横浜映画サークル

サークルメンバーの交流ブログです。

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メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)

2019-01-25 13:11:55 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)の続きです。

Uさん

後半はあまり印象的な作品はなかったのですが、以下の1件が良かったです。  

ボヘミアン・ラプソティ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

この作品はロックバンド「クイーン」のボーカリストのフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック役)の半生を描いた映画。昨年世界的なヒットとなり、日本でも多くの観客を集めている映画です。昨年末時点で、日本国内で封切られた音楽・ミュージカル映画の中では歴代2位になるそうです。私が見た時には、クイーン世代の年配の人よりも若い人で席が満員になっていたのは意外でしたが、最後の場面で納得しました。映画では、1970年代にロンドンで、3人の仲間と新生バンド(後にクイーンと改名)を結成するところから始まります。この時のメンバーは、ボーカリストのフレディ・マーキュリー、ギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラー、ベーシストのジョン・ディーコンの4人です。クイーンの曲は世界に受け入れられ、爆発的にヒット曲を出して観客を伸ばしていきます。映画では、フレディが恋人、両親、プロデユーサー等とのトラブルで傷つき、「セクシャリテー」であるために悩みを抱えながら葛藤していく姿が描かれていきます。

私はいままで、音楽・ミュージカル映画は興味がなかったので、この映画は、たまたま入った映画館で観た久しぶりの音楽・ミュージカル映画でした。しかし、自身が映画に引き込まれていき、素直な感動を得ることができました。1970年前後、私はビートルズやカーペンターズの音楽は聞いていましたが、クイーンの音楽はそのころほとんど聞いていませんでした。しかし、この映画で演奏される音楽はどれも素晴らしいものでした。とくに、(そのように後半の盛り上げをもっていく手法だとわかっていても、)最後の「ライブ・エイド」のシーンでは胸が熱くなる感動が沸き起こるのでした。

私が観たのは川崎チネチッタでしたが、映画館での臨場感ある映像と音響が一層効果的です。この感動はDVDでは体験できないでしょう。

米国やブラジルでは映画のラストで、観客が立ち上がって合唱したり、ペンライトを降って歌ったりしたそうですが、その気持ちになれる映画です。音楽・ミュージカル映画の好きな人にはぜひ体験してほし映画です。

(下の画像左は最後の「ライブ・エイド」のシーン。画像右は「ライブ・エイド」のシーンでペンライトを振る観客、日本の映画館のもの)

 

画像出典左:映画ランド『ボヘミアン・ラプソディ』2週連続No.1、前週比110%で驚異の動員スピード記録https://eigaland.com/topics/?p=90441 (閲覧2018/1/25)  画像出典右:Park blog徹底解説!応援上映も大盛況の映画『ボヘミアン・ラプソディ』とクイーンの楽曲は、なぜこんなにも人の心に響くのか?http://jafmate.jp/blog/car-life/181211-10.html (閲覧2018/1/25)

 

H.Eさん

1 『止められるか、俺たちを』(2018日本 監督 白石和彌)

2012年に逝去した若松孝二監督が設立した若松プロ再始動第1作。1969年を時代背景に若松プロの門をたたいた助監督吉積めぐみの目を通し、時代や彼らの生き様を描いた青春群像劇。若松孝二を井浦新 吉積めぐみを門脇麦が演じる。門脇麦 名前は知っていたけど、初めて見た。存在感のある「映画」の女優さんだと思った

(下の画像左は撮影場面、手前左に吉積めぐみ役門脇麦、中央に若松孝二監督役井浦新。若松孝二は当時「ピンク映画の黒澤明」と形容され、若松プロの男たちは映画つくりに夢中で、がむしゃらに進む、止められない。その中に吉積めぐみは飛び込んだ。画像右は実際の1969年の撮影風景、左のサングラスをかけているのが若松孝二、その後ろにわずかに顔を出しているのが吉積めぐみ)

画像出典左:cinefil映画が時代とともに駆け抜けていたc2018若松プロダクションhttp://cinefil.tokyo/_ct/17157366 (閲覧2019/1/30) 画像出典右:CINERA.NET門脇麦&井浦新が映画作りに青春懸ける 『止められるか、俺たちを』特報1969年撮影 ©2018若松プロダクションhttps://www.cinra.net/news/gallery/143686/1 (閲覧2019/1/30)

2 『こども食堂にて』(2018日本 監督 佐野翔音)

 「こども食堂」を舞台に児童虐待、里親など その環境の中で育つ子どもたち、懸命に生きる母親たち、子どもたちを支えようとする大人たちを描く。ひとつの大きなテーマとして里親を取り上げている。

映画製作チームsunshineは子どもたちの社会的養育をテーマに作品を手がけているそう。こども食堂、児童虐待、児童相談所の疲弊、里親等の実態を役者の言葉で丁寧に伝えようとしている。いわゆる「映画」という感じはあまりしないけれど思いは伝わってきた。たまたま横浜シネマリンでチラシを見て作品、上映を知る。なかなか目にふれない映画だと思うのでラッキーだった

(下の画像左は里親と実親の間の葛藤や児童虐待が係わってくる子ども食堂の場面。エプロン姿がこども食堂を主催する役の平田友子。その右に学生ボランティア役の本下はの(もとした はの)。学生ボランティアは母親の虐待から保護施設に逃げた過去を持つ。画像中は左側に子ども食堂を利用する小学生、腕にあざなど虐待の痕を持つ。右側が学生ボランティア役本下はの。画像右は実際の東京都狛江市の子ども食堂の様子。バイキング形式で、自分が食べたい分だけ取っていく。子ども食堂は地域の人や学生ボランティアティアが中心になって、食事や温かな団らんを提供す場として2010年代頃より日本各地で急増している)

画像出典左:映画『子ども食堂にて』2018年9月29日より劇場公開https://kodomosyokudo-nite.jimdo.com/ (閲覧2019/1/29) 画像出典中:映画「こども食堂にて」佐野翔音監督 絶望から抜け出すためにhttps://www.sankei.com/entertainments/news/180330/ent1803300003-n1.html (閲覧2019/1/29) 画像出典右:調布経済新聞「狛江で新たに子ども食堂 高齢者向け会食に実績・ボランティア団体が主導」https://chofu.keizai.biz/headline/2139/ (閲覧2019/1/29) 子ども食堂急増の情報元:ウィキペディア『子ども食堂』(閲覧2019/1/29)

3 『日日是好日』(2018日本 監督 大森立嗣)

茶道教室に通った約25年について記した森下典子の自伝的エッセイを映画化した。「私、最近思うんですよ、こうして毎年、同じことが幸せなんだって」と武田先生が言う…実感として心に響く言葉だった。

平成29年の神奈川文化賞を受けた樹木希林さんの授賞式に伺う機会を得、その時希林さんが親族のお宅でお茶の映画を撮っていると話していたのを思い出す。ただ者ではない樹木希林さんだった。

(下の画像左は笑顔で話す武田先生(樹木希林)。画像右は、授賞式での、ただ者ではない樹木希林さん。賞は学術、芸術、芸能分野各一人、芸能で樹木希林さん)

 

画像出典左:とりま芸能速報【樹木希林】出演【日日是好日】好発進!乃木坂ファンも見るべき理由とは?https://torigei.com/geisoku/hibikorekouzitsu-nogizaka/ (閲覧2019/1/30) 画像出典右:神奈川県HP 写真で見る!「黒岩日記」  2017年11月3日http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/chiji/p1189161.html (閲覧2019/1/30)

 

Mさん

カメラを止めるな!』(2018日本 監督 上田慎一郎)

前評判もあり、話の内容が刷り込まれない内に観たおかげで、すっかり騙されました。特にこのような作品は素直に疑い深くなく鑑賞するのが良いと思います。撮影現場の面白さ満天です。

(下の画像はゾンビ映画の撮影現場に本物のゾンビが現れる。監督は「カメラを止めるな」と叫ぶ)

画像出典:映画ランド『カメラを止めるな!』DVD発売記念、本編を24時間限定で無料配信https://eigaland.com/topics/?p=90007 (閲覧2019/1/31)

ボヘミアン・ラプソティ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

この時期に音楽関係の作品『アリ/スター誕生』、『ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜』を立て続けに鑑賞。音楽、映像を十分に楽しめるにはIMAXがおススメです。当時はあまり好きになれないグループでしたが今ではあの雰囲気も理解出来るようになりました

(下の画像は当時の1975年初来日のクイーンの4人、右端がボーカルのフレディ・マーキュリー、その左の背が高いのがギターのブライアン・メイ、その左の帽子をかぶっているのがドラムのロジャー・テイラー、左端の白い服を着ているのがベースのジョン・ディーコン、背景後ろの鉄骨は東京タワー、4人はここでお点前(抹茶)を味わった。ウィキペディア『クイーン』によれば全員が作詞作曲を行い、ギターやピアノやシンセサイザーを演奏できるとのこと、レベルの高いグループですね)

画像出典:エンタメ(18368/170182) 映画『ボヘミアン・ラプソディ』 女性客が多い理由を分析(NEWSポストセブン) https://news.goo.ne.jp/picture/entertainment/postseven-824077.html (閲覧2019/1/31)

来る』(2018日本  監督 中島哲也)

残酷さ、怖さ満点です。「え、もうこの人が」と意外性があり、楽しめました。ネタバレのおそれがあり、多くを語りませんがある方の『マスカレード・ホテルとの比較も面白いと思います

(下の画像左、子供と母(黒木華)のところに“あれ”が来る。画像中、オカルトライター(岡田准一)のところに“あれ”が来る。画像右、霊媒師姉妹(松たか子、小松菜奈)のところに“あれ”が来る。部屋は血だらけ)

  

画像出典左:Miyakawa Blog邦画ホラー「来る」はおすすめ!新機軸のホラーエンターテインメントhttps://miyakawa.me/2018/12/16/5511/ (閲覧2019/1/31) 画像出典中:MovieWalker名前を呼べない“あれ”に1人残らず恐怖する!『来る』予告映像が解禁https://movie.walkerplus.com/news/article/164209/ (閲覧2019/1/31) 画像出典右:映画ナタリー、鬼才監督が手がける“最恐エンタテインメント”https://natalie.mu/eiga/pp/kuru-movie (閲覧2019/1/31)

以上です。

コメント

メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)

2019-01-22 20:35:16 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーからメールで頂いた2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品は次の通りです。作品西暦は日本公開年度です。メンバーが2018年後半に観たもので公開年度や劇場で観たかに拘っていません。TVやレンタルBDなどを含めて選んでいます。 

O.Aさん 

響 HIBIKI(2018日本、監督:月川翔 主演:平手友梨奈) 

同名漫画の映画化。原作未読の上、主演の平手友梨奈のことも良くしらず鑑賞したが、とても面白かった。 15歳の天才小説家が芥川賞と直木賞のダブルノミネートされる。その小説のタイトルが『お伽の庭』という読者の全てが絶賛するこの小説の詳細には全く触れていないが兎に角すごい小説で果たしてこの小説が芥川賞と直木賞を受賞するのか?実際には、芥川賞と直木賞に同一小説が候補になることがないので完全なフィクションであるが、そんなことが全く気にならない。ラストも気の利いた終わり方がグッド。 

(下の画像左は小説家を目指す高校文芸部の主人公15歳の響役を演じる「欅坂46」センターのことが多い平手友梨奈。画像右は文芸雑誌の編集者役の北川景子) 

 画像出典左:(c)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (c)柳本光晴 / 小学館。平手友梨奈主演映画「響 -HIBIKI-」対峙する執念の小説家に小栗旬2018年6月5日https://natalie.mu/music/news/285261 (閲覧2019/1/5) 画像出典右:C)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (C)柳本光晴/小学館。注目映画紹介:「響 -HIBIKI-」欅坂46・平手友梨奈が初主演 圧倒的才能の女子高生作家が乗り移る2018年09月13日https://mainichikirei.jp/photo/20180913 (閲覧2019/1/5)

教誨師(2018日本、監督:佐向大 主演:大杉漣)

今年の2月に急死された大杉漣の主演作6人の死刑囚と接見する教誨(きょうかい)師の物語。舞台は刑務所内で進行し、全てが会話劇であるが、6人の死刑因のキャラクターの描き分けが素晴らしく全く飽きさせない。大杉漣が受けの芝居に徹しているのも見どころ。6人のうち1人に死刑が確定しているが誰であるかは観客も教誨師も知らないことがミステリーにもなっている。その教誨師自体も実は・・・。画面がスタンダードサイズ(4:3)からワイドサイズ(16:9)に切り替わる演出も秀逸。

(下の画像左は教誨師役の大杉漣、その右は教誨師の接見を受ける6人の死刑囚左から順に①心を開かない無口な男②気のいいヤクザの組長③自己中心的な若者④おしゃべりな関西の中年女⑤お人好しのホームレス⑥家族思いで気の弱い父親)

画像出典いずれも:『教誨師』 ©「教誨師」members。CINRA.NET大杉漣の最後の主演映画『教誨師』に草彅剛、天海祐希、黒沢清がコメント2018/10/04https://www.cinra.net/news/gallery/147190/3/ (閲覧2019/1/5)

 

Aさん

今回は劇場公開から2本、ブルーレイ鑑賞から1本を選んだ。

●『日日是好日』(2018日本 監督・脚本:大森立嗣(たつし))

エッセイスト森下典子の原作を、俳優大森南朋の兄でもあり「さよなら渓谷」などを監督した大森立嗣が脚本・監督した。私は原作を読んでいないのだが、この繊細で感性豊かな脚本と監督の力量に敬服した。黒木華演じる若い女性が、ふとしたきっかけで茶道教室に通うことになる。あまり乗り気でなかったにもかかわらず長続きし、やがて生活に人生に欠かせないものになっていく。その理由は樹木希林演ずる先生の柔らかな存在であり、禅語である「日日是好日」(毎日を大切に生きる)という茶道の心に、季節の変化を通して次第に気付かされていったからだろう

私は主人公が先生の家でお茶のお稽古をしていたある日、雨の音の美しさ、逆説的な静けさに気付くシーンがとても好きだ。私は昔お茶を習っていたが長続きしなかった。だが、一時体調を崩していた時に、これと同じような心境に達したことがある。お茶のことがわかっていてもわからなくても、いつまでもその世界に浸っていたくなるような、優しさと癒しに満ちた作品である。

(下の画像は右に庭を見ている茶道教室の先生役樹木希林、真中に生徒役黒木華、左に黒木と一緒に茶道を習う、いとこ役多部未華子。後ろが茶道教室の部屋。庭では自然の変化が味わえる)

 

画像出典:樹木希林さんのセリフが染みる…『日日是好日』に感動の声2018年10月17日https://www.cinematoday.jp/news/N0104279 (閲覧2019/1/20)

●『ボヘミアン・ラプソディ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

「ボヘミアン・ラプソディ」などの楽曲で有名なロックグループ「クイーン」の伝記映画45歳でエイズが原因で亡くなったヴォーカルのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた作りになっている。インド系移民でそのルーツに苦しんだフレディが、スターダムにのし上がっていく過程を丁寧に描いている。才能に満ちたエネルギッシュな生と悩み多きバイセクシャルな性を、主演のラミ・マレックが好演していて見応えがあった。

本筋とは違うが、ゲイであることを告白した後、理解者であり恋人だった女性と別れてもすぐそばに暮らし、彼女に向けて窓際で電灯をつけたり消したりするシーンに何とも言えない切なさを感じた。映画はライブエイドのシーンで終わり、ストーリーとしては筋追い的な感も否めないが、音楽の力と、ラミ・マレックのフレディに成り切った凄みのある演技に圧倒された。

(下の画像左はラストのコンサート[ライブ・エイド]の観衆に応えるクイーンの4人の場面。画像右の左側は実際のコンサートでのフレディ・マーキュリー、その右はフレディに成り切った凄みのある演技をするラミ・マレック。そっくりですね)

 

画像出典左:映画.comボヘミアン・ラプソディhttps://eiga.com/movie/89230/ (閲覧2019/1/20)  画像出典右:BIRKENHEAD ERKY『ボヘミアン・ラプソディ』主演のラミ・マレック、フレディへの想いを語る。https://blogs.yahoo.co.jp/erky_perky_fly/16425722.html (閲覧2019/1/20)

●『アメリカン・ビューティ』(1999米国2000日本公開 監督サム・メンデス 原題:American Beauty)

娘の同級生に恋する中年の男。その妻は不倫をし、娘は親と理解しあえない。アメリカの平凡な家族が抱える問題を描き、前半は昔の日本のドラマ「岸辺のアルバム」みたいだと思っていたら、段々コメディタッチになり、後半徐々にミステリー色が濃くなっていって、ラスト15分、一気にサスペンス風の展開になり思いもよらない衝撃的な幕切れとなる。この一筋縄ではいかない演出が出色だと思った。風に舞うビニール袋の映像が象徴するような、危うい重みの無い現代アメリカの中流家庭像。その崩壊の過程の表現が見事である。

(下の画像左は娘の同級生に恋する中年男役のケヴィン・スペイシー。アメリカン・ビューティとは真赤な花が咲くバラ科の名前。画像中は中年男が恋をした娘の高校同級生役ミーナ・スヴァーリ。画像右は中年男の妻役アネット・ベニングが垣根のアメリカン・ビューティを摘んでいる場面。アメリカン・ビューティは大変美しい花ですが目に見えない根っこから腐敗させていく傾向がある)

画像出典左:素晴らしきかな、映画人生!『アメリカン・ビューティ』幸福か不幸か?http://popclt.com/movies/movies-a/1722/ (閲覧2019/1/21)  画像出典中:TOKYODRIVE https://www.tokyodrive.tv/page/99/ (閲覧2019/1/21)  画像出典右:ミドルエッジ 娘の親友に恋してしまう!?1999年映画「アメリカン・ビューティ」画像元出典 ameblo.jp:https://middle-edge.jp/articles/JltVE (閲覧2019/1/21)  花アメリカン・ビューティの情報:映画『アメリカン・ビューティ』のあらすじからネタバレまでとことん紹介。https://ciatr.jp/topics/249957 (閲覧2019/1/21)

 

Nさん

印象に残った映画2本です。

1、『あん』(2015日本、監督河瀨直美)

樹木希林さん主演、DVD で鑑賞。過去に会員のお二人が良かった映画にあげた作品です。

(下の画像左は主人公が大好きな桜の花の前にいる場面の樹木希林。画像右はハンセン病で主人公と同じ療養所で長い間互いを支え合い、主人公が使っていたあんを作る道具を大事にしていた友人役の市原悦子。後ろにいるのは、どら焼き屋主人役の永瀬正敏。永瀬は療養所を訪問した時に主人公がどんな生活をしてきたかを友人役市原悦子の話を聞いて知ることになる。俳優市原悦子さんは2019/1/12に82歳で永眠されました)

 

画像出典左:映画ナタリー、樹木希林の主演作「あん」BS朝日で明日放送2018年10月19日https://natalie.mu/eiga/news/304438 (閲覧2019/1/20) 画像出典右:イントロダクション、監督・河瀨直美×原作・ドリアン助川http://an-movie.com/intro/ (閲覧2019/1/20)

2、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

 Queen の絶頂期には、ロックを進んで聴くことがなかったですが、曲はヒットしているので馴染んでました。映画を見てあらためて彼らの音楽の力強さを感じました

(下の画像左はクイーン役を演じる4人、画像右は実際のクイーン4人。右から2人目が主人公のボーカルのフレディ・マーキュリー。左端の髪が長いのがギターのブライアン・メイで天文物理学博士でもある。ブライアン・メイはモデルのローラさんや沖縄出身タレントのりゅうちぇるさんらが呼び掛けている米政府への沖縄「辺野古埋立停止」署名に署名したと表明し、署名を呼び掛けた。この署名はクイーンがどんなグループかを知る参考になるのではないでしょうか)

画像出典左:Bohemian Rhapsody 2018/11/18 (日)DIARY http://blog.rackas.net/2018/11/18/ (閲覧2019/1/20) 画像出典右:amass、BURRN!誌史上初のクイーン巻頭大特集、ブライアン・メイ独占インタビューも2018/12/06 16:14 http://amass.jp/113981/ (閲覧2019/1/20) ブライアン・メイの情報元:「緊急!! 緊急!! 」Queenのブライアン・メイさんも呼び掛け 辺野古の工事停止求める署名:2019年1月7日10:08:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/368171 (閲覧2019/1/20)

 

F.Iさん

1本ご紹介します。『ヴァイブレータ』(2003日本 監督:廣木隆一)

寺島しのぶが過食症のフリーライターの役で大森南朋が、中学中退のトラックドライバーの役なんですが、コンビニで出会って一緒に何日間か、トラックのなかで過ごすロードムービーです。大森の刷れてはいるが優しい雰囲気が魅力

(下の画像左はコンビニで偶然出会った2人が乗るトラック。画像中は食堂で食事をする2人。画像右は中学中退トラックドライバー役大森南朋とフリーライター役の寺島しのぶ)

画像出典左:映画『ヴァイブレータ』感想や考察~懐かしい孤独~ https://recommendmovie.com/vibrator-1026 (閲覧2019/1/22) 画像出典中:#ヴァイブレータ photos & videos https://www.imgrumweb.com/hashtag (閲覧2019/1/22) 画像出典右:トラック野郎とかあったよねhttp://fulviafh.blog32.fc2.com/blog-date-20091120.html (閲覧2019/1/22)

 

F.Mさん

*印象的な映画:今回、気づけば実話を基にし、生死に関わる3本になりました。

1生きてこそ(1993米国、監督フランク・マーシャル、原題Alive)

1972年に起きた旅客機墜落事故を元にしたドキメンタリー小説[生存者–アンデス山中の70日]原作で、その20年後に制作。アメリカの映画評論家の方が[簡単に語る事のできない物語が世の中には有る・・]と語っている様に、予備知識も全くなく、今回かなり沢山見た中で、印象度と言うか衝撃度でまずこの一本に 。墜落時の27人から生存して助かったのは16人生き抜く為に遺体となってしまった人の肉を食する・・・ 生きてこそ・・・自分ならどうする❓今も答えは出ていません・・・(≧∀≦)

(下の画像左は遭難した人々。右は救助ヘリを見つけて喚起する実際の写真。遭難61日目に、誰も救助に来ないとして二人が助けを呼びに出発する。二人は9日間歩き続けた後に人に出会い助かり、その二日後に救助ヘリが事故現場へ向かう。その時の救助ヘリからの写真)

 

画像出典左:JapaneseClass.jp Category:ウルグアイ空軍機571便遭難事故https://japaneseclass.jp/trends/list/Category (閲覧2019/1/20) 画像出典右:山と溪谷社、航空機墜落事故からの究極のサバイバル 生還者本人が30年の時を経て語るノンフィクション 『アンデスの奇蹟』http://www.yamakei.co.jp/news/release/20090323.html (閲覧2019/1/20)

2ボヘミアン・ラプソディ(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

1991年45歳と言う若さで、その当時最も恐れられていた病気の1つ、エイズで亡くなったクイーンのボーカル・フレディ・マーキュリーの自伝的映画。私があれこれ言うまでもなく、今最も支持されている映画の1本かと⁉️評判の良すぎる映画ではがっかりする事の方が多いのですが、これに関しては、やはりラストの21分のチャリティコンサート[ライブ・エイド]の映像が圧巻で、やはり自然に涙が・・・。映画&音楽って素晴らしい‼️と、改めて原点に帰って、今年は出来る限り沢山見たいと思わせてくれた作品です。

(下の画像左はラスト圧巻のコンサート[ライブ・エイド]の場面。画像右は実際の[ライブ・エイド]。実際の[ライブ・エイド]はユーチューブ「Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]」で約24分観ることができる。映画はほぼ実際そっくりに再現されていることが分かる)

画像出典左:車の修理と趣味の雑学映画『ボヘミアン・ラプソディ』は魂を揺さぶられる傑作https://ituka-kokokara.com/eiga002 (閲覧2019/1/20) 画像出典右:excite blog映画「ボヘミアン・ラプソディ」と実際のLive Aidでのパフォーマンスを比較した動画https://madameg.exblog.jp/28857062/ (閲覧2019/1/20)

3こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018日本、監督:原田 哲)

12月30日に見ました。2018年の最後に、笑えて、泣けて(主人公の強い意思を尊重してか)明るく描かれていた事で、元気も沢山たくさん頂きました。カラオケで、こんなにジーンとするなんて・・・。この所ちょうど20年振り位にカラオケに行く機会が何度か有り、改めて何気ない日々を大切にしたいと思わせても頂きました。筋ジストロフィと言う難病の1つとボランティア、やはり簡単には語れない物語だと思いますが、北海道のおおらかさと10キロ減量して望んだという主演・大泉洋はじめ、映画人の方々の熱意も伝わり、こちらもたくさんの方々に見て頂きたいおススメの1本だと思いました。

(下の画像左は減量前のテレビドラマ「アクロイド殺し」出演の大泉洋。画像中は撮影終盤約10キロ減量後、顎や首などが細くなっている。首のネッカチーフは人工呼吸器の接続部を覆うため。撮影の初めは6キロ程度の減量でスタート。画像右は大泉洋が演じた実際の痩せた鹿野靖明さんと北海道大学の学生が中心となったボランティアの人たち。鹿野さんは12歳で筋ジスを発症20歳まで持たないと言われたが42歳まで生存した。筋肉が消失していく病気で体中の筋肉が失われ動けない。肺の筋肉が失われてくると呼吸ができなくなり、心臓の筋肉が失われて心停止で死亡することが多い。有病率は人口10万人当たり17-20人程度。最後まで笑顔を見せる鹿野さんはボランティアとともに鹿野さんらしい人生として全うし、生きるとは何かを示した)

 画像出典左:シネマトゥデイ、大泉洋、三谷幸喜版「アクロイド殺し」SPドラマ見どころ明かす2018年4月5日15時54分https://www.cinematoday.jp/news/N0099880 (閲覧2019/1/20) 画像出典中:大泉洋、 最大10キロ減量も 『こんな夜更けにバナナかよ』渾身の役作り2018/12/11(火) 19:20配信https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00061098-crankinn-movi (閲覧2019/1/20) 画像出典右:WEBRONZA僕が「こんな夜更けにバナナかよ」を書いたワケ、反時代的ノンフィクションライター・渡辺一史さんインタビューhttps://webronza.asahi.com/culture/articles/2019010400002.html (閲覧2019/1/20) 筋ジストロフィの情報元:難病情報センター:筋ジストロフィ(指定難病113)http://www.nanbyou.or.jp/entry/4522 (閲覧2019/1/20)

*その他

①『泣き虫しょったんの奇跡』(2018日本、監督 豊田利晃)

上映期間が余りにも短く見そびれた1本ですが、原作を読み、その事により改めて今をときめく将棋の藤井聡太君がいかに天才かを認識させて頂きました

②『ベンハー』(1959米国、監督ウィリアム・ワイラー)

私が5歳の時に、今は亡き母と見た作品で、私にはあまりにも長く難しくてひたすら退屈で仕方がなかったのですが、帰り道に母がよかったネ〜と言ってとても幸せそうだった記憶が有り、どんな映画だったんだろう❓とずーっと気になっていた映画で(今回BSも見られる様になったお陰で)半世紀以上を経て、やっと見られてとても嬉しかった思い出の1本です。

 

S.Tさん

ベスト作品は『フジコ・ヘミングの時間(2018日本、監督小松莊一良)

戦前にドイツ、ベルリンでピアノを習う日本人母と絵を習うスウェーデン人父の間に生まれたピアニスト、フジコ・ヘミングの生涯を描いたドキュメンタリー作品。映画では年齢不詳としているが1932年生まれ撮影終盤85歳。フジコはコンサートがなくても1日4時間は練習し、2日も練習しないと感覚が戻ってしまうと言う。撮影者がいた時の練習で「今日は撮影者がいるから少し心を込めるわね」と話し、普通の演奏と心を込めた演奏の比較を披露している。全く違う。この場面は中盤の1分程度であるが、特に音楽に係る人にはこの場面だけでもこの映画を見る価値があると思う。「絵は後から手を加えて完成に近づけることができるけど、コンサートは後から手を加えられないので練習で完成しておかないとね」。終盤近くでは「心を込めた演奏の場合には、多少間違えても構わないわ。陶器のいい作品が多少割れていても価値が下がらないのと同じね」と話している。これは、筆者は、フジコ・ヘミングは心を込めて演奏すると、作曲者の域を超えて、フジコ・ヘミング流になると言っているのではないかと思う。フジコ・ヘミングが間違えることはないと思う。映画の中で心を込めた「ノクターン」「トルコ行進曲」「ジュピター」などを聞くことができる。リスト作曲の「ラ・カンパネラ」について「死に物狂いで演奏しないと表現できない曲。演奏者の心と生活のすべてが演奏に出てしまう。分かる人にはわかる。分からない人にはみんな同じに聞こえるでしょうね」と話す。この「ラ・カンパネラ」は映画の最後に聞くことができる。

下の画像左は演奏中のフジコ・ヘミング、右は昔の思い出を話す左にフジコ・ヘミング、右に弟の俳優の大月ウルフ。フジコは外人の風貌から子供の時にいじめられ、学校に行く途中に石を投げら、髪の毛を引っ張られ、怖かったと話す。弟はいじめられないようにフジコを守った。父親のヘミングは家族で日本に来てしばらくすると、仕事を探したら連絡すると言って海外に出て、二度と帰ってこなかった。二人とも父親の顔を知らない。戦時中は、近所の人が外人の家には配給をしないように嫌がらせをするので生活ができず、やむを得ず親戚がいる岡山へ疎開した。疎開先の学校の生徒に、目が日本人じゃないみたいと言われた時にフジコはぞっとしたと話す。二人は母親のピアノ講師や米軍人相手の店でのピアノ演奏で育てられた。フジコは5歳のころから母からピアノを教えられた。恐らくピアノができれば一人でも生きていけると思い教えたのだろうと筆者は思う。フジコは独身。16歳の時の病気で右耳が聞こえない。弟はヘミングを名乗らず、母方の大月を名乗っているのは、恐らく、父親が家族を捨てていったという思いからであろうと筆者は推測する。映画の終盤に父親のヘミングが作った日本郵船のポスターが見つかり、とってもきれいなポスターを見てフジコは「父も悪い人ではなかったようだ」と話した。フジコは最後の車の中の場面で「猫が誰からも見つからないように隠れて死ぬけど私もそういう死に方をしようと思うの。天国で母やいろいろな人に会えると信じている。天国は苦しいことがないというけど、苦しいことがないとつまらないわね」と話して最後になる。

感想:もしフジコさんが天国に召される時が来たら、天国でお母さんやフジコさんを支えてくれた人たちに会えて、フジコさんの思いが叶えられるといいなと思いました。

 

画像出典左:伝説のピアニスト フジコ・ヘミングが3年ぶりにアクロス福岡に登場!2017.5.27 https://fanfunfukuoka.com/event/86377/ (閲覧2019/1/4) 画像出典右:フジコ・ヘミングの時間 https://www.facebook.com/1356278537759443/photos/a (閲覧2019/1/4)

2番目はこんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018日本、監督:原田 哲)

主人公は12歳で車いす生活に入り20歳まで持たないと言われた実在した難病筋ジストロフィ患者の鹿野靖明と看護をするボランティアたち。プログラムを読むと、映画の背景が分かり、映画が一層味わい深くなりましたので、いくつかをまとめてみました。

1、夜更けに「バナナが食べたい」とボランティアに買ってくるように言う:障害者は面倒を見てもらっているのだから「わがまま」を言うな、我慢しろと一般的には思うが主人公はそうはしない。ボランティア役高畑充希は「何様と思っている」と反発する。この場面の背景:駅のエレベータは大きな駅では常識だが30年以上の障害者の絶えざる運動の成果。始めは障害者の「わがまま」のためにお金は掛けられないと相手にされなかった。今では法律で設置が義務付けられ、高齢者や荷物のある人やベビーカーの人には欠かせない。障害者の「わがまま」を受け入れる社会は社会の豊かさになる、という考え方。ほぼすべての人は病気や事故、高齢による衰えで障害者になる。豊かな社会は、その障害者の「わがまま」を当然のこととして受け入れることができる社会。これを、夜更けに「バナナが食べたい」を受け入れるボランティアたちの姿に象徴させた。

2、主人公鹿野は次から次へと「わがまま」を言い、コミカルに描かれていて面白く、暗さがない:背景:監督前田哲が目指したのは難病記録映画ではなく、「子供から年配の方まで届くエンターテイメント」。監督の狙い通り、私が観た時には映画館に小学生との親子ずれもたくさんいた。下の画像左の中央に人工呼吸器を付けた鹿野役の大泉洋、右にボランティア役で医師を目指す北海道大学医学部生役三浦春馬、左に教員と嘘をついて三浦に接近した喫茶店員役の高畑充希。このボランティア2人は監督の創作が相当入り込んでいるとのこと。2人は未来がない鹿野とは対照的に未来へ向かう若さの魅力が描かれている。実際のボランティアだった人は、実際の鹿野さんは映画でのように「わがまま」放題ではなく控えめで、人に気を遣うと話している。映画では監督が主題を表現するためと面白くするために誇張したと思われる。

3、実際の主治医の医療監修、介助指導、実際に鹿野が暮らした部屋が使われリアリティが追及された:大泉洋は筋ジス患者が車いすから崩れ落ちる時にどんな風に落ちるかを主治医に相談し、主治医は映画ではとてもうまく崩れ落ちていると話した。

4、鹿野さんの末期は昼夜ボランティアが居なければ生存できない。支えたボランティアは500人を超える:ボランティアはほとんど北海道大学の学生たちで、卒業していくので次々新しいボランティアが必要になる。映画でも繰り返しボランティアを募集する場面が出てくる。鹿野が42歳で亡くなるまでに500人以上がボランティアとして無償で働いた。北海道大学の学生たちも捨てたものではない、と思う。下の画像右は末期の実際の笑顔を見せる鹿野さん、腕は骨と皮の状態まで痩せているのが分かる。

5、鹿野の母親役のジャズシンガー綾戸智恵は息子が味覚異常の難病:何を食べても消しゴムのカス、どぶ水みたいな味がする難病。栄養剤と注射で生存。鹿野の母親はまるで自分自身、母親役に会えて本当に良かった、救われたような気持になりました。この映画は「悲しい」言うて泣く映画ちゃうねん。大泣きの裏に大笑いがあるからね。泣けない人は笑えない。笑てる人間は絶対泣いている。これはそういう映画、と話す。

実際の鹿野さんの言葉できないことは人を頼る勇気を持ちなさい」「頼られた時に応えられる人でありなさい」はとても印象的でした。また「どんなに重い障害があっても、地域で普通に生活できるような社会にしたい」として講演活動などを行っていた。

画像出典左:コメント映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話」http://bananakayo.jp/comment/ (閲覧20181/22)  画像出典右:渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』http://www.edia.jp/watanabe/watanabe/Banana.html (閲覧20181/22)

  3番目は『トレマーズ1990米国、監督ロン・アンダーウッド、原題:Tremors:直訳 振動)

残虐場面はなく、後味がいい痛快娯楽作品です。ストーリ:砂漠に囲まれた小さな村が舞台。ある日、電信柱の途中で干からびて死んでいる村人が発見される。なぜ長時間電信柱にいて、死んでも降りなかったのか謎となる。村周辺で変わった地震があるというので地震研究の女子学生が調べに来ていた。地震計を設置すると微振動を観察する。さらに村人の犠牲者や半分食べられたような羊が発見され、その様子から砂の中に何かがいる、と推察される。その生物は人や動物が起こす振動(Tremors)を感知して近づき襲うことが分かってくる。地震計の微振動は砂の中を移動する大型の未知の生物によって起こされていたことが推察された。

下の画像左は村の物販店の屋上に逃げて、生物が物販店の土台を壊す様子を見ている村人たち。やがて物販店も崩壊しはじめ、物販店脱出を試みる。画像右は村を捨てて逃げる途中の岩の上に避難した村人たち。生物は砂の中は移動できるが岩の上には上がって来られない。後は見てのお楽しみ。

感想未知の生物が徐々に実態を現してくる過程や、生物が振動に反応する着想が面白い村人の団結も、面白くしている。この作品はシリーズ化され5作が作られているが続編はいずれも子供だましのB級、C級映画レベルに落ち込み、1990年のオリジナルを超えるものはないと思います。5作目『トレマーズ コールドヘル』(2018米国、原題:Tremors: A Cold Day in Hell)はまだ見ていませんが、期待しない方がいいように思います。

 

画像出典左:懐かし映画劇場 「トレマーズ 地殻変動の謎」(公開時のタイトルだお)http://d.hatena.ne.jp/maco3/20100415/1271316866 (閲覧2019/1/9)  画像出典右:映画「トレマーズ」最新作記念 1~5 レビュー2016/4/5http://udariva.com/2016/04/04/post-881/ (閲覧2019/1/9)

(2/2)へ続く

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メンバーが選ぶ2018年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)

2018-07-21 14:32:43 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2018年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)の続き。

Aさん

万引き家族』(2018日本 監督 是枝裕和)

かつてカンヌ映画祭で柳楽優弥(やぎらゆうや)少年が最優秀主演男優賞を受賞した『誰も知らない』(2004監督是枝裕和)の系統の映画。ドキュメンタリータッチで、セリフは少なく、現代の社会問題(万引き、貧困、犯罪、風俗、児童虐待、年金不正受給など)をふんだんに盛り込んでいる。が、大きな違いは、今回は盛り込みすぎだということ。誰が主役ということなく群像劇のようになっているのだが、その分焦点がぼけるし、一人一人の人物の掘り下げが少ない。

疑似家族のようなこの家族に愛があったか? やっぱり疑問符が付く。監督の狙いはどこにあったのか? パルムドール受賞なのだからと思って観たが、期待が大き過ぎた。今回の城少年は無言で訴えるような目がとても印象的もっと少年中心のストーリーにしても良かったのでは

(下の画像左は万引きの常習犯父親役リリー・フランキーと出かける息子役の城桧吏(じょう かいり11歳)、画像右は城のアップ画像、目が印象的な表情を出す)

画像出典左:FASHION PRESS映画『万引き家族』 是枝裕和監督が犯罪で繋がる家族を描く、リリーフランキー×安藤サクラ×松岡茉優https://www.fashion-press.net/news/36215/2 (閲覧2018/7/13)画像出典右:万引き家族の子役の城桧吏が話題だが本名?読み方や名前の意味や由来は?http://memento79.net/manbikikazokukoyaku-11011 (閲覧2018/7/13)

(下の画像左は『誰も知らない』の母親から置き去りにされた子供たち4人。左から3人目が長男の明(あきら)役の柳楽優弥(やぎらゆうや)。学校に通うことを許されず、明以外は外に出てはいけないという母の命令を守っていた。画像右は柳楽当時14歳。電気・ガス・水を止められ困難な生活でシャツはボロボロになっている)

画像出典左右とも:映画「誰も知らない」レビュー。ネグレクト(育児放棄)の闇と子育てについて考える。http://jiik.jp/articles/YSxXr(閲覧2018/7/13)

にっぽん昆虫記』(1963日本 監督 今村昌平)

旅先のフランスの名画座のようなところで偶然に観た映画。この映画のことは知らなかったのだが、今村監督のベストワンとも言われているらしい。

大正7年から昭和半ばにかけて、東北の貧農に生まれた一人の女性の生き様を描く。地主にお金のために三男との足入れ婚(試し婚のようなもの)を強要され、娘を産み、やがて働きに出た東京で売春宿の女中から成り上がり、組織の元締めとなっていく。今村監督はそのエネルギッシュな生と性を昆虫の生命力に例えて観測日記のように描いた。主演の左幸子は、ベルリン映画祭で日本人初の主演女優賞を受賞している。

二時間あまりの映画で、よく一人の女性の数奇な半生を描き切ったものだと感心した。貧困や裏切りや近親相姦や犯罪など、ともすれば暗くなりがちなところを、今村監督はテンポの良さと淡々とした語り口でぐいぐいと引っ張るように見せていく。主人公はどん底に落ちそうでもどこかユーモラスなので救われる。出会った男たちを踏み台にしてのし上がっていくのだが、最後まで純粋な愛を交わしたのは、血のつながらない少し頭の弱い父親だけだった。そのことが悲しくも美しく心に残る。体当たりで演じた左幸子の演技が秀逸である。

(下の画像は主人公を体当たりで演じた左幸子)

画像出典:福岡市総合図書館映像ホールシネラhttp://www.cinela.com/schedule/139html/nikkatsu2.htm (閲覧2018/7/13)

 

Mさん

ウィル・ペニー』(1968米国 監督トム・グライス 原題:Will Penny)

 老練なカウボーイ、ウィル・ペニーが、カリフォルニアをめざして旅をしている女性カザリンと知り合う。ならず者の一団と争ってケガをしたウィルを、カザリンは手厚く看護するうち、ほのかな愛情をおぼえていく。だが50歳になるウィルには、カザリンと一緒に暮らすことを希望することはできなかった……。

主演はチャールトン・ヘストン、名作「猿の惑星」と同じ年に公開。カウボーイの生活が淡々と描かれ、派手なアクションはないが面白く観れました

(下の画像左は主人公ウィル・ペニーを演じるチャールトン・ヘストン。カウボーイは牛の世話請負人で牧場の雑用や遊牧民のように牧草を求めて移動することも請負う。主な舞台は冬には雪が降る牧場。画像中は優しく知的な女性カザリン。画像右は銃を構えるカザリン、後ろに息子がいる)

画像出典左と中:もうオレは50歳だ。家庭なんて持てない------It's too late for me ------「ウィル・ペニー」http://motolovelyboy.hatenadiary.com/entry/2015/05/11/110154 (閲覧2018/7/21)画像出典右:ウィル・ペニー アメリカ(昭和42年:1967)http://kakitubata.hanagasumi.net/kaigaieiga/willPenny/willPenny.html (閲覧2018/7/21)

グレイテスト・ショーマン』(2018米国 監督マイケル・グレイシー 原題:The Greatest Showman)

公開時には自分も恥ずかしながら舞台でミュージカルの稽古中。テーマも「みんな違っていい」。タイムリーでした。公開された撮影風景も拝見しましたが見事なチームワークでした。ブルーレイの発売日には早速、購入しました。

(下の画像左はアメリカで1800年代に見世物ショーなどの実在した興行師PTバーナム役ヒュー・ジャックマン。画像中左は1800年代に実際に出演していたタイ出身の結合双生児のチャン兄弟、一つの肝臓を共有していた。チャン兄弟は生涯結合したまま64歳まで人生を全うした。画像中右は出演していた3本足のレンティーニ。レンティーニは、結合双生児の変形と考えられている。画像右は出演していたひげ女性アニー・ジョーンズ。女性でありながら濃い口髭がある。映画ではひげ女性役のキアラ・セトルが次のように歌う『心の誇りは失わない。居場所はきっとあるはず。輝く私たちのために。言葉の刃で傷つけるなら、洪水を起こして溺れさせる。勇気もある、傷もある、ありのままでいる。これが私。気を付けろ、私が行く。自分で叩くドラムが伴奏。見られても怖くない、謝る必要もない。これが私。心の弾を受け続けた、でも撃ち返す。今日は恥も跳ね返す』)

画像出典左:久しぶりの映画鑑賞!グレイテストショーマンを観たhttp://littleboo.babymilk.jp/me/moved/greatest-showman/ (閲覧2018/7/21)画像出典中左:ウイキペディア『チャン&エン・ブンカー兄弟』(閲覧2018/7/21)画像出典中右:ウイキペディア『フランク・レンティーニ』(閲覧2018/7/21)画像出典右:ウイキペディア『髭女』(閲覧2018/7/21)

焼肉ドラゴン』(2018日本 監督 鄭義信)

万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む一家の話。今だに残っている韓国、北朝鮮そして日本の問題。舞台の映画化だそうで雰囲気がわかります。三姉妹の一人、井上真央さんの今までにない大人の演技には感心しました。題材が題材だけに興行的に苦戦しているのが残念です。

(下の画像は一家が勢ぞろいの記念写真。右端に日本軍人として出兵して左腕を失って「焼肉ドラゴン」を始めた父親がいる。左端に母親。母親の二人の連子を中央手前右の井上真央とその後ろの真木よう子が演じる。父親の連子は左端の母親の後ろの桜庭ななみが演じた。井上真央の恋人役に中央手前大泉洋。井上真央は、私は「頭の先からつま先まで韓国人」と話す。中学へ行った長男右から二番目は激しいいじめに会う)

画像出典:焼肉ドラゴンhttps://formerly.jp/442 (閲覧2018/7/21)

 

F.Mさん

よかった映画✳︎『空飛ぶタイヤ』(2018日本 監督本木克英)

池井戸潤氏原作なのと、実際に有った話をモチーフにした点とで、とても興味深く見ました。

我が家でも仕事上、過去その会社のトラック🚚を長年使用してまして・・幸い何事も無かったのですが、そんな事が有ったのか・・と改めて驚き、この映画のお陰で知れてよかったと思いました。

(下の画像は原作者の池井戸潤1963年6月生まれ55歳。三菱銀行に約8年務め、退職して執筆活動へ。銀行の内幕を描く『半沢直樹シリーズ』、中小企業と大企業の技術者の葛藤を描いた『下町ロケット』など。『空飛ぶタイヤ』も池井戸潤が追及する中小企業と大企業のはざまを描く作品)

画像出典:AERA「半沢直樹」原作者「半沢の真似はしない方がいい」https://dot.asahi.com/aera/2013082700007.html (閲覧2018/7/21)

✳︎『万引き家族』(2018日本 監督 是枝裕和)

その時、親の虐待で幼い少女が殺された事件の報道が盛んにされていた時期でも有り、その点だけでも印象に残る映画になりました。安藤サクラさんがとてもよかった❣️と実際に子育て・孫育てに奮闘してる友人の言葉に、深く頷きました❗️

(下の画像は体に傷のある少女左を洗ってあげている安藤サクラ)

画像出典:是枝裕和監督最新作『万引き家族』予告編https://www.youtube.com/watch?v=Vb-a4bmdtOM (閲覧2018/7/21)

✳︎『64-ロクヨン-前・後編』(2016日本 監督 瀬々敬久)

横山秀夫氏原作は、改めて面白いと‼️豪華キャストの映画版よりも、ピエール瀧主演のテレビ版の方が、よかったと思いました。

(わずか7日だけであった昭和64年に起こった少女誘拐事件。下の画像左は主人公県警広報官役の佐藤浩市。画像右はテレビ版で同じ広報官役のピエール瀧)

画像出典左と右とも:Cinema-Fan 64-ロクヨン-映画とドラマ比較してみる(キャスト・ロケ地)http://www.cinema-fan.xyz/entry/2016/04/30/64- (閲覧2018/7/21)

 

H.Eさん

モリのいる場所』(2017日本 監督 沖田修一)

 30年にわたり庭の生きものを観察して描き続けた画家・熊谷守一(くまがいもりかず、通称モリ)をモデルに晩年の夏の一日を描いた作品。モリの山崎務、妻の樹木希林のかけ合いは絶妙。この映画を観るまで熊谷守一という画家を知らなかったので、もっと知りたくなった

(下の画像左は画家モリ役の山崎努と妻秀子役の樹木希林。画像中は囲碁を行っている実際のモリ夫妻。映画でもこの場面がある。画像右は小鳥を手に載せている実際のモリ)

画像出典左:シネ・リーブル池袋上映作品森のいる場所https://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/movie/0443400.html(閲覧2018/7/29)(閲覧2018/7/29)画像出典右と右:アトリエの画家(7) いい夫婦・・・熊谷守一記事をクリップするhttps://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/36488417.html(閲覧2018/7/29)画像出典中:アトリエの画家(7)熊谷守一https://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/36522733.html (閲覧2018/7/29)

(下の画像左はモリの若い1918年38歳の時に描いた妻秀子の肖像画『某夫人像』。モリ役の山崎努はモリの作品展を観て「始めの頃の作品は油絵で何度も塗り重ねているが、特に晩年の画は、シンプルな、印象としては、サーと1回だけで塗っているという感じですよね。そういうところがね、僕は、ちょっとこれはこじつけかもしれないけども、演技に似ているような気がする。演技と言うのは1回ですからね。シンプルな勢いのある絵は良いんじゃないかな。引かれるところですね」とNHKの番組で述べている。下の画像中モリ85歳1965年の作品『猫』、画像右は91歳1971年の作品『赤蟻』。モリは87歳の時に文化勲章が内定したが「お国のためには何もしていないから」と辞退した。モリは「私は生きていることが好きだから、ほかの生きものもみんな好きです」と話す)

画像出典左:CINRA.NET『没後40年熊谷守一 生きるよろこび』『某夫人像』1918年38歳 豊島区立熊谷守一美術館https://www.cinra.net/event/gallery/138211/4 (閲覧2018/7/29)画像出典中:熊谷守一「生きるよろこび」展https://note.mu/yusukefujita/n/n8215a5369eb5 (閲覧2018/7/29)画像出典右:〇サンブログ熊谷守一展https://blog.goo.ne.jp/akmaru_2005/e/c1b92d8d7bf6590a9f514cda780158f8 (閲覧2018/7/29)

万引き家族』(2018日本 監督 是枝裕和)

ラスト女の子が、ベランダにひとりいるシーン、目黒の女児虐待と時期が近かった事もあり、何とも言葉がなかった。(下の画像の左の女の子が虐待を受けていたと思われ、傷が体にあった)

画像出典:『万引き家族』出演の11歳。城桧吏は、日本映画の救世主!?https://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1137386/ (閲覧2018/7/30)

以上です。

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メンバーが選ぶ2018年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)

2018-07-11 21:07:38 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーからメールで頂いた2018年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品は次の通りです。作品西暦は日本公開年度です。メンバーが2018年前半に観たもので公開年度や劇場で観たかに拘っていません。TVやレンタルBDなどを含めて選んでいます。

Nさん

 まず、印象に残った作品として『万引き家族』(2018日本 監督 是枝裕和 英題:Shoplifters)です。

 なんと言っても男の子と女の子の子役の存在感が圧巻でした。

 一番印象に残ったところは、刑事に「母親になりたかったのか?」と尋問された安藤サクラが正面カメラアップのまま、表情がだんだん歪んでいく顔です。このシーンが長くて、その長いカット時間で私はこれまで子どもたちに愛情たっぷり注ぐ慈愛ある女性と見ていたのですが、次第に安藤サクラの表情の変化と共に、これは子どもを万引きした?…いや~誘拐ではないか!と我に返った感覚が起こりました。

6人それぞれにそれぞれの思い巡らせられる作品でした。

(下の画像左は近所の団地の陰で震えていた女の子を見かねて連れて帰り真ん中に寝せている。女の子の体に虐待らしき傷があった。右にリリー・フランキー、左に安藤サクラ。画像右は家族全員6人。左端に母親役の安藤サクラ、その右は連れ帰り6番目の家族となった女の子。中央の父親役リリー・フランキーに抱えられているのは父から万引きのコツを教えられる息子。右端におばあちゃん役の樹木希林がいる)

画像出典左右とも:是枝裕和『万引き家族』予告編 リリー、安藤サクラらの「許されない絆」https://www.cinra.net/news/20180418-manbikikazoku (閲覧2018/7/9)

次は楽しめた作品の『帝一の國』(2017日本 監督 永井聡)です。管田将暉他出演。今年TV地上波で見ました。

ストーリーは超名門男子高校の生徒会長選挙をめぐる戦闘コメディです。感想は、どこかの総裁選を彷彿させてとにかく笑い100%で、面白かったです。

(下の画像は生徒会長選挙を争う関係図。イケメン勢ぞろいであの手この手の選挙戦。いずれも20代最高29歳で高校生役を頑張っている。顔写真の右に原作マンガの顔、映画では髪形など原作のイメージを大事にしている。主人公帝一の父親の経産省官僚役に吉田鋼太郎がいる)

画像出典:菅田将暉主演「帝一の國」17年4月29日公開!野村周平、竹内涼真らイケメン俳優ずらり勢ぞろいhttps://eiga.com/news/20161116/2/1/02/ (閲覧2018/7/9)

 

Uさん  

1)『タクシー運転手 約束は海を超えて』(2017韓国 監督チャン・フン 英語題名A Taxi Driver)

この作品は1980年5月18日から27日にかけて韓国光州市を中心として起きた民衆の反政府蜂起デモに対して、当時実権を握っていた軍が市民を敵とみなし銃弾を浴びせ弾圧した光州事件を描いています。映画は、ソウルで1人娘と平凡な毎日を送っていたタクシー運転手と、光州での事件の真実を取材しようとするドイツ人記者を中心に、彼らを取り巻く平凡な市民や学生に起きた悲劇を描いたものです。当時の韓国は全斗煥の軍事政権下でしたが、野党指導者の金泳三や金大中が逮捕されたのをきっかけに、金大中の地元である光州市の民衆が蜂起したのでした。しかし、軍事政権は光州市に通じる道路を閉鎖し、外部への情報統制を敷いて、光州では学生を中心とした暴徒が騒いでおり兵士らが犠牲になっていると、テレビなどで嘘の報道していたのでした。

ドイツ人記者ピーターは真実を知ろうと、言論統制の敷かれた光州に取材に行くために、英語もろくに話せないタクシー運転手マンソプを高額のチップで雇い、検問を通り抜けて光州市に入るのでした。彼らは実際に目撃した光州市内の現実は、無防備の市民を兵士が銃撃している光景であり、市内の病院には犠牲になった若者らがいっぱいの有様でした。

映画は、平凡なタクシー運転手マンソプが学生や親切なタクシー運転手と出会い、真実に目覚めていく姿を通して、光州事件の真実を再認識させてくれるのでした。

韓国では1200万人突破の記録的大ヒットとなっています。韓国の人口が5200万人であるので、なんと4人に1人が見たことになります。このようなタイプの映画が大ヒットするのは日本では考えられないことです。韓国の市民パワーも感じさせられました。

(下の画像左は主人公のタクシー運転手、高額を提示されて喜んでソウルから光州市へ向かう。画像中はタクシーの依頼者ドイツ人記者。画像右は実際の光州市民のデモ)

画像出典左と中:タクシー運転手 約束は海を超えてhttps://twitter.com/taxidriver0421 (閲覧2018/7/7)画像出典右:4033号光州事件http://s.webry.info/sp/hotcroqmaster.at.webry.info/201805/article_14.html (閲覧2018/7/7)

2)『空飛ぶタイヤ』(2018日本 監督本木克英)

 実際にあったM自動車のリコール隠しをモデルにした池井戸潤の小説「空飛ぶタイヤ」はテレビでも放送されていたが、今回初めて映画化されたものです。運送会社のトラックから1トン以上もあるタイヤが外れ、歩道を子供と歩いていた主婦が亡くなった。トラックは大企業グループのホープ自動車であり、原因は整備不良であるとの結論が警察に届けられた。しかし、自社の整備員を信じる運送会社の赤松社長は自ら調査を行い、原因が整備不良ではなく、トラックの部品そのものにあることを突き止め、大企業によるリコール隠しが行われていた現実を知るのでした。

 映画では、赤松社長が従業員や家族の生活を守りながら、真実を知ろうと奮闘する姿がテンポよく描かれていました。ただし、2時間という短い時間内では描ききれないものも多く(ホープ自動車内部でのやり取り、内部告発者の葛藤、報道機関の問題点など)、その点が残念でした。

(下の画像左は三菱ふそうトレーラー。事故の車種とは異なります。事故は2002年横浜市瀬谷区の中原街道でおき、トレーラーの左前方のタイヤが外れた。画像右は映画での整備不良の責任を負わされた運送会社メンバー。左端の茶パツヘアーは自動車整備士役の阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、左から2人目は運送会社社長赤松役の長瀬智也、左から3人目は専務役笹野高史、右端は整備課長役六角精児)

画像出典左:三菱ふそう トレーラー 平成17年式 KL-FV50LHRhttp://www.aritou-shouten.co.jp/modules/truck/index.php?action=DataView&data_id=20136 (閲覧2018/7/7)画像出典右:映画ナタリー 長瀬智也「空飛ぶタイヤ」サザンの主題歌フィーチャーした特別予告が劇場で上映https://natalie.mu/eiga/news/280687 (閲覧2018/7/7)

3)『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018米国 監督ジェイク・カスダン 原題:Jumanji: Welcome to the Jungle)

 1995年に映画化されていますが、今回の映画はCGによる迫力が大幅に加わって、映像は前作をしのぐ面白さがありました。前作はゲーム盤を置いたメンバーの家や街が舞台だったのですが、今回はメンバーがそれぞれのキャラクターになりきって、テレビゲーム(ジャングル)の中に入ってしまうのが時代の経過を感じさせられて面白かったです。

 ゲームの主人公になった4人がそれぞれの能力を出し、助けあってゲームをクリアしていくのはゲームをやらない私にも楽しめた映画でした

(下の画像左はすべての始まりになるゲームボードJUMANJI、これが題名。画像中は校長から掃除を言い渡された高校生4人が掃除をさぼってJUMANJIのゲームを始めた場面。4人はJUMANJIの魔法の力によりゲームの人になってジャングルの世界へ吸い込まれる。画像右は年齢や性別などが変わってゲームの中の人になってしまった高校生4人)

画像出典左中右とも:我想一個人映画美的女人blogジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル/JUMANJI WELCOME TO THE JUNGLE https://blog.goo.ne.jp/some-like-it-hot/e/e10f3ab242059b5b44b01b4482bfb4e0 (閲覧2018/7/8)

 

STさん

ベスト作品は『リメンバー・ミー』(2018米国、監督リー・アンクリッチ 原題:Coco)

映画の中で、人は2回死ぬ。1回目はこの世で死んで、あの世で生きている。2回目はあの世から姿を消した時に、本当の死を迎える。あの世から姿を消す2回目の死は、この世で1回目に死んだ人をこの世の人が誰も思い出さなくなった時に生じる。下の画像左はあの世で歌う主人公のミゲル少年中央。中央の大きな帽子をかぶった人をミゲルは大叔父さん(ミゲルはひ孫)と思い込んでいる。画像右はこの世でのミゲル少年とミゲルのおばあさんのココ(Coco)。原題のCocoはこのおばあさんの名前。思った以上に内容が深く、思わぬ展開で感動的。映画本編が終わって最後のスタッフなどの名前が出てくる途中でテロップが出てくる「時を超えて、私たちを支えてくれた人々をけして忘れない」という内容。映画は本編が終わってもすぐ帰らない方がいい。このテロップを見落とすと、この映画の重要なメッセージを見落とすことになる。題名の意味がこのテロップからもわかります。また頑張ろうかなと思わせてくれる、生きる力を与えてくれるようなとても爽快な作品でした。

画像出典左:アカデミー賞「主題歌賞」受賞!映画『リメンバー・ミー』より橋本さとしが歌う本編シーン公開https://entertainmentstation.jp/news/189057 (閲覧2018/7/4)画像出典右:#ママココ photos & videos https://www.imgrumweb.com/hashtag (閲覧2018/7/4)

 2番目は火垂の墓(1988日本、監督高畑勲)ストーリー:太平洋戦争中に兄妹が必死に生きていく姿を描く。下の画像左は防空壕に住んで4歳の妹の面倒を見ている主人公14歳の清太。画像中左は清太に甘える妹。画像中右は元気な時の妹節子。画像右は食べるものがなく、栄養失調でやつれていく節子にあめのドロップをなめさせる場面。この後節子が死亡して、主人公は海の砂浜で一人で節子を火葬にして小さな骨をドロップの缶に入れる。あまりに悲しい作品なので、後半はつらくて直視していられないくらい。いつまでも心に残る名作

原作との違い:最も大事な最後のホタルの場面が違う。原作の最後は、ずいぶん前に読んだので多少記憶違いがあるかもしれないが、およそ次のような場面。鉄道線路際の古くなった枕木を立てて鉄条網を付けた防護壁のところに主人公14歳の少年清太は足を前に出し腰を下ろしてしゃがみ、いよいよ死に近づいて水のような下痢便を出しながら意識が遠くなっていき体が前かがみになった時に、ドロップの缶が手から落ちて転がり、缶の中に入っていた少年が火葬にした4歳の妹の白い小さな骨が転がり出て草むらの中に入っていった。そのとき草むらからホタルがぱっと飛び立った。妹の墓はそのホタルが舞った草むらであった。これが原作の題名「火垂の墓」。映画には原作の最も大事なこの場面がない。それでも映画は、少年清太の姿を生き生きと描いている。原作者の野坂昭如は、自分の少年時代の体験を基にした、主人公清太が野坂で、食べ物がなく衰弱してほぼ死の状態になったことや自分の妹が亡くなって一人で火葬しドロップ缶に骨を入れたことなどは、ほとんど実際のとおりと話していた。

画像出典左:高畑勲『火垂るの墓』を読み解く3つのポイントhttps://cinema.ne.jp/recommend/hotaru2018041317/ (閲覧2018/7/5)画像出典中左:「火垂るの墓」実話だった!?裏話が残念すぎるhttps://ghibli-animetoshidensetu.net (閲覧2018/7/5)画像出典中右:アマゾン火垂るの墓 Soundtrackhttps://www.amazon.co.jp (閲覧2018/7/5)画像出典右:火垂るの墓 ドロップやないhttps://www.youtube.com/watch?v=6mdYPBIuhJY&list=PLXU8ndW4uX06ohJ-2ptR0wluvgY98_fME (閲覧2018/7/5)

3番目はザ・サンド(2015米国 監督アイザック・ガバエフ 原題:The Sand)

未知の生物のSFサスペンスもの。ストーリー:真夏の海辺の砂浜に突然生き物を溶かし込む細菌のような未知の微生物が現れる。下の画像左は砂浜に倒れ顔を砂に付けたとたん微生物に溶かし込まれていくサーファー。砂の上に舞い降りた鳥も砂の中に溶かし込まれる。画像右は昨夜どんちゃん騒ぎをしていた学生たち。昨夜人食い砂に溶け込まれていく人を見てドラム缶に逃げ込んだ学生。ドラム缶の外に出られない。ドラム缶の学生は、朝起きて海小屋から降りてきてタラップのところにいる二人に砂に足をつけるな、と叫ぶ。左の車で夜を過ごした学生も起きてくるが、ドラム缶の男は砂に出るなと叫ぶ。感想発想の面白さがいい。海小屋は小さなもので近くに人はいない。さてどうなるか、見てのお楽しみ。残虐場面はあまりなく、楽しめる。

画像出典左右:더 샌드> 머리가 나쁘면 몸이 고생http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=cradmaser342&logNo=220793603938 (閲覧2018/7/6)

メンバーが選ぶ2018年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)へ続く

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メンバーが選ぶ2017年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)

2018-01-11 17:42:08 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2017年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)の続き。

Aさん

彼女がその名を知らない鳥たち』(2017日本 監督:白石和彌 原作:沼田まほかる)

昨年後半のナンバーワンは邦画では『彼女がその名を知らない鳥たち』だ。イヤミスの女王、沼田まほかるの原作を「凶悪」やTV版「火花」などの白石監督が映像化した。私は読まず嫌いのために原作は読んでいない。しかしこの映画は紛れもなく純粋な一人の男の無償の愛を描いていて、ゾクッとするものがあった

 風采の上がらない15歳年上の男・陣治(阿部サダヲ)と暮らす女・十和子(蒼井優)。だが彼女はひどい捨てられ方をして別れた黒崎(竹野内豊)が忘れられない。彼に似た別の妻子持ちの男(松坂桃李)とも関係を持つ。そんな揺れ動く十和子を陣治は少ない稼ぎで面倒を見つつ、どなられてもけなされても無償の愛をささげていく。次第に黒崎の失踪が判明し、事件なのか陣治が関わっているのか、一気にミステリアスな雰囲気が濃くなっていく。

 蒼井優のいつもながらのふわっとした演技は文句なく上手いし、イケメンの竹野内豊と松坂桃李がろくでもない男たちを演じているのも見どころ。だが特筆すべきは阿部サダヲが実にはまり役ということ。あの大きな目で温かく女を見守ったり、おどおどしたり、不穏な空気を感じさせたりする。観るものを最後まで引き付け、予想もしなかったラストに突っ走り、同時にタイトルの意味が浮かび上がるしくみ。その演出は実に巧みで、こみ上げて来る感動があった。やっぱり純愛って凄い! こんな日本映画もあるのかという、驚きと発見のある作品だったので、読まず嫌いでなく原作もぜひ読んでみたい。

(下画像左は主人公の十和子(蒼井優)と陣治(阿部サダヲ)。画像中は忘れられない昔の男で失踪する役の竹野内豊左。画像右はデパートの社員(松坂桃李)が十和子を誘惑する場面。ご参考:イヤミスとは=読んで嫌な気分になる(=後味の悪い)ミステリーのこと:はてなキーワードより)

画像出典左:シネマドリ「彼女がその名を知らない鳥たち」大阪の川沿いに建つ 十和子と陣治のマンションhttps://www.athome.co.jp/vox/curation/house/113285/ (閲覧2018/1/11)。画像出典中と右:YAHOO映画彼女がその名を知らない鳥たち (2017)https://movies.yahoo.co.jp/movie/ (閲覧2018/1/11)

日の名残り』(1993米国 監督ジェームズ・アイヴォリー 原題:The remains of the day 原作:カズオ・イシグロ)

 これは随分と前に観て、地味ながら凄く印象に残っている映画だった。きっかけは知人に英国最高の文学賞を受賞した原作を勧められたことだった。昨年、原作者のカズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したのをきっかけにもう一度DVD鑑賞した。やはり素晴らしい。何が素晴らしいかというと、「眺めのいい部屋」「モーリス」などのジェームズ・アイヴォリー監督の抑制のきいた気品のある映像と、今回は怪演でなく自分を殺すような抑えた演技を貫く主演の執事役のアンソニー・ホプキンス有能な女中頭役のエマ・トンプソンのコンビネーションが抜群なのだ。そしてイギリスの広大な田園風景もまた物語に奥行きを与える。

 第一次大戦後の1920年代から1930年代、ダーリントン卿に真摯に仕える執事のスティーブンスは、広いお屋敷で多くの使用人を仕切り充実した日々を送っていた。そんな彼を助ける有能な女中頭ミス・ケントンだが、その信頼は次第に愛情に変わっていく。お互いに愛情を感じながらも素直になれない二人。もどかしい感情を抱えつつ、戦後処理で訪れる各国の政府要人などの来客の応対に追われていく忙しい日々。そしてミス・ケントンは他の男性と結婚して屋敷を去る。時は過ぎ、平和平等主義の卿は利用されて、ドイツのナチス主義に加担したと見なされ失意のうちに世を去る。新しい進歩主義のアメリカ人の主人に仕えるスティーブンス。新たな女中頭候補として結婚生活がうまく行っていないらしいミス・ケントンのもとを数十年ぶりに訪れるのだが……。

 ミス・ケントンを訪れる途中の酒場で「私は政府要人と非公式に接する仕事をしていた」と胸を張るスティーブンス。その矜持と相反する後ろめたさを心に秘めるアンソニー・ホプキンスの演技が見事。愛情は取り戻すことができなかったが、もどかしい感情の発露のようなラスト、お屋敷から緑深い森に向けて飛び立つ鳩の映像が美しく、誰にでもある人生の後悔や自由への渇望など、感慨深い余韻を残す名画だ

(下の画像左はダーリントン卿の邸宅での非公開の国際会議。画像中の左に執事スティーブンス(アンソニー・ホプキンス)、右には有能な女中頭ミス・ケントン役のエマ・トンプソン。画像右は原作者カズオ・イシグロ)

画像出典左:日の名残り('93)ジェームス・アイボリーhttp://zilge.blogspot.jp/2008/11/93_10.html (閲覧2018/1/15)画像出典中:映画「日の名残り」。――過去の栄光が崩れるとき https://ameblo.jp/tta33cc/entry-11799654582.html (閲覧2018/1/15)画像出典右:Amazon日の名残り (ハヤカワepi文庫) Kindle版の表紙(閲覧2018/1/15)

 

S.Tさん

ベストの作品は『AI』(2001米国、監督スティーヴン・スピルバーグ。原題:A.I. Artificial Intelligence:和訳人工知能)

「母」を愛することだけをインプットされたAIロボットを描いたSF。最後を知ってしまうと面白くないと思うかもしれないが、知っていても少しも感動がなくならない。逆に2回目の方が、感動が深まるのではないかと思う作品でした。最後を知ることが気になる人は、以下は観てから読んでください

ストーリ:子供が病気で、冷凍保存状態で回復できないことを知り、激しく落胆する母親に父が母の愛情に応えるAIロボットを特別注文で手に入れる。ところが子供が奇跡的に回復し実の子供とAIロボットの両方の生活をする。AIロボットが誤って実の子をおぼれさせてしまい、AIロボットを廃棄処分しなければならなくなる。廃棄処分になると分解されてしまう。下の画像左は母親がAIロボットを廃棄分解に出すことができずに遠くの森に、自分で生きて行ってと捨てる場面。捨てられる理由が分からず、捨てないでと訴えている。森にはほかにも捨てられたロボットがいて交流が始まるが、ロボット廃棄業者に次々捕まってしまう。逃げ延びたAIロボットは母を探し続けるが見つからない。画像中左は母を探している最中のAIロボット。やがて機能停止する。それから数百年(?)がたち、すべての人類は滅びていなくなり、宇宙人が地球に来て人類がどのような生物だったかを調べる。AIロボットは再起動し宇宙人はAIロボットが人類を知る貴重な存在と認識する。宇宙人はDNAを使い人類を再生しようと試みるが1日しか再生できない。AIロボットが母の髪の毛で再生してほしいと激しく望むので、宇宙人たちは望みをかなえてあげる。画像中右は宇宙人が、再生は朝起きて夜眠るまでの1日だけと言うことは母には伝えてはいけないとAIロボットに話している場面。母は再生され、家もAIロボットの記憶通りに作られ、望みどおりに母と過ごす1日が作られる。画像右は1日が終わり眠たくなったという母の手を胸に当てて一緒に寝るAIロボット。この後AIロボットは自ら機能を再起動しないように停止する。この場面を思い出して、この文章を書きながら涙がにじんで来る。

画像出典左、中右、右のいずれも:hatenablog映画『A.I』...最も残酷な愛の呪縛http://yuruyuru00.hatenablog.com/entry/2016/03/17/233011(閲覧2018/1/4)。画像出典中左:CINEMATOGRAPHE.A.I. – Intelligenza Artificiale https://www.cinematographe.it/cinema-in-tv/intelligenza-(閲覧2018/1/4)

 2番目は『人生フルーツ』と『居酒屋ばあば』(2017日本、監督伏原健之)

H.Eさんが2017年前半の良かった映画で『人生フルーツ』を挙げていたので観てみました。すべて実話のドキュメンタリー。主人公の津端修一さんのように自分も生きられたらいいな、うらやましいなと思う作品でした。修一さんが92歳で亡くなる前に最後の建築(福祉施設)設計の仕事を無償で引き受けて、施設建設が終わる前に散歩から帰って昼寝をした時に、そのまま帰らぬ人になった。福祉施設の基本設計は終わっているので具体的な建設に大きな問題はなかった。設計では小さな木がたくさん植えてある所があり、修一さんは福祉施設の人にここは何年か後には立派な林になり木陰ができますので楽しみにしていてくださいと話している。修一さんの妻英子(ひでこ)さんがその後も健在でナレーションを担当した樹木希林との1時間弱の対談『居酒屋ばあば』が同じドキュメントグループにより撮られている。そこで、英子さんは樹木希林に「若いころの修一さんより晩年の修一さんの方がずっと魅力的で好きです」と話す。樹木希林も夫の内田裕也と今でも時々会うことや、内田裕也がお金を無駄に使ってしまうので、遺産が娘に渡るように事務所名義を娘にしていると話す。がんが転移していて特別な治療をあきらめ自然に任している樹木希林と英子さんの死についての会話など、この対談は本編の『人生フルー』の感動が深まるとても魅力的なものでした。

下の画像左は最後に基本設計した福祉施設(街のサナーレ・メンタヘルス・ソリューションセンター)、広いガラス越しに緑の庭が見えるようになっている。画像中は右に修一さん、左に英子さんがいる。画像右は樹木希林(当時74)と対談中の英子(89)さん左。 

画像出典左:かっぱカレッジ『人生フルーツ』トークイベントhttp://kappacollege.com/course (閲覧2018/1/4)。画像出典中: 建設通信新聞公式記事ブログ【映画】30畳一間でスローライフの老建築家夫婦、最後の仕事とは? 『人生フルーツ』17年1/2より公開http://kensetsunewspickup.blogspot.jp/2016/11/301712.html (閲覧2018/1/4)。画像出典右:樹木希林の居酒屋ばぁば【東海テレビドキュメンタリー傑作選】https://bangumi.skyperfectv.co.jp/e2/?uid=i12733497 (閲覧2018/1/4)

3番目は『否定と肯定』(2017英国。監督ミック・ジャクソン。原題Denial)

ナチスの残虐行為はなかったと主張する否定論者の歴史研究者アーヴィングが、ナチスの残虐を記した本「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の真実」著者リップシュタットを名誉棄損で訴える。その裁判の実話を基にした作品。日本でも南京大虐殺がなかったとする「歴史研究者」がいるなど、ヨーロッパでも同じことが起きているのかと思い観てみた。日本とほとんど同じ状況なのでビックリストーリ:否定論者アーヴィングはリップシュタットが大学で講義をしている授業に乗り込み、学生たちに「ヒットラーはユダヤ人虐殺を命令していない。もし命じたと証明できる者にはこれをあげよう」と札束千ドルを振って見せる場面から始まる。英国では名誉棄損は起訴された方が名誉棄損はなかったことを証明しなければならないので、起訴されたリップシュタット側で弁護団が作られ、綿密な調査が行われる。裁判で否定論者アーヴィングは「毒ガス室などはない。ガスはユダヤ人の体にいたノミを駆除するためのものだ」「死体がたくさん部屋にあったのは死体安置所だったからだ」と主張する。リップシュタット側が「死体のノミをどうして駆除する必要があるのか」と質問するとアーヴィングの主張は崩れる。他にもいくつかの論争点が解明される。判決直前に裁判長が「事実でなくても信じる自由はある」と言うような話をして判決がどうなるか分からなくなる。最後は見てのお楽しみにしておきます。

プログラムによれば脚本担当のデビッド・ヘアは否定論者が映画を「非難する隙を与えないようにするために、裁判の公式記録を隅々まで読み」「1日分の裁判記録を読むのに4~5時間かかった」がすべて読んだ。裁判でのやり取りはすべて実際に話された通りとのこと。リップシュタット役のレイチェル・ワイズは2日間リップシュタットと過ごし人柄を吸収し、撮影の間中連絡を取り合っている。スカーフや服装はリップシュタットのものを実際に着用している場面がある。裁判はアーヴィングが2001年に上訴したが棄却で確定。その後2002年にアーヴィングは破産宣告しているとのこと。下の画像左はリップシュタット役のレイチェル・ワイズ中央、周りにいるのは弁護団スタッフ。画像中は否定論者アーヴィング役のティモシー・スポールが裁判で発言しているところ。画像右はリップシュタット側の法廷弁護士ランプトン役のトム・ウィルキンソン。英国では弁護士の分業が進んでいて、法廷弁護士が代表して弁論を行い、事務弁護士は戦略を立てるなど。この弁護士の分業が分かっていないと少し混乱する。

画像出典左:映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス“ホロコースト否定”論者との対決映画『否定と肯定』原作者デボラ・E・リップシュタットさんに聞くhttps://lee.hpplus.jp/kurashinohint/838897/(閲覧2018/1/4)。画像出典中:「否定と肯定」ホロコーストはなかったと言われたら。フェイク・ニュースを読み解く力を持つために信じること、信じないこと。実話の映画化。レイチェル・ワイズ主演映画【感想】http://eiga-suki.blog.jp/archives/denial.html(閲覧2018/1/4)。画像出典右:『否定と肯定』インタビュー含む特別映像https://www.youtube.com/watch?v=JDV20OkcONo(閲覧2018/1/4

 

Mさん

スター・ウォーズ最後のジェダイ』(2017米国 監督ライアン・ジョンソン 原題:Star Wars: The Last Jedi)

今回はレイの出番が少ないように思うがその分、ルークの活躍にワクワクしました。レイヤ姫も含め、良い年輪を重ねましたね。レイヤー姫役のキャリー・フィッシャーの訃報は誠に残念です。赤い地面に白い雪が色彩的に綺麗です。今回も大迫力のMAX画面で鑑賞しました。

(下の画像左はレイ、画像中はルーク、画像右はレイヤー姫)

 

画像出典左:RTE Star. Wars: The Last Jedi soars to $745m worldwidehttps://www.rte.ie/entertainment/2017/1224/929511-star-wars-the-last-jedi-soars-to-745m-worldwide/(閲覧2018/1/19)。画像出典中:Polygon. Star Wars: Episode 8 will focus on what’s happening with Luke, director sayshttps://www.polygon.com/2017/1/11/14237012/star-wars-episode-8-luke-skywalker-rian-johnson(閲覧2018/1/19)。画像出典右:News The Essential Daily Briefing. Star Wars: The Last Jedi trailer hints at poignant final role for Carrie Fisher https://inews.co.uk/culture/film/star-wars-last-jedi-trailer-carrie-fisher/(閲覧2018/1/19)

キングスマン・ゴールデンサークル』(2018米国 監督マシュー・ヴォーン 原題:Kingsman: The Golden Circle)

この作品も続編になり、期待通りの面白く仕上がっていました。前作の主人公を脇に廻し、若い方が演じていました。残虐性が上手くブラックユーモアになっています。3作目も又、違う主人公が演じるような予告が観られました。

(下の画像は右にカバン型の武器を使う諜報組織キングスマンの“エグジー”、左に傘に仕込まれた銃を使うハリー。世界最大の麻薬密売組織ゴールデンサークルが絡んで来る)

画像出典:1ZOOM.ME ブレードランナー 2049、ハリソン・フォードhttp://www.1zoom.me/ja/wallpaper/533190/z17367/1366x768 (閲覧2018/1/19)

ブレードランナー2049』(2017米国、監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ 原題:Blade Runner 2049)

今回は続編でまとめてみました。難解な前作、復習の意味で再見。やっぱり難解。新作は多少、理解できたかな

前作より数十年後の世界を描き、主人公のハリソン・フォードも同期。まだ、頑張っていますね。我々世代には勇気を与えてくれます

(下の画像は雨の中の元ブレードランナー役のハリソン・フォード)

画像出典:1ZOOM.ME ブレードランナー 2049、ハリソン・フォードhttp://www.1zoom.me/ja/wallpaper/533190/z17367/1366x768 (閲覧2018/1/19)

 

H.Eさん

夜間もやってる保育園』(2017日本 監督 大宮浩一)  

完全オーガニックの給食による食育や療育プログラム、卒園後の学童保育など独自の試みを続ける新宿区の24時間 保育園「エイビイシイ保育園」を中心に北海道、新潟、沖縄の保育現場を取材。夜間保育の現場を追ったドキュメンタリー

感想: 認可夜間保育園があることを初めて知った。とはいえ全国で約80。とても足りる数ではない。夜、働かなければならない親がいれば、子どもにも保育は必要。そんなことも含め、いろんなことを知ることができた作品だった。

(下の画像左は園児の面倒を見ている保育士。画像右は夜間もやってる保育園での子供たちの給食風景)

 

画像出典左と右:映画の時間 夜間もやってる保育園 作品情報https://movie.jorudan.co.jp/cinema/34089/ (閲覧2018/1/21)

ヨコハマメリー』(2005日本 監督 中村高寛)

白塗りの化粧に白い貴族のようなドレスという特異な姿で注目を集め伝説の娼婦 ハマのメリーさんをめぐるドキュメンタリー

感想:関内で働いていた頃、馬車道のアート宝飾の前のベンチに座っているメリーさんをよく見かけていた。監督の新作「禅と骨」が公開されたのにあわせリバイバル上映されていると知り伊勢佐木町で見た。最後に映った晩年のメリーさんのきれいで穏やかな顔が印象に残った

(下の画像左は横浜のメリーさん。画像中は横浜の街での真白一色のメリーさん。画像右は晩年のきれいで穏やかなメリーさん)

 

画像出典左と右:晩安日記ヨコハマメリーhttp://blog.goo.ne.jp/momonngamomo/e/e480727839ce26400bddd4b9470f4d99(閲覧2018/1/21)。画像出典中:TAMA CINEMA FORUM 「ヨコハマメリー」上映会http://www.tamaeiga.org/archives/event/merry/merry.html(閲覧2018/1/21)

以上です。

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