横浜映画サークル

サークルメンバーの交流ブログです。

メンバーの鑑賞感想や映画情報など気軽に記述しています。

ミニシアター(小規模映画館)新型コロナで大ピンチ「ミニシアターを救え!」プロジェクト

2020-04-20 15:16:26 | メンバーの投稿

#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクトが発足され、政府へ緊急支援を求める要望書が公表されています。

賛同できる方はネットから名前とメールアドレスで署名ができますので、下記へアクセスしてください。URLは長すぎるので割愛しています。

『#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト

呼びかけ人:映画監督では是枝裕和、塚本晋也、白石和彌、上田慎一郎など18名、俳優では安藤サクラ、井浦新、柄本明、渡辺真起子、団体では全国の自主上映などの支援をしているコミュニティシネマセンター、配給会社太秦、NPO法人独立映画鍋の3団体が名前を連ねています。

賛同者:映画監督や俳優など112名、団体は横浜のジャック&ベティ横浜シネマリン横浜キネマ倶楽部や渋谷のユーロスペースなど73団体が名を連ねています。

呼びかけ人と賛同者の詳細や要望書の全文も興味のある方は上記へアクセスして見てください。

以下は報道や要望書の一部です。

『ミニシアターは「映画が好き」という思いで、自らの生活を犠牲にするような人々に支えられてきた』。「ミニシアターを救え!」プロジェクトの発起人の一人脚本家の井上淳一さんは、昨年日本で公開された映画は約1300本で、そのうち約1000本(77%)はミニシアターのみで上映されている、とミニシアターが映画芸術を支えていることの重要性を訴えている

自粛で2月下旬から客が減り始め コミュニティシネマセンター事務局長岩崎ゆう子さんは、「開館していても0人か1人。開けているのが苦しい」、賃料やスタッフの給料など、自粛に対応した補償がないために閉めたくても閉められないと苦しい事情を話していた。休業要請を受けた後は「このままひっそりとつぶれるかもしれません」と話すミニシアター支配人も出ている。

このままでは大資本がバックにあるシネコンの商業主義的映画だけが生き残り、映画の芸術的多様性が失われてしまうことが危惧されます。

「ミニシアターを救え!」プロジェクトの要望書の最後のところに、『ドイツの文化相は「アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は」と述べ、文化機関や文化施設を維持し芸術文化によって生計を立てる人々の存在を確保することはドイツ政府の文化的、政治的最優先事項である」と明言しました。地域やコミュニティに根ざし、日本の映画文化の中核を担うミニシアターは、単なる娯楽施設ではなく、地域に多様な文化芸術体験を提供し、コミュニティの「文化権」を確保する重要な文化芸術拠点であり、術館、劇場、音楽堂等の公立文化施設や劇団、楽団、美術家、音楽家等と同等に民主主義社会に欠くことのできない存在です。』と記されている。

下の画像は左から呼びかけ人映画監督の是枝裕和、塚本晋也、白石和彌、上田慎一郎(敬称略)

画像出典左:映画.com是枝裕和https://eiga.com/person/31353/ (閲覧2020/4/19)  画像出典中左:スポニチ 塚本晋也監督に男優助演賞“六刀流”こなす、見事な剣豪ぶりにも謙虚https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/ (閲覧2020/4/19)  画像出典中右:日刊大衆 白石和彌(映画監督)「人間の剥き出しの感情を描いていきたい」反骨の人間力https://taishu.jp/articles/-/56099?page=1 (閲覧2020/4/19)  画像出典右:大ヒット「カメ止め」の次=上田慎一郎・映画監督/764「物欲が無いので、お金はあまり使わないんですよ。服は同じものを毎日着ていますし」 撮影=武市公孝https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20191022/se1/00m/020/006000c (閲覧2020/4/19)

下の画像は左から呼びかけ人俳優の安藤サクラ、井浦新、柄本明、渡辺真起子(敬称略)

画像出典左:なんだかちょっと気になる芸能人を徹底調査!!まんぷく安藤サクラノ出演ドラマ一覧や映画をまとめ。旦那や子供など家族についても。 (閲覧2020/4/19)  画像出典中左:綺麗な男性に見とれましょ!40代人気俳優を一挙に揃えてみた!https://www.pinterest.jp/pin/816418238680465516/ (閲覧2020/4/19)  画像出典中右:NEWSポストセブン 職人的役者・柄本明 「自分の姿を見るというのは恥ずかしい」https://www.news-postseven.com/archives/20190903_1443825.html (閲覧2020/4/19)  画像出典右:ディケイド 渡辺真起子http://www.decadeinc.com/makiko-watanabe/ (閲覧2020/4/20)

ミニシアターが頑張って何とか残ったとしても今の政府は「『自由な社会』は『自己責任で何でも対処する』価値観」に基づいているのではないかと思う。協力要請自分で判断して(勝手に)自粛休業したのだからわずかな支援(協力金)でもありがたく受け取れ」と突き放す可能性がある様に思う。『自由な社会』は『困難に直面した人を社会で支え、相互に尊重しその人が人間らしく生きる自由を確保する社会』と筆者は思う。少なくても、それぞれが勝手に振舞う社会、他者の困窮を放置する社会が『自由な社会』ではない。新型コロナは国民が納入した税金国民のために使われていない割合が高いことを浮かび上がらせているように思う。

以上、S.Tでした。

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『ジャポニカ・ウイルス』14年前に「新型コロナウイルス」を予言していた映画

2020-04-12 10:58:28 | メンバーの投稿

O.A.です。14年前に「新型コロナウイルス」を予言していた映画『ジャポニカ・ウイルス』について書きます。

新型コロナウイルスの影響でウイルスの感染を題材にした映画コンテイジョン』『アウトブレイク』『感染列島』『復活の日等が注目されています

そんな中、今年1月31日に『AI崩壊』で2030年の日本のAI崩壊を予測した入江悠監督の長編デビュー映画が

まさに新型コロナウイルスのことを予言したかのような映画でした。それが2006年9月30日に公開された『ジャポニカ・ウイルス』(94分)です。

予告編⇒ https://www.youtube.com/watch?v=JykkFhUlbEY

映画.com⇒ https://eiga.com/movie/56618/

物語は、中国で発生した新種のウイルス「カニエ・ウイルス」が蔓延し、統制法案の「国民保安法」が施行されつつある近未来の日本を舞台に冷え切った恋人との関係、弟の死、両親との確執を「保留」して生きる主人公・陽一郎の漂流と再生を描いたロードムービー。

中国で発生したウイルス、新法案の施行、劇中では「ウイルスが憎い」という台詞も登場します。

まさに今の状況を予言するかのような内容だったので驚きました。

主人公である斉藤陽一郎の弟がウイルスに感染し、葬儀場で火葬され骨壺に納められた状態で弟と再会するシーンは、3月29日亡くなった志村けんさんのお兄さんが感染予防のため葬儀場まで入ることができず遺体と対面することはできなかったニュースを想起させるシーンとなっています。

この映画は、あくまでもエンタメ映画として撮っているため、現実となった今観ると疑問に感じる箇所も多々あります。

例えば、

・ウイルスが蔓延した非常事態下でありながら、登場人物の行動があまりにも軽率すぎる点。(普通に街中で集会を開いている)

・感染者が大量に血を吹いて倒れる描写。(すごくホラー映画っぽい

・感染者が運転していた車を主人公が盗んで移動する点。(感染リスクを考えていない

といってもこの映画は、ウイルス対策のガイドライン映画ではないので、その点を気にしてしまうと楽しめないかもしれませんが、一見の価値はある映画だと思います。

下の画像はDVDのパッケージです。

以上

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映画サークル自主上映ポスター・解説チラシ・チケットのアーカイブ(記録保存)

2020-04-10 14:04:12 | 横浜映画サークル会報アーカイブ

自主上映は16回行われましたが、現在手元にある9回1980年から第16回1987年までのポスターなどの資料を記録保存のために本ブログに掲載して残すようにいたします。いずれも会員の手による力作です。現物は劣化を防ぐために筒や黒い袋に入れて保管しています。

自主上映の全体像はこのブログの左欄にある「カテゴリー」の「会員募集」をクリックして表題『自主上映の記録 こんなことをやっていました。昔の人はパワーが有りましたね!』を参照してください。

ポスターは、主にA2サイズで作られ、三菱重工の図面や資料を印刷する菱重印刷と言う会社が桜木町駅近くに有り、そこで印刷されました。この会社は現在桜木町の三菱重工横浜ビル内にあり、ダイヤモンドオフィスサービスと名前を変えています。印刷工場直でしたので印刷代が一般の店に比較してずいぶん安かったと記憶しています。100部程度印刷され、会員の手で横浜市公共掲示板や会員宅などの近くで可能な場所やプレイガイドの壁などに張られています。公共掲示板は横浜市の担当部署でポスター全部に承認と掲示期限の印をもらい、自分たちで張り、期限が来たら自分たちで剥がしています。公共掲示板は横浜市内に70カ所程度ありました。

解説チラシはA4サイズで、映画の解説が記されており、ポスターと同じ菱重印刷で印刷されています。300部程度印刷されました。

チケットはA4サイズの4分の1の原紙を作り、それを3部コピーしてA4サイズに原紙と共に張って原版を作りこれを印刷しています。コピーしたA4サイズを4つに切断するのは印刷会社に依頼すると値が高くなるので自分たちで切っています。チケットは当日券だけでなく前売り券としてプレイガイド(高島屋、ルミネ、相鉄、ニチイ、上大岡ムービーショップ、桜木町駅読売、など)に置くものと、雑誌や新聞の文化担当や他の自主上映団体などへ「御招待」の印を押して招待券として使われました。500枚程度作られています。プレイガイドに自分たちで置いていただくよう交渉し、10枚から20枚程度置いてもらい、売れた分の7%~10%程度(プレイガイドで異なる)の手数料を払い、差額の売上と残ったチケットを自主上映後に回収しています。

御案内状は雑誌(ピア、シティロード、キネ旬、浜っ子、広報横浜など)や新聞(神奈川新聞、朝日、読売、毎日、産経など)の文化担当や他の自主上映団体などへの案内状です。

以下自主上映資料です。もしこれ以外にお持ちの方が居りましたら、できるだけ劣化しないように保管しておきますので連絡いただければと思います。

尚、ポスターはデジタルカメラで撮影し、それをパソコンに取り入れ、そこから本ブログへ移しています。他はコピー機のスキャンによりパソコンに取り込んで本ブログへ移しています。

第9

ポスターはありません。

下画像は解説チラシ

第10

ポスター:右下の赤矢印の丸印は横浜市公共掲示板掲示許可と掲示期限の印

解説チラシ:この回は2種類が作られています。

第11

ポスター:この回は2種類のポスターが作られています。

下の画像左は文字などを張り付けた原版。右は印刷した後

下画像左はA2サイズの方眼紙に製図用のT定規で文字の枠が書かれた原紙です。右は文字に色を入れた原版

解説チラシ

第12

ポスター

解説チラシ

御案内状

第13

ポスター

解説チラシ

チケット:下画像左の一番上の表題文字は鉛筆で書かれています。一番上を原紙としてコピーを取り、上から2番目以下はテープで張り付けて作ったチケットの原板です。テープの跡が分かりますが印刷時にはこの跡は出ていません。右はチケットの裏で東山千栄子と原節子の印象的な場面が付いています。印刷会社に切断まで頼むと高くなるので、自分たちで、切ってチケットを作っています。

自主上映と講演のお知らせ

第14

ポスター:この回はポスターが2種類が作られています。

下の画像左はA2サイズですが、右はA1サイズの倍の大きさで作られています。

解説チラシ

チケット

御案内状

第16

ポスター

解説チラシ

チケット

下の画像左は表、右は裏。

御案内状

以上。

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