閲覧2019/1/31) 画像出典中:MovieWalker名前を呼べない“あれ”に1人残らず恐怖する!『来る』予告映像が解禁https://movie.walkerplus.com/news/article/164209/ (閲覧2019/1/31) 画像出典右:映画ナタリー、鬼才監督が手がける“最恐エンタテインメント”https://natalie.mu/eiga/pp/kuru-movie (閲覧2019/1/31)

以上です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)

2019-01-22 20:35:16 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーからメールで頂いた2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品は次の通りです。作品西暦は日本公開年度です。メンバーが2018年後半に観たもので公開年度や劇場で観たかに拘っていません。TVやレンタルBDなどを含めて選んでいます。 

O.Aさん 

響 HIBIKI(2018日本、監督:月川翔 主演:平手友梨奈) 

同名漫画の映画化。原作未読の上、主演の平手友梨奈のことも良くしらず鑑賞したが、とても面白かった。 15歳の天才小説家が芥川賞と直木賞のダブルノミネートされる。その小説のタイトルが『お伽の庭』という読者の全てが絶賛するこの小説の詳細には全く触れていないが兎に角すごい小説で果たしてこの小説が芥川賞と直木賞を受賞するのか?実際には、芥川賞と直木賞に同一小説が候補になることがないので完全なフィクションであるが、そんなことが全く気にならない。ラストも気の利いた終わり方がグッド。 

(下の画像左は小説家を目指す高校文芸部の主人公15歳の響役を演じる「欅坂46」センターのことが多い平手友梨奈。画像右は文芸雑誌の編集者役の北川景子) 

 画像出典左:(c)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (c)柳本光晴 / 小学館。平手友梨奈主演映画「響 -HIBIKI-」対峙する執念の小説家に小栗旬2018年6月5日https://natalie.mu/music/news/285261 (閲覧2019/1/5) 画像出典右:C)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (C)柳本光晴/小学館。注目映画紹介:「響 -HIBIKI-」欅坂46・平手友梨奈が初主演 圧倒的才能の女子高生作家が乗り移る2018年09月13日https://mainichikirei.jp/photo/20180913 (閲覧2019/1/5)

教誨師(2018日本、監督:佐向大 主演:大杉漣)

今年の2月に急死された大杉漣の主演作6人の死刑囚と接見する教誨(きょうかい)師の物語。舞台は刑務所内で進行し、全てが会話劇であるが、6人の死刑因のキャラクターの描き分けが素晴らしく全く飽きさせない。大杉漣が受けの芝居に徹しているのも見どころ。6人のうち1人に死刑が確定しているが誰であるかは観客も教誨師も知らないことがミステリーにもなっている。その教誨師自体も実は・・・。画面がスタンダードサイズ(4:3)からワイドサイズ(16:9)に切り替わる演出も秀逸。

(下の画像左は教誨師役の大杉漣、その右は教誨師の接見を受ける6人の死刑囚左から順に①心を開かない無口な男②気のいいヤクザの組長③自己中心的な若者④おしゃべりな関西の中年女⑤お人好しのホームレス⑥家族思いで気の弱い父親)

画像出典いずれも:『教誨師』 ©「教誨師」members。CINRA.NET大杉漣の最後の主演映画『教誨師』に草彅剛、天海祐希、黒沢清がコメント2018/10/04https://www.cinra.net/news/gallery/147190/3/ (閲覧2019/1/5)

 

Aさん

今回は劇場公開から2本、ブルーレイ鑑賞から1本を選んだ。

●『日日是好日』(2018日本 監督・脚本:大森立嗣(たつし))

エッセイスト森下典子の原作を、俳優大森南朋の兄でもあり「さよなら渓谷」などを監督した大森立嗣が脚本・監督した。私は原作を読んでいないのだが、この繊細で感性豊かな脚本と監督の力量に敬服した。黒木華演じる若い女性が、ふとしたきっかけで茶道教室に通うことになる。あまり乗り気でなかったにもかかわらず長続きし、やがて生活に人生に欠かせないものになっていく。その理由は樹木希林演ずる先生の柔らかな存在であり、禅語である「日日是好日」(毎日を大切に生きる)という茶道の心に、季節の変化を通して次第に気付かされていったからだろう

私は主人公が先生の家でお茶のお稽古をしていたある日、雨の音の美しさ、逆説的な静けさに気付くシーンがとても好きだ。私は昔お茶を習っていたが長続きしなかった。だが、一時体調を崩していた時に、これと同じような心境に達したことがある。お茶のことがわかっていてもわからなくても、いつまでもその世界に浸っていたくなるような、優しさと癒しに満ちた作品である。

(下の画像は右に庭を見ている茶道教室の先生役樹木希林、真中に生徒役黒木華、左に黒木と一緒に茶道を習う、いとこ役多部未華子。後ろが茶道教室の部屋。庭では自然の変化が味わえる)

 

画像出典:樹木希林さんのセリフが染みる…『日日是好日』に感動の声2018年10月17日https://www.cinematoday.jp/news/N0104279 (閲覧2019/1/20)

●『ボヘミアン・ラプソディ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

「ボヘミアン・ラプソディ」などの楽曲で有名なロックグループ「クイーン」の伝記映画45歳でエイズが原因で亡くなったヴォーカルのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた作りになっている。インド系移民でそのルーツに苦しんだフレディが、スターダムにのし上がっていく過程を丁寧に描いている。才能に満ちたエネルギッシュな生と悩み多きバイセクシャルな性を、主演のラミ・マレックが好演していて見応えがあった。

本筋とは違うが、ゲイであることを告白した後、理解者であり恋人だった女性と別れてもすぐそばに暮らし、彼女に向けて窓際で電灯をつけたり消したりするシーンに何とも言えない切なさを感じた。映画はライブエイドのシーンで終わり、ストーリーとしては筋追い的な感も否めないが、音楽の力と、ラミ・マレックのフレディに成り切った凄みのある演技に圧倒された。

(下の画像左はラストのコンサート[ライブ・エイド]の観衆に応えるクイーンの4人の場面。画像右の左側は実際のコンサートでのフレディ・マーキュリー、その右はフレディに成り切った凄みのある演技をするラミ・マレック。そっくりですね)

 

画像出典左:映画.comボヘミアン・ラプソディhttps://eiga.com/movie/89230/ (閲覧2019/1/20)  画像出典右:BIRKENHEAD ERKY『ボヘミアン・ラプソディ』主演のラミ・マレック、フレディへの想いを語る。https://blogs.yahoo.co.jp/erky_perky_fly/16425722.html (閲覧2019/1/20)

●『アメリカン・ビューティ』(1999米国2000日本公開 監督サム・メンデス 原題:American Beauty)

娘の同級生に恋する中年の男。その妻は不倫をし、娘は親と理解しあえない。アメリカの平凡な家族が抱える問題を描き、前半は昔の日本のドラマ「岸辺のアルバム」みたいだと思っていたら、段々コメディタッチになり、後半徐々にミステリー色が濃くなっていって、ラスト15分、一気にサスペンス風の展開になり思いもよらない衝撃的な幕切れとなる。この一筋縄ではいかない演出が出色だと思った。風に舞うビニール袋の映像が象徴するような、危うい重みの無い現代アメリカの中流家庭像。その崩壊の過程の表現が見事である。

(下の画像左は娘の同級生に恋する中年男役のケヴィン・スペイシー。アメリカン・ビューティとは真赤な花が咲くバラ科の名前。画像中は中年男が恋をした娘の高校同級生役ミーナ・スヴァーリ。画像右は中年男の妻役アネット・ベニングが垣根のアメリカン・ビューティを摘んでいる場面。アメリカン・ビューティは大変美しい花ですが目に見えない根っこから腐敗させていく傾向がある)

画像出典左:素晴らしきかな、映画人生!『アメリカン・ビューティ』幸福か不幸か?http://popclt.com/movies/movies-a/1722/ (閲覧2019/1/21)  画像出典中:TOKYODRIVE https://www.tokyodrive.tv/page/99/ (閲覧2019/1/21)  画像出典右:ミドルエッジ 娘の親友に恋してしまう!?1999年映画「アメリカン・ビューティ」画像元出典 ameblo.jp:https://middle-edge.jp/articles/JltVE (閲覧2019/1/21)  花アメリカン・ビューティの情報:映画『アメリカン・ビューティ』のあらすじからネタバレまでとことん紹介。https://ciatr.jp/topics/249957 (閲覧2019/1/21)

 

Nさん

印象に残った映画2本です。

1、『あん』(2015日本、監督河瀨直美)

樹木希林さん主演、DVD で鑑賞。過去に会員のお二人が良かった映画にあげた作品です。

(下の画像左は主人公が大好きな桜の花の前にいる場面の樹木希林。画像右はハンセン病で主人公と同じ療養所で長い間互いを支え合い、主人公が使っていたあんを作る道具を大事にしていた友人役の市原悦子。後ろにいるのは、どら焼き屋主人役の永瀬正敏。永瀬は療養所を訪問した時に主人公がどんな生活をしてきたかを友人役市原悦子の話を聞いて知ることになる。俳優市原悦子さんは2019/1/12に82歳で永眠されました)

 

画像出典左:映画ナタリー、樹木希林の主演作「あん」BS朝日で明日放送2018年10月19日https://natalie.mu/eiga/news/304438 (閲覧2019/1/20) 画像出典右:イントロダクション、監督・河瀨直美×原作・ドリアン助川http://an-movie.com/intro/ (閲覧2019/1/20)

2、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

 Queen の絶頂期には、ロックを進んで聴くことがなかったですが、曲はヒットしているので馴染んでました。映画を見てあらためて彼らの音楽の力強さを感じました

(下の画像左はクイーン役を演じる4人、画像右は実際のクイーン4人。右から2人目が主人公のボーカルのフレディ・マーキュリー。左端の髪が長いのがギターのブライアン・メイで天文物理学博士でもある。ブライアン・メイはモデルのローラさんや沖縄出身タレントのりゅうちぇるさんらが呼び掛けている米政府への沖縄「辺野古埋立停止」署名に署名したと表明し、署名を呼び掛けた。この署名はクイーンがどんなグループかを知る参考になるのではないでしょうか)

画像出典左:Bohemian Rhapsody 2018/11/18 (日)DIARY http://blog.rackas.net/2018/11/18/ (閲覧2019/1/20) 画像出典右:amass、BURRN!誌史上初のクイーン巻頭大特集、ブライアン・メイ独占インタビューも2018/12/06 16:14 http://amass.jp/113981/ (閲覧2019/1/20) ブライアン・メイの情報元:「緊急!! 緊急!! 」Queenのブライアン・メイさんも呼び掛け 辺野古の工事停止求める署名:2019年1月7日10:08:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/368171 (閲覧2019/1/20)

 

F.Iさん

1本ご紹介します。『ヴァイブレータ』(2003日本 監督:廣木隆一)

寺島しのぶが過食症のフリーライターの役で大森南朋が、中学中退のトラックドライバーの役なんですが、コンビニで出会って一緒に何日間か、トラックのなかで過ごすロードムービーです。大森の刷れてはいるが優しい雰囲気が魅力

(下の画像左はコンビニで偶然出会った2人が乗るトラック。画像中は食堂で食事をする2人。画像右は中学中退トラックドライバー役大森南朋とフリーライター役の寺島しのぶ)

画像出典左:映画『ヴァイブレータ』感想や考察~懐かしい孤独~ https://recommendmovie.com/vibrator-1026 (閲覧2019/1/22) 画像出典中:#ヴァイブレータ photos & videos https://www.imgrumweb.com/hashtag (閲覧2019/1/22) 画像出典右:トラック野郎とかあったよねhttp://fulviafh.blog32.fc2.com/blog-date-20091120.html (閲覧2019/1/22)

 

F.Mさん

*印象的な映画:今回、気づけば実話を基にし、生死に関わる3本になりました。

1生きてこそ(1993米国、監督フランク・マーシャル、原題Alive)

1972年に起きた旅客機墜落事故を元にしたドキメンタリー小説[生存者–アンデス山中の70日]原作で、その20年後に制作。アメリカの映画評論家の方が[簡単に語る事のできない物語が世の中には有る・・]と語っている様に、予備知識も全くなく、今回かなり沢山見た中で、印象度と言うか衝撃度でまずこの一本に 。墜落時の27人から生存して助かったのは16人生き抜く為に遺体となってしまった人の肉を食する・・・ 生きてこそ・・・自分ならどうする❓今も答えは出ていません・・・(≧∀≦)

(下の画像左は遭難した人々。右は救助ヘリを見つけて喚起する実際の写真。遭難61日目に、誰も救助に来ないとして二人が助けを呼びに出発する。二人は9日間歩き続けた後に人に出会い助かり、その二日後に救助ヘリが事故現場へ向かう。その時の救助ヘリからの写真)

 

画像出典左:JapaneseClass.jp Category:ウルグアイ空軍機571便遭難事故https://japaneseclass.jp/trends/list/Category (閲覧2019/1/20) 画像出典右:山と溪谷社、航空機墜落事故からの究極のサバイバル 生還者本人が30年の時を経て語るノンフィクション 『アンデスの奇蹟』http://www.yamakei.co.jp/news/release/20090323.html (閲覧2019/1/20)

2ボヘミアン・ラプソディ(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

1991年45歳と言う若さで、その当時最も恐れられていた病気の1つ、エイズで亡くなったクイーンのボーカル・フレディ・マーキュリーの自伝的映画。私があれこれ言うまでもなく、今最も支持されている映画の1本かと⁉️評判の良すぎる映画ではがっかりする事の方が多いのですが、これに関しては、やはりラストの21分のチャリティコンサート[ライブ・エイド]の映像が圧巻で、やはり自然に涙が・・・。映画&音楽って素晴らしい‼️と、改めて原点に帰って、今年は出来る限り沢山見たいと思わせてくれた作品です。

(下の画像左はラスト圧巻のコンサート[ライブ・エイド]の場面。画像右は実際の[ライブ・エイド]。実際の[ライブ・エイド]はユーチューブ「Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]」で約24分観ることができる。映画はほぼ実際そっくりに再現されていることが分かる)

画像出典左:車の修理と趣味の雑学映画『ボヘミアン・ラプソディ』は魂を揺さぶられる傑作https://ituka-kokokara.com/eiga002 (閲覧2019/1/20) 画像出典右:excite blog映画「ボヘミアン・ラプソディ」と実際のLive Aidでのパフォーマンスを比較した動画https://madameg.exblog.jp/28857062/ (閲覧2019/1/20)

3こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018日本、監督:前田 哲)

12月30日に見ました。2018年の最後に、笑えて、泣けて(主人公の強い意思を尊重してか)明るく描かれていた事で、元気も沢山たくさん頂きました。カラオケで、こんなにジーンとするなんて・・・。この所ちょうど20年振り位にカラオケに行く機会が何度か有り、改めて何気ない日々を大切にしたいと思わせても頂きました。筋ジストロフィと言う難病の1つとボランティア、やはり簡単には語れない物語だと思いますが、北海道のおおらかさと10キロ減量して望んだという主演・大泉洋はじめ、映画人の方々の熱意も伝わり、こちらもたくさんの方々に見て頂きたいおススメの1本だと思いました。

(下の画像左は減量前のテレビドラマ「アクロイド殺し」出演の大泉洋。画像中は撮影終盤約10キロ減量後、顎や首などが細くなっている。首のネッカチーフは人工呼吸器の接続部を覆うため。撮影の初めは6キロ程度の減量でスタート。画像右は大泉洋が演じた実際の痩せた鹿野靖明さんと北海道大学の学生が中心となったボランティアの人たち。鹿野さんは12歳で筋ジスを発症20歳まで持たないと言われたが42歳まで生存した。筋肉が消失していく病気で体中の筋肉が失われ動けない。肺の筋肉が失われてくると呼吸ができなくなり、心臓の筋肉が失われて心停止で死亡することが多い。有病率は人口10万人当たり17-20人程度。最後まで笑顔を見せる鹿野さんはボランティアとともに鹿野さんらしい人生として全うし、生きるとは何かを示した)

 画像出典左:シネマトゥデイ、大泉洋、三谷幸喜版「アクロイド殺し」SPドラマ見どころ明かす2018年4月5日15時54分https://www.cinematoday.jp/news/N0099880 (閲覧2019/1/20) 画像出典中:大泉洋、 最大10キロ減量も 『こんな夜更けにバナナかよ』渾身の役作り2018/12/11(火) 19:20配信https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00061098-crankinn-movi (閲覧2019/1/20) 画像出典右:WEBRONZA僕が「こんな夜更けにバナナかよ」を書いたワケ、反時代的ノンフィクションライター・渡辺一史さんインタビューhttps://webronza.asahi.com/culture/articles/2019010400002.html (閲覧2019/1/20) 筋ジストロフィの情報元:難病情報センター:筋ジストロフィ(指定難病113)http://www.nanbyou.or.jp/entry/4522 (閲覧2019/1/20)

*その他

①『泣き虫しょったんの奇跡』(2018日本、監督 豊田利晃)

上映期間が余りにも短く見そびれた1本ですが、原作を読み、その事により改めて今をときめく将棋の藤井聡太君がいかに天才かを認識させて頂きました

②『ベンハー』(1959米国、監督ウィリアム・ワイラー)

私が5歳の時に、今は亡き母と見た作品で、私にはあまりにも長く難しくてひたすら退屈で仕方がなかったのですが、帰り道に母がよかったネ〜と言ってとても幸せそうだった記憶が有り、どんな映画だったんだろう❓とずーっと気になっていた映画で(今回BSも見られる様になったお陰で)半世紀以上を経て、やっと見られてとても嬉しかった思い出の1本です。

 

S.Tさん

ベスト作品は『フジコ・ヘミングの時間(2018日本、監督小松莊一良)

戦前にドイツ、ベルリンでピアノを習う日本人母と絵を習うスウェーデン人父の間に生まれたピアニスト、フジコ・ヘミングの生涯を描いたドキュメンタリー作品。映画では年齢不詳としているが1932年生まれ撮影終盤85歳。フジコはコンサートがなくても1日4時間は練習し、2日も練習しないと感覚が戻ってしまうと言う。撮影者がいた時の練習で「今日は撮影者がいるから少し心を込めるわね」と話し、普通の演奏と心を込めた演奏の比較を披露している。全く違う。この場面は中盤の1分程度であるが、特に音楽に係る人にはこの場面だけでもこの映画を見る価値があると思う。「絵は後から手を加えて完成に近づけることができるけど、コンサートは後から手を加えられないので練習で完成しておかないとね」。終盤近くでは「心を込めた演奏の場合には、多少間違えても構わないわ。陶器のいい作品が多少割れていても価値が下がらないのと同じね」と話している。これは、筆者は、フジコ・ヘミングは心を込めて演奏すると、作曲者の域を超えて、フジコ・ヘミング流になると言っているのではないかと思う。フジコ・ヘミングが間違えることはないと思う。映画の中で心を込めた「ノクターン」「トルコ行進曲」「ジュピター」などを聞くことができる。リスト作曲の「ラ・カンパネラ」について「死に物狂いで演奏しないと表現できない曲。演奏者の心と生活のすべてが演奏に出てしまう。分かる人にはわかる。分からない人にはみんな同じに聞こえるでしょうね」と話す。この「ラ・カンパネラ」は映画の最後に聞くことができる。

下の画像左は演奏中のフジコ・ヘミング、右は昔の思い出を話す左にフジコ・ヘミング、右に弟の俳優の大月ウルフ。フジコは外人の風貌から子供の時にいじめられ、学校に行く途中に石を投げら、髪の毛を引っ張られ、怖かったと話す。弟はいじめられないようにフジコを守った。父親のヘミングは家族で日本に来てしばらくすると、仕事を探したら連絡すると言って海外に出て、二度と帰ってこなかった。二人とも父親の顔を知らない。戦時中は、近所の人が外人の家には配給をしないように嫌がらせをするので生活ができず、やむを得ず親戚がいる岡山へ疎開した。疎開先の学校の生徒に、目が日本人じゃないみたいと言われた時にフジコはぞっとしたと話す。二人は母親のピアノ講師や米軍人相手の店でのピアノ演奏で育てられた。フジコは5歳のころから母からピアノを教えられた。恐らくピアノができれば一人でも生きていけると思い教えたのだろうと筆者は思う。フジコは独身。16歳の時の病気で右耳が聞こえない。弟はヘミングを名乗らず、母方の大月を名乗っているのは、恐らく、父親が家族を捨てていったという思いからであろうと筆者は推測する。映画の終盤に父親のヘミングが作った日本郵船のポスターが見つかり、とってもきれいなポスターを見てフジコは「父も悪い人ではなかったようだ」と話した。フジコは最後の車の中の場面で「猫が誰からも見つからないように隠れて死ぬけど私もそういう死に方をしようと思うの。天国で母やいろいろな人に会えると信じている。天国は苦しいことがないというけど、苦しいことがないとつまらないわね」と話して最後になる。

感想:もしフジコさんが天国に召される時が来たら、天国でお母さんやフジコさんを支えてくれた人たちに会えて、フジコさんの思いが叶えられるといいなと思いました。

 

画像出典左:伝説のピアニスト フジコ・ヘミングが3年ぶりにアクロス福岡に登場!2017.5.27 https://fanfunfukuoka.com/event/86377/ (閲覧2019/1/4) 画像出典右:フジコ・ヘミングの時間 https://www.facebook.com/1356278537759443/photos/a (閲覧2019/1/4)

2番目はこんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018日本、監督:前田 哲)

主人公は12歳で車いす生活に入り20歳まで持たないと言われた実在した難病筋ジストロフィ患者の鹿野靖明と看護をするボランティアたち。プログラムを読むと、映画の背景が分かり、映画が一層味わい深くなりましたので、いくつかをまとめてみました。

1、夜更けに「バナナが食べたい」とボランティアに買ってくるように言う:障害者は面倒を見てもらっているのだから「わがまま」を言うな、我慢しろと一般的には思うが主人公はそうはしない。ボランティア役高畑充希は「何様と思っている」と反発する。この場面の背景:駅のエレベータは大きな駅では常識だが30年以上の障害者の絶えざる運動の成果。始めは障害者の「わがまま」のためにお金は掛けられないと相手にされなかった。今では法律で設置が義務付けられ、高齢者や荷物のある人やベビーカーの人には欠かせない。障害者の「わがまま」を受け入れる社会は社会の豊かさになる、という考え方。ほぼすべての人は病気や事故、高齢による衰えで障害者になる。豊かな社会は、その障害者の「わがまま」を当然のこととして受け入れることができる社会。これを、夜更けに「バナナが食べたい」を受け入れるボランティアたちの姿に象徴させた。

2、主人公鹿野は次から次へと「わがまま」を言い、コミカルに描かれていて面白く、暗さがない:背景:監督前田哲が目指したのは難病記録映画ではなく、「子供から年配の方まで届くエンターテイメント」。監督の狙い通り、私が観た時には映画館に小学生との親子ずれもたくさんいた。下の画像左の中央に人工呼吸器を付けた鹿野役の大泉洋、右にボランティア役で医師を目指す北海道大学医学部生役三浦春馬、左に教員と嘘をついて三浦に接近した喫茶店員役の高畑充希。このボランティア2人は監督の創作が相当入り込んでいるとのこと。2人は未来がない鹿野とは対照的に未来へ向かう若さの魅力が描かれている。実際のボランティアだった人は、実際の鹿野さんは映画でのように「わがまま」放題ではなく控えめで、人に気を遣うと話している。映画では監督が主題を表現するためと面白くするために誇張したと思われる。

3、実際の主治医の医療監修、介助指導、実際に鹿野が暮らした部屋が使われリアリティが追及された:大泉洋は筋ジス患者が車いすから崩れ落ちる時にどんな風に落ちるかを主治医に相談し、主治医は映画ではとてもうまく崩れ落ちていると話した。

4、鹿野さんの末期は昼夜ボランティアが居なければ生存できない。支えたボランティアは500人を超える:ボランティアはほとんど北海道大学の学生たちで、卒業していくので次々新しいボランティアが必要になる。映画でも繰り返しボランティアを募集する場面が出てくる。鹿野が42歳で亡くなるまでに500人以上がボランティアとして無償で働いた。北海道大学の学生たちも捨てたものではない、と思う。下の画像右は末期の実際の笑顔を見せる鹿野さん、腕は骨と皮の状態まで痩せているのが分かる。

5、鹿野の母親役のジャズシンガー綾戸智恵は息子が味覚異常の難病:何を食べても消しゴムのカス、どぶ水みたいな味がする難病。栄養剤と注射で生存。鹿野の母親はまるで自分自身、母親役に会えて本当に良かった、救われたような気持になりました。この映画は「悲しい」言うて泣く映画ちゃうねん。大泣きの裏に大笑いがあるからね。泣けない人は笑えない。笑てる人間は絶対泣いている。これはそういう映画、と話す。

実際の鹿野さんの言葉できないことは人を頼る勇気を持ちなさい」「頼られた時に応えられる人でありなさい」はとても印象的でした。また「どんなに重い障害があっても、地域で普通に生活できるような社会にしたい」として講演活動などを行っていた。

画像出典左:コメント映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話」http://bananakayo.jp/comment/ (閲覧20181/22)  画像出典右:渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』http://www.edia.jp/watanabe/watanabe/Banana.html (閲覧20181/22)

  3番目は『トレマーズ1990米国、監督ロン・アンダーウッド、原題:Tremors:直訳 振動)

残虐場面はなく、後味がいい痛快娯楽作品です。ストーリ:砂漠に囲まれた小さな村が舞台。ある日、電信柱の途中で干からびて死んでいる村人が発見される。なぜ長時間電信柱にいて、死んでも降りなかったのか謎となる。村周辺で変わった地震があるというので地震研究の女子学生が調べに来ていた。地震計を設置すると微振動を観察する。さらに村人の犠牲者や半分食べられたような羊が発見され、その様子から砂の中に何かがいる、と推察される。その生物は人や動物が起こす振動(Tremors)を感知して近づき襲うことが分かってくる。地震計の微振動は砂の中を移動する大型の未知の生物によって起こされていたことが推察された。

下の画像左は村の物販店の屋上に逃げて、生物が物販店の土台を壊す様子を見ている村人たち。やがて物販店も崩壊しはじめ、物販店脱出を試みる。画像右は村を捨てて逃げる途中の岩の上に避難した村人たち。生物は砂の中は移動できるが岩の上には上がって来られない。後は見てのお楽しみ。

感想未知の生物が徐々に実態を現してくる過程や、生物が振動に反応する着想が面白い村人の団結も、面白くしている。この作品はシリーズ化され5作が作られているが続編はいずれも子供だましのB級、C級映画レベルに落ち込み、1990年のオリジナルを超えるものはないと思います。5作目『トレマーズ コールドヘル』(2018米国、原題:Tremors: A Cold Day in Hell)はまだ見ていませんが、期待しない方がいいように思います。

 

画像出典左:懐かし映画劇場 「トレマーズ 地殻変動の謎」(公開時のタイトルだお)http://d.hatena.ne.jp/maco3/20100415/1271316866 (閲覧2019/1/9)  画像出典右:映画「トレマーズ」最新作記念 1~5 レビュー2016/4/5http://udariva.com/2016/04/04/post-881/ (閲覧2019/1/9)

(2/2)へ続く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする