映画鑑賞大学ノートが6冊になりました。その中から今回は7作品を掲載しました。題名左のAAA~cは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は特記がなければ日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋。
AAA『夕なぎ』(1976仏監督クロード・ソーテ原題César et Rosalie訳セザールとロザリー)
モンタン強烈な個性で魅力的。モンタンが動なら、フレーは静。2人の友情を描いていくのはポイント。3角関係(3人の恋愛)というのは仏映画的発想。子供の様にワガママな部分を持っていて、余りにも愛しすぎていた為、カラ回りするモンタンの姿は、悲しくせつない。
(下の画像左は強烈な個性で魅力的なセザール役のイヴ・モンタン。画像中はサミー・フレー。画像右はロザリー役ロミー・シュナイダー)
画像出典左:かたすみでひっそりとpart2「夕なぎ」https://katasumi.at.webry.info/200903/article_3.html (閲覧2019/8/24) 画像出典中:Posts tagged as #サミーフレイ on Instagra http://www.instapuma.com/hashtag (閲覧2019/8/24) 画像出典右:夕なぎ HDリマスター版 [DVD] https://www.amazon.co.jp/ (閲覧2019/8/24)
AA’『レベッカ』(1951米監督アルフレッド・ヒッチコック原作デュ・モーリエ原題Rebecca訳レベッカ)
セリフ回しがいい。スリルがあるのはヒッチコック流。ドキドキする場面と効果音。小説原作⇒映画で成功した例(良い部分、全て引き出している)。映画自体面白いし、小説を読んでから見ても面白い。
(下の画像の左はイギリスの大豪邸に住む大金持ちの夫、右は結婚した主人公の女性。主人公の女性は地中海のイタリア西部からフランスコートジボアール付近までのリゾート地リビエラで富豪女性の秘書のような仕事をしていて夫と知り合った。夫の前妻レベッカは1年前に不思議な死に方をしている。画像右は夫の大豪邸の使用人たちを取りまとめる女性で、レベッカについて多くを知っている)
画像出典左と右:ダブンダブン 映画『レベッカ』(ヒッチコック監督作品)https://ameblo.jp/kagegisu-the-writer/entry-12281482502.html (閲覧2019/8/24)
AAA『チャップリン街の灯』(1934米監督チャールズ・チャップリン原題City Lights訳:街の明かり)
パターンだが(新鮮で)大切なモノを笑いと共に想い起させる、とにかくいい。
(下の画像左は盲目の花売り女性に落ちていた花を拾ってあげるチャップリン、最初の出会いの場面。画像右は女性の目の手術代を稼ごうと八百長の拳闘試合を計画したが、相手が出場できなくなり、本物の強い相手と試合することになったチャップリン、レフリーの後ろに逃げ回る)
画像出典左:Mikiki.これぞ本物のチャップリンだ! 最高傑作と名高い「街の灯」、当時の録音再現した新日本フィルによる生伴奏付きで上映 http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/13401 (閲覧2019/8/24) 画像出典右:ニューヨーク徒然日記 チャップリン第3弾 〜 街の灯http://nylife09.blog28.fc2.com/blog-entry-2300.html?sp (閲覧2019/8/24)
AA『ショウ程素敵な商売はない』(1995米監督ウォルター・ラング原題There's No Business Like Show Business直訳ショウビジネスのようなビジネスはない)
ラスト、皆で踊るシーン、秀逸。モンローの精神的に孤独な人生そのままに描いたように見れる。モンローの唄が上手く聞こえ、魅力的であった。
(下の画像左はショウビジネス一家の母親が歌を歌っている場面、右に子供たち3人がいる。画像右は15歳から受付のアルバイトなどをしながら歌手を目指す役のマリリン・モンロー)
画像出典左:はてなの茶碗 ウォルター・ラング監督『ショウほど素敵な商売はない』(1954年)[映画]https://kamadarai.blog.so-net.ne.jp/2016-03-04-1 (閲覧2019/8/25) 画像出典右:有限会社 モンコ銃砲店 ショウほど素敵な商売はないhttp://monco.seesaa.net/article/27134686.html (閲覧2019/8/25)
B『予告された殺人の記録』(製作1987仏伊監督フランチェスコ・ロージ原題Crónica de una muerte anunciada直訳死の予告の公表)
サンディアゴの存在が不思議。何となくイマイチ掴めない。いまいましさの中で長い愛情を持ち続けた2人は魅力的。
(カリブ海の古い伝統の町が舞台。下の画像左は殺害が予告されるサンティアゴ。画像中はサンティアゴが私の処女を奪った相手と家族に話したヒロイン、本当か?画像右はヒロインと結婚したが処女でないことで別れ、町を離れたが長い間愛情を持ち続けた主人公)
画像出典左と右:ヴォロンテ映画館(第21回)真実を知るのはアンヘラのみ。なのに殺人事件は起こった -『予告された殺人の記録』http://stelvio.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/21-9a2e.html (閲覧2019/8/25) 画像出典中:音楽・映画系 ラテンもの インデックス 予告された殺人の記録http://www.page.sannet.ne.jp/megmeg/viaje96/latino/cronica.htm (閲覧2019/8/25)
B『ヘルナイト』(製作1981米監督 トム・デ・シモーン原題 Hell Night訳地獄の夜)
娯楽ホラー。恐怖感80%。恐い女が一杯出てくる。目が離せない。ヒッチコック的。デイビスが憎らしいほどの演技をしている。お手伝い役の人が救い。ほっとさせる。超一流のホラー映画。
(下の画像左は無人の大邸宅、大学クラブが入会儀式として毎年一夜を過ごさせる。画像右は一夜を過ごす新人会員4人。先輩3人が怖がらそうと工夫をするが、他にも誰かいる)
画像出典左と右:ホラー映画を語る、ジャンのブログ ヘルナイトhttp://blog.livedoor.jp/jan_mori-mori/archives/53597135.html (閲覧2019/8/25)
C『愛しきは、女ラ・バランス』(製作1983仏監督ボブ・スウェム原題La Balance直訳:天秤座)
悪役や登場人物1人1人にリアリティ、深みのある感情表現が欲しい。中途半端。仏(フランス)の軽い娯楽映画と言う所。説明的。
(パリの犯罪組織と警察の葛藤を描く。画像左は刑事役リシャール・ベリ。画像中は題名になっているタレコミ屋=俗称ラ・バランス役のフィリップ・レオタール。画像右は女ラ・バランス役のナタリー・バイ)
画像出典左:きぬきぬ 11/2はボブ・スウェイム監督の誕生日!とても大好きな「愛しきは、女/ラ・バランス」強制され密告屋となる娼婦のヒモとその情の厚い娼婦ナタリー・バイが素敵!…2016年11月2日、元画像の周囲削除。https://twitter.com/kineukineu/status/793828758603968512 (閲覧2019/8/25) 画像出典中:COCOフィリップ・レオタール出演映画https://coco.to/person/32559 (閲覧2019/8/25) 画像出典右:アマゾン映画パンフレット★『愛しきは、女/ラ・バランス』/ナタリー・バイ、フィリップ・レオタールhttps://www.amazon.co.jp/ (閲覧2019/8/25)
以上F.Iでした。