横浜映画サークル

サークルメンバーの交流ブログです。

メンバーの鑑賞感想や映画情報など気軽に記述しています。

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(4/4)

2019-07-22 15:38:25 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(3/4)の続きです。

S.Zさん

近頃、何かと忙しく、なかなか劇場へ足を運べておらず、日々の通勤においての鑑賞が主となっていますが、その中でも自信を持って「良かった」と思える作品が見当たりませんんでした。結局、『グリーン・ブック』を超える作品が見当たらないため、この上半期、見直した作品で比較的勧められる作品を洋画、邦画、アニメから各1本ずつ挙げることにしました。

◆洋画:『カリートの道(米,1994日本公開 監督ブライアン・デ・パルマ原題:Carlito's Way)

【あらすじ】:刑務所から出所した元ヤクの大物売人カリート(アル・パチーノ)は、ヤクザな稼業から足を洗い、南の島での余生を望む。しかし、いままでのしがらみが彼を許さず、目的達成のために山あり谷ありの時が過ぎていく。彼は無事に南の島へたどり着けるのか。

【感想】:この作品から何かを得ようとすることは難しいが、ストーリーが単純な一本道でわかりやすく、程良いアクションもあることで、観る者を飽きさせない。さらに味付けとして、カリートのロマンスの話もあるが、詰め込みすぎていない絶妙なバランスは見事。個人的にはこのような単純な作品は好みではないが、わかりやすさという点では迷いなく一票。ギャング映画にアレルギーが無ければ、一度は観ておいても損は無いと思われる。

(下の画像左は刑務所から出所した元ヤクの大物売人カリート(アル・パチーノ)。右の画像の左にアル・パチーノ、中央は南の島へ一緒に行くことを約束した女性。右は裁判を支えた弁護士)

 

画像出典左:フィギュアの館BLITWAY アル・パチーノ カリートの道https://blogs.yahoo.co.jp/rikipeko/61521252.html (閲覧2019/7/21)画像出典右:TAMAJIRO CINEMADAYSタマジローの勝手に映画レビュー「カリートの道」Carlito's Way 感想 レヴューhttp://blog.livedoor.jp/tamajiro_cinemadays/archives/51107552.html  (閲覧2019/7/21)

◆邦画:『ヒメアノ〜ル(2016日本 監督 吉田恵輔)

【あらすじ】:主人公の岡田(濱田岳)とバイト先の先輩、安藤(ムロツヨシ)が想いを寄せるユカを巡る恋の話を軸に、シリアルキラー森田(森田剛)が起こす数々の殺人事件の顛末を描く物語。

【感想】:公開当初、絶賛されたサイコパスを演じる森田演技力は、いまも色褪せない。ただ、ストーリー的には「出来すぎだろ」という点は否めないのもたしか。当初は笑いもあるが、ストーリーを追うに連れて、笑いは薄れ、緊迫感は増していく。結末はある意味、観る者にハッピーエンドかどうかを委ねる点は評価できる点であると言える。ただ、登場人物に感情移入はしにくく、外から傍観者として観ることになるかもしれない。とはいえ、森田の演技は一見の価値あり。

(下の画像左はアルバイト先の2人、手前濱田岳と向うにムロツヨシ。画像中は森田にストーカされていると2人に話すユカ。画像右は人を殺すことが止められなくなるサイコパスを演じるV6の森田剛。『ヒメアノ〜ル』とはヒメトカゲという体長10cmほどの小型爬虫類、強者の餌となる弱者を意味する(情報元ウィキペディア;ヒメアノ〜ル))

  

画像出典左:TOWER RECORDS ONLINE森田剛、濱田岳出演、原作・古谷実、吉田恵輔監督作『ヒメアノ~ル』発売。めんどくさいから殺していい?日常と狂気が交錯する、緊迫の99分。あなたの心は耐えられるか? https://tower.jp/article/feature_item/2016/08/10/2501 (閲覧2019/7/21)  画像出典中左:Girls Channel『ヒメアノ~ル』見た人!https://girlschannel.net/topics/1356654/ (閲覧2019/7/21) 画像出典右:芸トピ『ヒメアノール』が実写化でV6森田剛が単独初主演?岡田准一がアカデミー賞優秀主演・助演男優賞の2冠で火が付いた?https://geitopi.com (閲覧2019/7/21)

◆アニメ:『映画  聲の形(2016日本 監督 山田尚子)

【あらすじ】:将也のクラスに聾唖の女の子、硝子(しょうこ)が転校してくる。硝子は筆談で将也(しょうや)たちと友だちになろうとするが、将也たちは彼女をイジメてしまう。しかし、ある出来事をきっかけに、今度は将也がイジメられる側に。その後、硝子は転校してしまい、将也の孤立は続いていく。その後、歳を重ねた将也は硝子との再会を望むが…。

【感想】:アニメ自体はあまり鑑賞作品が少ないのだが、京アニの事件があり、このタイミングでしか挙げられないと思ったので、あえて挙げることにした。これは映画版ということもあり、ストーリーが少々駆け足ではあるが、やはりイジメられる側イジメる側表裏一体であることを、改めて感じさせる点は評価に値するわかっていることとはいえ、それをストレートに表現しているところは見事。これを観た人はイジメがどれほど愚かであるかがわかるはず。実際、人の痛みは当事者になってこそわかるということを学べる作品ではないだろうか。個人的には、忘れた頃にリピートする数少ないアニメ作品。

(下の画像左は小学生の硝子が転校時の自己紹介に、いつも持っている筆談帳に「耳は聞こえません」と書いて見せている。画像中は将也が耳に向かって大声でからかっている。将也は硝子の補聴器を汚いと言って捨てたり、筆談帳にバカと書いたりいじめを繰り返した。画像右は歳を重ね、高校生になった2人)

  

 画像出典左:Hatena Blogいずむうびい 戀をしたのは『映画 聲の形』http://m-ism6021.hatenablog.com/entry/2016/09/17/030745 (閲覧2019/7/21)  画像出典中:BuzzFeed.News映画「聲の形」、聴覚障がい者はなにを思う "元筆談ホステス"と観るhttps://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/koenokatachi-movie (閲覧2019/7/21)画像出典右:京都アニメーション劇場最新作『聲の形』の続報&映像が公開!待望の映画化https://nijimen.net/topics/3594 (閲覧2019/7/21)

 ◆おまけ:天気の子

前作がインフレ評価を起こしていた新海誠を批判するべく観てきたが、前作が駄作であったことの反動か、いろいろ注文はあるにせよ、今作はまずまずの出来ではないだろうか。ただ最終的な評価はリピート後になると思う。これから観に行かれる方も多いと思うので、あらすじは割愛とした。

◆今後鑑賞予定作品:『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実

 

Mさん

放浪記(1962日本 成瀬巳喜男)

森光子のでんぐり返しの舞台で有名な話。序盤あたりの目尻の下がった高峰秀子の雰囲気が良い感じを出していた。昭和初期の街の風景良いですね。今、成瀬巳喜男作品を見直したいですね。

(下の画像左は目尻の下がった高峰秀子、男性は中谷昇。画像右は昭和初期の街中の高峰秀子と右に田中絹代)

 

画像出典左:公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団CINEMA SPECIAL『放浪記』http://mitaka.jpn.org/ticket/1112230/  (閲覧2019/7/21)画像出典右:Tomo @hontoeiga  2018年3月24日その他映画「放浪記」東宝サイトhttps://twitter.com/hontoeiga  (閲覧2019/7/21)

ゴジラキング・オブ・モンスターズ(2019米  監督マイケル・ドハティ)

東宝映画として子供の頃から観ていた作品がアメリカで制作。着ぐるみでなくCGなのでリアル感満載。自分が一番好きなキングギドラが出現。存分に暴れていました。次作のキングコング編にも期待出来ます。東宝作品のゴジラシリーズで一番好きな作品はX星人が出てくる『怪獣大戦争』です。

(下の画像左は南極に眠っていたモンスター・ゼロ(キング・ギドラ)がテロリストの活動で覚醒。画像右はキング・ギドラに誘発されてゴジラが復活)

 

画像出典左:映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』:キングギドラがほかの映画のドラゴンと違うワケhttps://www.gizmodo.jp/2019/05/the-creators-behind-godzilla-king-of-the-monsters-expl-1835036512.html (閲覧2019/7/21)画像出典右:ほのぼのニュースゴジラ2キング・オブ・モンスターズのキャスト,あらすじ,ネタバレ,予告動画,日本公開日は?https://usakun.com/godzillakingofthemonsters-6311 (閲覧2019/7/21)

 アベンジャーズエンドゲーム(2019米 監督アンソニー・ルッソ,ジョー・ルッソ。Avengers直訳:報復者たち。報復=仕打ちにやり返す攻撃の総称)

シリーズ最後となるとのふれ込みになる作品です。全てのヒーローが総出演。各自の持ち味を生かしながらラスボスを倒すストーリー。演じる俳優は変わっていますが数本あるスパイダーマンも脇に回り、ヒローズの1人。単独の各ヒローを観ていた自分にとっては夢のような映画でした。

(下の画像左は宇宙最強の敵サノスに立ち向かうために再結集しているヒーローたち。画像右は変身後のヒーローたち)

 

画像出典左:THE RIVER【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』カメオ出演者と製作秘話 ─ 発見困難な人物からMCU史上初の設定まで、証言とともに紐解くhttps://theriver.jp/eg-spoiler-31/4/ (閲覧2019/7/22)   画像出典右:mama’sアベンジャーズ/エンドゲームの考察!展開はどうなる?https://vivofficial.com/10384   (閲覧2019/7/22)

 

 H.Eさん

半世界(2019日本 監督:阪本順治)

しっかりと心に沁みる映画でした。上映館も少なく、期間も短く残念です。

(下の画像は、自分が描いた人生になっている?と問いかける公式サイト。右は主人公を演じる稲垣吾郎)

画像出典:映画「半世界」公式サイトhttp://hansekai.jp/disc.html (閲覧2019/7/21)

こどもしょくどう(2019日本 監督:日向寺太郎)

 現代社会の貧困やネグレクトなどの虐待問題を子どもの目線から描いた作品。

 観ていて重すぎて辛いと感じることも。舞台となった食堂が、最後に「子ども無料」の食堂になったのは希望

(下の画像左は川の土手の車の中で父親と生活している姉妹。画像中は食堂を営む両親に、右の姉妹に食事を上げてと頼む小学5年の息子。画像右は食堂の両親(常盤貴子、吉岡秀隆)。メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)のH.Eさんの2 『こども食堂にて』も参照ください)

  

画像出典左:映画.com こどもしょくどう (C)2018「こどもしょくどう」製作委員会https://eiga.com/movie/88082/gallery/3/  (閲覧2019/7/22)画像出典中:映画の時間 こどもしょくどう作品情報“子ども食堂”が必要とされる現代社会を子どもの視点から描く。https://movie.jorudan.co.jp/cinema/37235/  (閲覧2019/7/22)画像出典右:こどもしょくどう (C)2018「こどもしょくどう」製作委員会https://kodomoshokudo.pal-ep.com/  (閲覧2019/7/22)

 こんな夜更けにバナナかよ(2018日本監督:前田 哲)

数年前に偶然原作と出会い好きな1冊に。映画化されると知り、正直戸惑った。

どんな映画になるのだろう・・・と。鹿野靖明さんご本人の映像がみられたのは良かった

(下の画像左は電子書籍の表紙、笑いと涙の映画化。画像右は札幌市狸小路をボランティアと散歩中の鹿野靖明さん。鹿野さんは講演の後、街を散歩するのが好きだったとのこと。「メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)」F.Mさんの3『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』とS,Tさんの2番目『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』もご参照ください)

 

画像出典左:文芸春秋BOOKS電子書籍こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話、渡辺一史著 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1679119500000000000G (閲覧2019/7/22) 画像出典右:「あなたのために」をまとう力に抵抗して 「夜更けにバナナ」はわがままか?(後編)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00010001-bfj-soci (閲覧2019/7/22)

以上です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(3/4)

2019-07-13 20:50:33 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/4)の続きです。

O.Aさん

レプリカズ(2019/5/17日本公開 監督:ジェフリー・ナックマノフ 、主演:キアヌ・リーブス、原題:Replicas訳:複製)

キアヌ・リーブスが愛する家族のために倫理に反した暴走を加速させる科学者を演じるSFアクション。大切な家族を亡くして、その人たちを蘇らせる映画は過去にも沢山ありました『ペット・セメタリー』『デッドリー・フレンド』『クリエイター』などなど。

過去作のほとんどが最終的に主人公が大切な人の死を受け入れてそれを乗り越える話なのに対して、本作は全く真逆の結論を用意していて驚きました。完全に倫理的にダメなエンディングなのに何故かハッピーエンディングになっている不思議な作品

製作も兼ねたキアヌ・リーブスは実生活で妻と子を亡くしているのでそれが色濃く作品に反映されていると思いました。SFとして観ても楽しめる映画です。あまり話題になっていなかったようなので。

(下の画像左は事故で家族を失い呆然と立っている父親(キアヌ・リーブス)。父親は脳の意識機能を装置に保存する研究者。画像中は蘇らせた子供。画像右は蘇らせた母親が不自然さに気が付き、真実を話す父親)

  

画像出典左と右:映画の時間 失った家族の再生を目指す神経科学者の暴走https://movie.jorudan.co.jp/cinema/37202/ (閲覧2019/7/13)   画像出典中:TSUTAYAレプリカズhttps://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA0000YFY07 (閲覧2019/7/13)

ハロウィン(米2019/4/12日本公開、監督:デビッド・ゴードン・グリーン、主演:ジェイミー・リー・カーティス)

 ジョン・カーペンター監督による1978年の名作ホラー「ハロウィン」の40年後を描いた続編。ジェイミー・リー・カーティスが同じキャラクター ローリー・ストロードを再び演じます。実は当作品はシリーズ9作目の続編ですが、2~8作目が全て無かったことになっている世界です。下手に途中の作品を観ていると逆に混乱します。設定が変わっていたり、死んだはずのキャラクターが登場したりするので。

1978年の1作目を観てから本作を観るのが理想的な鑑賞法です。

(下の画像左は1978年作のハロウィンの仮面を付け刃物を持った殺人鬼マイケル。マイケルは6歳で母親と姉を刺し殺し精神病院に入っていたが21歳の時に脱走。殺人を繰り返し、生存している妹高校生(ジェイミー・リー・カーティス)を狙う。画像中は2019年作の殺人鬼マイケル。画像右は40年がたっても妹(ジェイミー・リー・カーティス)を襲う場面)

  

画像出典左:BUSINESS INSIDER 2018年、アメリカ人がハロウィーンに見る予定の映画 トップ10https://www.businessinsider.jp/post-178206 (閲覧2019/7/13)  画像出典中:映画『ハロウィン』オフィシャルサイトhttps://halloween-movie.jp/index.php (閲覧2019/7/13)  画像出典右:CinemaCafeジェイミー・リー・カーティス、『ハロウィン』16年ぶりの復活はジェイク・ギレンホールのおかげ!?https://www.cinemacafe.net/article/2019/04/02/60958.html (閲覧2019/7/13)

バンブルビー(米2019/3/22日本公開、監督:トラビス・ナイト、主演:ヘイリー・スタインフェルド原題: Bumblebee 訳マルハナバチ)

 大ヒットSFアクション『トランスフォーマー』シリーズの人気キャラクター、バンブルビーを主役に、シリーズの始まりを明らかにする物語。物語の設定を1980年代にしているのが良かったです。まさに自分がリアルタイムに過ごした時代でした。

意思を持ったワーゲンが活躍する映画つながりで『ラブ・バッグ』のバービーを思い出しました。主演は『トゥルー・グリッド』でアカデミー賞にノミネートされたあの女の子です。

(下の画像左は主役の少女(アカデミー賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルド)が購入した中古車。実は金属生命体がトランスフォーム(変換)していたものだった。画像右は車庫で金属生命体が元のロボット型に戻ったところ。少女はバンブルビーと名付けた)

画像出典左:Aol今度の主役はバンブルビー!『トランスフォーマー』スピンオフ映画の予告編が公開https://news.aol.jp/2018/06/09/bumblebee-trailer-transformers/   (閲覧2019/7/13)  画像出典右:tvgrooveヘイリー・スタインフェルド主演、映画「バンブルビー」の最新予告編が公開! 「トランスフォーマー」の人気キャラの最初の出会いとは[動画あり]https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/40179.html   (閲覧2019/7/13)

 

F.Iさん

そこのみにて光り輝く(2014日本 監督 呉美保)

感動したんでひとつ。『そこのみて光り輝く』の菅田将暉と池脇千鶴の演技が素晴らしいです。

(下の画像の左はいろいろな収入で両親を支える役池脇千鶴、中央はその弟で粗暴な役菅田将暉。右はパチンコ屋で菅田将暉と知り合った綾野剛。3人の生活が描かれる。舞台は造船、水産、鉱山産業の函館。題名の「そこ」は社会の底辺、どん底生活の底も含むという)

画像出典:善兵衛ヒットチャート -Movie review-「そこのみにて光り輝く」https://jiz-cranephile.hatenablog.com/entries/2015/04/04 (閲覧2019/7/21)

(4/4)へ続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/4)

2019-07-12 11:45:23 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/4)の続きです。

 Aさん

●『ROMA/ローマ(2018メキシコ・米合作、アルフォンソ・キュアロン監督・脚本・撮影、原題「Roma」)

5月下旬、長い旅行の前で忙しかったのだが、銀座での上映に出かけて行った。ずっと観たかった映画だった。もともとNetflix配信だったが、やはり劇場の大画面で観たかったのだ。

舞台は1970年ごろのメキシコシティのローマ地区。夫婦と子供4人、祖母が住む邸宅に、主人公の家政婦クレオは住み込みで働いている。一家は裕福だが医者の夫は家を空けがちで、浮気をしている様子。クレオに武術好きの彼ができるが、妊娠を打ち明けると彼は自分が父親とは認めず冷たく去って行く。ある日、出産前のクレオは街で、民主化運動の学生達を虐殺もいとわず鎮圧する民兵集団の中に彼を見つけるが……。

この映画は監督自身のメキシコシティでの幼年体験をもとに制作された。そのためか全編を通して、撮影も兼務した監督の愛ある視線を感じる。内容のあまりの地味さに当初通常の公開ができなかったというが、やはり大画面で観るべき作品だ。

タイルを水で流すアップの長いシーンから始まる美しいモノクロ映画だ。何かが始まる予感、だがそれは淡々としたありふれた日常の始まりでしかない。タイルを流すのも飼っている大型犬の糞の始末のためだ。邸宅で忙しく働くクレオをカメラは横移動でずっと追っていく。メキシカンネイティブらしいクレオ。仕事は忙しいが子供達に慕われ家主にも信頼されている。一見恵まれてはいるが、やはり家政婦としての線引きのある暮らしだ。

物語は人種問題、政治問題、男女問題などを遠くにからめつつ、クレオという一人の家政婦を通して、実は図太くしっかりとした日常生活のゆるぎなさ、家族や人と人との絆を描いている。それを表現する計算しつくされたカメラワークの圧倒的な美しさ。決して美しいものだけを撮っているのではないが、そこに映し出されているのは生きることの深淵さと素晴らしさだ。特にラスト近くの海辺のシーンと、大空に飛行機が横切り画面がストップしたかのようなラストシーンは強く心に残っている

(下の画像左は邸宅の家族、後ろに立っているのが主人公家政婦クレオ。画像中は働いているクレオ。画像右はラスト近くの海辺のシーン)

  

画像出典左:映画は娯楽だ!ROMA/ローマ https://plaza.rakuten.co.jp/mag7cup/diary/201903260000/ (閲覧2019/7/9)  画像出典中:ニューヨークで思考する。映画『ROMA ローマ』をNYで見た感想レビューhttps://akbrooklyn.hatenablog.com/entry/2-2019-roma-movie (閲覧2019/7/9)  画像出典右:nagamovie【ネタバレあり】『ROMA ローマ』感想・解説:Netflixじゃなくて映画館で見たかったhttps://www.club-typhoon.com/archives/2018/12/16/roma-movie.html (閲覧2019/7/9)

●『バーニング劇場版(2018韓国イ・チャンドン監督、村上春樹原作『納屋を焼く』、原題Burning訳:焼く)  

村上春樹の原作を映画化したものは、過去に観た限り気落ちするものが多かった。しかし、この作品は村上を良く理解し、リスペクトした上で製作しているのがよくわかる。決して原作を損なうものでないばかりか、映画化にあたり監督の新しい世界を構築している。

劇場公開に先立って、NHKでTV版が放送されている。それもとても良くて、映画より短いTV版の方がむしろ村上春樹の世界観がよく出ていたと思った。特にラスト、結末がよくわからない形で終わるのが、いかにも村上らしい味がある。だがロングバージョンの「劇場版」は違う。ラスト、主人公の行動がはっきりとしたある形で現れるのだ。これには度肝を抜かれたが、これはこれで「有り」だと思った。

主人公のジョンスは、街で幼馴染のヘミに出会い、彼女がアフリカ旅行に行く間、彼女の猫の世話を頼まれる。だが、その猫は存在しない。へミは旅先で金持ちの男性ベンと知り合い、一緒に帰国する。三人で会ったある日、彼はジョンスに「時々ビニールハウスを焼いている」と告白する。次に焼くのはこの近くのものだと。しかしその後ジョンスがどんなに調べても、焼かれた形跡はなかった。そんな時、へミが突然失踪するが……。

短編小説を2時間28分の長さに映画化したというのに、長尺を感じなかった。物事が起こる伏線が見事に散りばめられていて、実に丁寧な作りだ。村上の小説のキーワード存在と不在」「孤独の井戸」「失踪と消滅などを感じられるのもファンには嬉しい。ジョンスを演じたユ・アインは風貌も所作も一番、村上が書く主人公に近いと思った。『オアシス』や『ペパーミント・キャンディ』など、イ・チャンドン監督の他の映画も観たくなった。

(下の画像左は主人公ジョンス。画像中はジョンスの幼馴染で失踪するヘミ。画像右は「時々ビニールハウスを焼いている」と話すベン)

  

画像出典左:映画の時間 村上春樹の小説を、イ・チャンドン監督が映画化https://movie.jorudan.co.jp/cinema/36654/ (閲覧2019/7/9)  画像出典中:Movie Walker巨匠イ・チャンドン監督が明かす、村上春樹原作『バーニング劇場版』を読み解くヒントとは?(画像5/9)https://movie.walkerplus.com/news/article/177841/image1052581/ (閲覧2019/7/9)  画像出典右:バーニング劇場版https://twitter.com/hashtag/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%8A%87%E5%A0%B4%E7%89%88?lang=bn (閲覧2019/7/9)

 

Uさん

1)『記者たち 衝撃と畏怖の真実(2019日本公開2018米製作 監督ロブ・ライナー原題Shock and Awe訳ショックと畏怖)

この作品は2003年のイラク戦争の開戦理由となる「イラクが大量破壊兵器を保有している証拠がある」というアメリカ政府高官の意図的リーク情報を、信憑性を検証することなく有力新聞やテレビが取り上げる中で、唯一、政府の情報に疑問を持ち、「イラク戦争反対を貫いた中堅新聞社ナイト・リッダーの4人の記者を主人公にした映画です。イラクではその後、大量破壊兵器は見つからず、一部の大手新聞は謝罪の広告を出したそうです。しかしすでに破壊し尽くされた国土、バラバラになった民族、現在も貧困状態が続くイラクの国民生活は改善が進まないままです。当事者の米国政府はイラクから撤退し、復興の責任を放棄して、現在、次のターゲットを探しているのです。日本の大手マスコミも米国のいうままにイラク情報を流したのですから同罪でしょう。

映画では2001年の同時多発テロ発生から、アルカイダに加えてイラクをも敵とみなし開戦の証拠をでっち上げたアメリカ政府が、さらにイラク侵攻の世論の形成に突き進みます。大手メディアは政府発表の裏付けを取らずにその開戦方針を後押ししていきます。これに対して、ナイト・リッダーの記者たちはこつこつと独自の調査を行い、大量破壊兵器発見の根拠はないという確かな情報から、唯一開戦の根拠を否定する記事を出していくのです。しかし掲載された記事は非難され身内からも反対されてしまいます。こうした状況で、真実を伝えていくのは当時のアメリカでは大変勇気のあることです。

この映画は専門家の間では評価は高いものの、一般受けはあまりなかったかもしれません。しかし、このような映画が作られ続けていくアメリカ映画界にはいつまでも健全さが残っているようです。

(下の画像左はイラク戦争開戦の根拠のでっち上げを暴露する記者たちの部屋。画像右はイラクに最後通告の演説をしているJ.W.ブッシュ大統領)

 

画像出典左:真実を暴け!「夜の騎士団」の孤軍奮闘 ―『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/54205  (閲覧2019/7/9)   画像出典右:米大統領:イラクに最後通告 演説全文【おーるさんが残したデータベース】https://blog.goo.ne.jp/kayaman55/e/12013bfb8725c36f4c3f23dcf9ebd3c7  (閲覧2019/7/9)

 

2)『アラバマ物語(1963日本公開1962米制作 監督ロバート・マリガン原題To Kill a Mockingbird訳モッキングバード(ものまね鳥)を殺すために)

この作品は50年以上前に公開された映画ですが、私はいままで題名だけしか知りませんでした。今回たまたまテレビで観たものですが、今でも解決していない人種差別の問題を、小さな町に住む弁護士家族と地域住民のやり取りから深く掘り下げた名作です。

舞台は1930年代のアラバマ州の田舎町、白人女性へ暴行容疑で逮捕された黒人青年トムの弁護を担当するグレゴリー・ペック演ずる弁護士アティカス・フレンチの物語です。裁判では物的証拠は全くなく、被害女性とその父親2人だけの証言が有罪の証拠として取り上げられています。物語の主要な場面である公開裁判の中で弁護士アティカスは、証言者2人の発言に多くの矛盾があることを明らかにしていきます。しかしながら全員が白人の陪審員は容疑者を有罪としてしまいます。判決を苦にした黒人青年は護送途中に逃亡を図ったために警官に射殺されてしまいます。また、弁護士アティカスの2人の子供たちも被害者の白人女性の父親から逆恨みを買って襲われてしまうのでした。

この作品はいまだにアメリカ映画ベスト100に選ばれる映画だそうです。映画は弁護士アティカスの子供が過去を語るという方法で描かれておりわかりやすく、当時の人々が置かれた状況でそのように行動した必然性がよくわかるのです。最近のアメリカでは、人種差別に関連する問題はなくならず、黒人ばかりか、メキシコ人、イスラム人、アジア人などにも対象が広がっているようです。本作品が今でも高く評価され続けるのはある意味では当然なのかもしれません。

(下の画像は裁判の場面。手前左が弁護士役グレゴリー・ペック。右に容疑者の黒人男性役ブロック・ピーターズ)

画像出典:シネマトゥデイ連載第6回『アラバマ物語』(1962年)https://www.cinematoday.jp/news/N0072164 (閲覧2019/7/9)

 

S.Tさん

ベスト作品は『町田くんの世界(2019日本 監督 石井裕也)

映画要点:主人公の高校生町田くんは、人をだれでも平等に好きで、他人の幸せを心の底から喜ぶ。スポーツは苦手で走るのは50m12.4秒(原作の数値、映画では数値出てこない)で、いつも一生懸命走るが遅い。プログラムによれば膝を上げ過ぎて走るため「前に進むエネルギーが上に進んでしまった結果」とのこと。映画では急がなければならない場面でこの走りがたくさん出てくる。学校の成績も悪い。困っている人がいると自分のことは後回しにして助けてしまう。このような町田くんになったのは小さいころ井戸に落ちて頭を打ってしまったためらしい。町田くんの世界に接した周囲の人が徐々に変化していく。

感想:町田くんのような人が大好きですので、うまく描いてくれたことと、一部の人にある弱い人をいじめ、他民族を恨むことを煽る世相の中で、この映画がとても重要に感じてベスト作品にしました。最後をメルヘンにまとめているのが少し残念。恐らく監督は町田くんのような人は現実には存在しないと思いメルヘンにしたのではないかと思う。もし私が監督ならば原作と違ったとしても、メルヘンにせず最後まで現実的な展開にし、現実の壁にぶつかった町田くんが、壁を乗り越えることを暗示させる場面で終わらせた。町田くんのような人は若い人にも大人にも現実にはたくさん存在していると私は確信している。普通過ぎて映画にならないだけ。

プログラムによれば石井監督らは「シリアの内戦やイスラム国のテロなど、世界の悲惨な出来事に彼が直面したら、まだ純粋な瞳で“人が好き”と言えるだろうか?その可能性と限界を厳密に問い直し、徹底した話し合いが重ねられた」とのことです。世界の悲惨な出来事に対し、私は、「町田くん」なら、なぜ悲惨な現実が生じるかの原因を掴むことで自分一人でなく、多くの人と共に立ち向かうことができると確信している。

以下出演者の言葉:自分が出演した作品を悪くは言わないでしょうがいずれも納得のコメントです。以下プログラムからポイント部分を抜粋。

高畑充希:町田くんみたいに見返りを求めずに人にやさしくできる人になりたいですね。町田くんみたいな人が同級生にいたら、私きっと大好きになっちゃうと思う。

池松壮亮:町田くんみたいな普通の人が主人公の映画ってなかなかないです。

松嶋菜々子:今の時代に忘れてしまいがちな大切なことが繊細に描かれています。

戸田恵梨香:現実に町田くんが身近にいたら、私なら守ってあげたくなるのかなって思いました。これからいろいろなことを知っていって、いつか壊れちゃうんじゃないかと不安な気持ちになります

前田敦子:町田くん役の細田さんは、難しい役を「楽しいです」ってずっと言ってて、キラキラしていました。

岩田剛典:細田君はもう町田くんでしかなく、あんなに町田くんが似合う人は他にはいないと思いました。

佐藤浩市:脚本を読んで監督がこの映画でやろうと思っていることをひしひしと感じました。

町田くん役細田佳央太(かなた):この作品は僕にとって忘れられない一作に間違いなくなりました。

ヒロイン役関水渚:この作品は、私にとって宝物です。

下の画像左は走っている町田くん、画像中左は町田くん役の細田佳央太(かなた)、画像中右は家庭の問題があり、人が嫌いと言い、学内で孤立している同級生ヒロイン役の関水渚、二人はオーデションで4000人の中から抜擢され、本格演技は初めて。画像右は雑誌編長役佐藤浩市が手前の写真記者役池松壮亮に「人は不倫や他人の不幸が大好きなんだ。早く不倫現場の写真をとってこい!」と指示している場面。

画像出典左:Movie.Walker石井裕也監督が『町田くんの世界』主演の細田佳央太に見た“新人最大の武器”とは?https://movie.walkerplus.com/news/article/192723/ (閲覧2019/7/8)  画像出典中左と中右:MEDIA CITY 【映画】町田くんの世界の出演者キャストと役どころ!町田一役の細田佳央太は配役ミス?https://hmayshop.com/archives/5082 (閲覧2019/7/8)  画像出典右:トーキョー女子映画部イイ男セレクション佐藤浩市(さとう こういち)https://www.tst-movie.jp/selemen/sa-SatoKoichi.html (閲覧2019/7/8)

2番目は『キングダム(2019日本 監督佐藤信介)

上野の国立科学博物館の「始皇帝と大兵馬俑」特別展を見に行った時にマンガ「キングダム」の部屋があり、歴史家の鶴間和幸が講演して、マンガは史実に基づいていると話していたので観てみた。史実に基づいているのはほんのわずかで、歴史映画と言うより、痛快娯楽作品として面白い。

映画概要===日本がまだ縄文時代に中国で200以上の武装集団が550年に渡り戦争を繰り返した春秋戦国時代。戦乱を勝ち抜き中国大陸を統一する秦の始皇帝の若い時とそれを支えた主人公の武将の若い時の話。主人公の武将は少年の頃、奴隷として地方地主に使われていたが、同じく奴隷の友人と共にいつか武将になると夢をもって密かに剣の訓練を続けていた。秦の内部で乱がおこり、王(若い時の始皇帝)が王宮を脱出。追手が迫る中で王にそっくりの奴隷の友人が影武者として取り入られ、主人公との接点が生まれる。山の民と呼ばれる部族と一緒に反乱勢力に戦いを挑む。

感想===王宮や騎馬群などスケールが大きく、迫力があり、展開の変化が面白く分楽しめました。戦う甲冑姿や山の民の仮面など衣装のバラエティーさも魅力的

プログラムを見るといくつか注目点がありましたので以下に記します。

・アクションシーンにはジャッキーチェンチームが参加。日本のアクション監督下村勇二とコラボ。

中国映画界で活躍するスタントマンやエキストラたちが多数動員。兵士役エキストラのべ1万人。

・王宮は中国に既に秦の王宮として作られた巨大な映画セットがあり、それを使った。

・日本では10頭の馬を用意するのも大変だが、中国では100頭が容易に手配

・日本での撮影場所:山の民の山道=宮崎の神々の道。主人公が奴隷時代に剣を振るう森=熊本の夢・台地グリーンバレー。洞窟=富士宮市の洞窟。地方地主の家=静岡県の裾野にセットを作り、周囲の畑を耕し、木を植え、馬と牛を用意、当時の土の色を調べ再現。

史実に基づいている点:始皇帝研究家の鶴間和幸のプログラムでの説明などから。

1、紀元前91年完成の中国の歴史書「史記」の中の人物について書かれた部分「列伝」に始皇帝の周囲に李信という武将の名がある。「キングダム」はこの武将に肉付けをして主人公信(しん)にしたらしい。放送大学の古代中国の講座では「史記」は紀元前の中国古代史を体系的に文字で知ることができる唯一の書物と説明。

2、王の「えいせい」(映画で始皇帝になる人物)、その弟の「せいきょう」(映画で反乱軍大将)の名前は「史記」の中の「秦始皇本紀にあるが両者がいがみ合った記述はないので、いがみ合いは映画の創作。

3、「史記」に秦に内乱があったことだけが記されているが映画の様に親族間での権力争いなど内乱の詳細の記述はなく、映画の創作。

私が事前に注目していたが描かれていなかった

1、古代中国では秦の時代も、戦争をするかどうかなどはカメの甲羅を火であぶって割れの入り方で占っていた(亀甲占い。情報元:放送大学、古代中国文化(講座名は不正確))。その場面はない

2、秦の王朝には天候などの占い(呪術)を担当する天皇という階位があったがそれが出てくる場面はない

3、弥生人は大陸の戦争難民と私は考えているが、庶民が戦争に巻き込まれる様子は描かれていない。6年以上続いたシリア内戦(まだ一部続いている)では国民約1800万人の35%の約630万人が難民となって国外へ出た(情報元:国連難民局、数字で見る難民情勢2017年)。イギリスの国営放送BBCが難民にインタビュした時子供を連れた女性が「あちこちで残虐行為があり、隣の人が家の前で首を切断されているのを見て、急いで持てるモノだけ持って子供を連れて逃げてきた、二度と戻りたくない」と話していた。難民は新天地を求めてより戦争の残虐から逃れて国を捨てる。中国の春秋戦国時代の内戦は550年以上続き、その間に、膨大な数の人が難民となって日本に逃げてきた(弥生人)。終盤になると敗れた武装集団も武器を持って逃げてきて、日本の先住民に寄生し支配下に置いた。日本へ逃げる人は映画に出てこない

4、古代中国の王朝は、内陸武装遊牧民が内陸から拡散して農民や漁民に寄生し支配したことに由来すると私は考えている。秦は武装遊牧民が長江上流の稲作農民に寄生し支配した国家と言える。映画では表現されていない

この映画を見る事前準備のおすすめ:登場人物の名前をあらかじめ憶えておく

登場人物の名前が中国語で憶えにくく、会話でいろいろな名前が出てくるが誰が誰だかわからなくなる。事前に下の画像の黄色文字の10名の名前と顔をある程度憶えてから見る方がいい。少なくても、えいせい、せいきょう、ひょう、へき、けつし、の5名は特に憶えにくいので憶えておこう。名前解説でストーリーがある程度わかるが、分かっても面白さが減ることはないと思う。下の画像はプログラムの写真をコピーし私が黄色文字を付記したもの。もし、著作権の問題が生じるようでしたら画像消去いたします。

画像出典:私がプログラムをコピーし黄色文字を付記した。

3番目は『シュガー・ラッシュ:オンライン(2018米 監督リッチ・ムーア原題Ralph Breaks the Internet訳ラルフがインターネットを破壊)

デズニ―アニメ、心がほっとするような作品。ネットの世界に入り込むので、内容は子供には難しいのですが、映画館は小学生ぐらいの子供たちでいっぱいでした。

ストーリー:お菓子の国の中を走るレースゲーム『シュガー・ラッシュ』のゲームの中のレーサーの女の子が主人公。女の子はある日新しいレースコースでゲームを操作している人の操作と違うコースを走り外付きの操作部が損傷。『シュガー・ラッシュ』が動かなくなり廃棄されそう。近くの別のゲームの中のラルフがそのことを知り、女の子と新しい部品を探しにネットの世界に入り込む。オークションで見つけ手に入れようとするが高額のためにいろいろなトラブルになる。終盤にはネットの中にシステムバグ(不具合ソフト)が発生してネット全体が破壊されそうになる。白雪姫やシンデレラなどのデズニ―作品の多くのヒロインが現れて2人を助けてくれる

感想:ネットの世界の膨大な広がりや、現実世界との接点など楽しみながら感じ取ることができました

下の画像左はネットの世界に入った2人。肩に乗っている主人公の女の子ヴァネロペと大男のラルフ。画像右は2人を助ける白雪姫、シンデレラ、アラジンのジャスミン、アナ雪のアナなどのデズニ―のヒロインたち。中央に女の子がいる。

 

画像出典左:Kemcyシュガーラッシュオンラインは感動作?つまらない?プリンセスからエンドロールまで評価と感想(C)2018 Disney. All Rights Reserved. https://k64.tokyo/suger_rush_online/ (閲覧2019/7/8)  画像出典右:シンデレラらディズニープリンセスの豪華共演シーン公開! 映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」特別映像 https://www.youtube.com/watch?v=hjbMTj2h1Eg (閲覧2019/7/8)

おまけ:この先見たいと思っている作品:石井監督の『夜空はいつでも最高密度の青色だ』、『新聞記者』、『グエムル-漢江の怪物』(中国の怪物映画が楽しいもので良かったので、韓国の怪物映画がどんなものかと思い)、『そこのみにて光り輝く

(3/4)へ続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メンバーが選ぶ2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/4)

2019-07-11 20:02:40 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーからメールで頂いた2019年前半に観た映画で良かった、又は印象的な作品は次の通りです。作品西暦は日本公開年度です。メンバーが2019年前半に観たもので公開年度や劇場で観たかに拘っていません。TVやレンタルBDなどを含めて選んでいます。 

Y.Sさん

10作品『愛を積む人』『グリーンブック』『ピアニスト』『幌馬車』『アパッチ』『荒野の7人』『シェーン』『チア男子』『ライオン・キング』『泣くな赤鬼』を観ましたが3ジャンル日本映画、西部劇、青春関係に分けて1作品ずつ選んでいます。

日本映画愛を積む人(2015 監督 朝原雄三)

原作はアメリカのエドワード・ムーニーの小説「石を積む人」で舞台を北海道で作っている第2の人生を過ごそうとする夫婦が 改めて自分たちの愛情や絆を見つめなおす。

感想は、第2の人生をどう生きるか 人との絆を改めて感じました

(下の画像左は東京下町で工場経営をしていた夫妻(佐藤浩市と樋口可南子)。第2の人生を、工場を閉鎖して雄大な北海道の自然の中で生活しようと決意。画像中左は夫妻が見つけた北海道の草原の中の空き家。画像中右は、家の周りに石の塀を作ろうと積み上げている場面、左が佐藤浩市。原作名「石を積む人」。画像右は冬の家)

   

画像出典左:ENJOY CINEMA【みんなの口コミ】愛を積むひとを観た人の感想、評価「観てて胸に混み上げるものいっぱいの作品でした」「お話はもちろんのこと、風景にノックアウト」https://enjoycinema.net/ (閲覧2019/7/2)  画像出典中左:#fermelaterre Instagram Photos & Videos『愛を積むひと』ロケ地 (閲覧2019/7/1) https://www.webstagram.biz/tag/fermelaterre (閲覧2019/7/1) 画像出典中右:MY J.COM CINEMA Selection「愛を積むひと」https://www2.myjcom.jp/special/tv/movie/asmik-ace/ai-tsumu/  (閲覧2019/7/1)画像出典右:ぶらり冬の美瑛へ♪ [2018年02月18日(Sun)]映画『愛を積む人』のロケ地http://blog.canpan.info/miya38ts/archive/2429 (閲覧2019/7/1)

 西部劇幌馬車(1950米制作1951日本公開 監督ジョン・フォード原題Wagon Master直訳:幌馬車隊親方)

新天地を求めてユタに旅立つモルモン教の幌馬車隊を先導する2人の牧童。やがて強盗一家が加わり旅は困難なものになる。モノクロ90分の小品ストーリーも展開もきわめて1本筋

だが西部への愛着あふれるものです。ローデン ローデン♪は懐かしいものでした。

(画像下は西部新天地へ向かう幌馬車隊。画像右は先導する主人公役ベン・ジョンソン)

  

画像出典左:映画はみんな面白い!!http://nakajimayosei1212.blogspot.com/ (閲覧2019/7/1)  画像出典右:dTV幌馬車 https://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10003395 (閲覧2019/7/1)

青春関連泣くな赤鬼(2019日本 監督 兼重淳)

原作重松清の短編実写化。教育の難しさ。余命半年の元生徒との絆を描いたもの。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかったことの後悔。今この生徒に何をしてやれるか。今だから分かり合える教師と生徒の感動を描いたもの。人はやはりほめる愛情も大切なんだと感じました。堤真一さんの名演技に感涙でした。

(下の画像左は城南工業高校野球部監督役堤真一。日焼けして顔が赤く甲子園へ連れて行こうと厳しいので赤鬼と言われた。画像中は野球の才能がありながら挫折し学校を中退した愛称ゴルゴ。画像右は赤鬼が学校を離れ50代になり健康診断で病院へ行った時に偶然病気で入院中のゴルゴに会う。画像手前にはゴルゴの妻子)

   

画像出典左:FASHION PRESS 映画『泣くな赤鬼』重松清の短編実写化、堤真一&柳楽優弥が教師と余命半年の元生徒の絆を描く。https://www.fashion-press.net/news/41450 (閲覧2019/7/2)  画像出典中:TALENTBANK堀家一希さん/(c)2019「泣くな赤鬼」製作委員会https://e-talentbank.co.jp/news/97533/attachment/dsc06245-2/ (閲覧2019/7/2)  画像出典右:UNITED CINEMAS CINEPLEX大切な人と観てほしい、当劇場おすすめ作品です。https://kad-intheater-cp.jp/nakuna/uc/ (閲覧2019/7/2)

以上19年前半の印象的映画でした。

追記:この先見たいと思っている作品:『シャイニング2』『ダイヤモンドミッション』『ボブス&ショラ』『バックドラフト2』『キングスマン3』『トップガン』『ジェラシックワールド

 

F.Mさん

今回もインパクトある実話で、邦画の3本になりました。

①『長いお別れ( 2019日本 中野量太監督・脚本)

作者である「小さいおうち」などの中島京子さんのアルツハイマーの父を見送った実体験を元に書かれた小説が原作で す。[湯を沸かすほどの熱い愛]などの中野量太監督の元(私の周りにも介護に奮闘する友人が何人もいる中でも有り)原作よりも、より解りやすく見応えのある作品になっていると思いました。ほのぼの感とリアル感のバランスもよかったと思います。テーマがテーマなだけに、あまりリアル過ぎてもネ(^^;;

次女の仕事が軌道に乗らず、スタッフの彼女が辞めて行く際に渡した餞別を、半分だけ受け取って明るく去って行く場面が何故か印象に残りました。

認知症長いお別れ(アメリカではロンググッドバイという)。「少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行くから

原作により、タイトルの意味を知り、なんて素敵な表現なのかと・・・・・その表現にこそ、グッときました👊

この映画を見てすぐに(悔いは残したくないと)なかなか行けなかった埼玉の施設にいる95歳の義母に会いに行きました。94歳まで畑をやっていた方だけに、認知症にはならず(右足が不自由になってはいましたが)スーパーおばあちゃん振りは健在で、楽しくおしゃべりできてとても嬉しかったです。そういう意味でも、私にとっては忘れられない映画になりました。

(下の画像左:右に中学校長だった厳格な父親役山崎努。画像右は右に母親役松原智恵子、中央に1人でワゴン車を使った販売をしている次女役蒼井優。左に父が認知症になったとの連絡でアメリカから戻ってきた長女役竹内裕子)

  

画像出典左:映画の時間 長いお別れ 作品情報 認知症になった父親と過ごした7年間の物語https://movie.jorudan.co.jp/cinema/37331/  (閲覧2019/7/11)   画像出典右:CinemaCafe蒼井優、竹内結子のフォローに「頼もしい~!」“家族ルール”に観客ドン引き?『長いお別れ』(C)2019『長いお別れ』製作委員会 (C)中島京子/文藝春秋https://www.cinemacafe.net/article/img/2019/05/16/61568/430037.html (閲覧2019/7/11)

 ②『ある町の高い煙突( 2019日本 監督 松村克弥)

新田次郎さんの小説を元に作られた松村克弥監督の約100年前の実話に基づいて作られた作品です。茨城県日立鉱山の煙害問題の解決に向けて(当時としては世界最大約156mの)大煙突を建設するまでの、企業と地元の青年達が苦闘する姿が描かれています。新田次郎さんは好きな作家ですが(この話は残念ながら知らなかったのですが)企業と地元民が敵対する事が多い中、協力し合ったという点でも貴重な事実との事で(今回この映画のお陰で)たくさんの公害問題の一端を知る事が出来てよかったと思いました。

社長役の吉川晃司氏が、めっちゃカッコよかったです!!

(下の画像左は社長役吉川晃司。画像中は鉱山の許可を出したことを後悔する地元有力者役仲代達也、左に主人公で息子役の井手麻渡。画像右は地元と協力し合って実際に建設された巨大煙突の写真)

  

画像出典左:映画.com吉川晃司、笑顔でクランクアップ!「ある町の高い煙突」メイキング映像公開https://eiga.com/news/20190621/10/ (閲覧2019/7/11)   画像出典中:映画の時間 ある町の高い煙突 作品情報日立鉱山の大煙突にまつわるストーリーhttps://movie.jorudan.co.jp/cinema/37204/ (閲覧2019/7/11)   画像出典右:ウィキペディア「ある町の高い煙突」 (閲覧2019/7/11)

③『ぼくたちの家族( 2014  日本 石井裕也監督・脚本)

作者である早見和真さんの実体験を元にした[舟を編む]などの石井裕也監督による作品です。母親の突然の病気をきっかけにバラバラだった家族に隠されていた様々な問題が噴出し、その後関係を見つめ直し、家族が再生して行く物語です。

一見幸せに見える家族にも、実は様々な問題が隠されている・・・・・これは内容や家族構成は違えど、私達1人1人の物語でも有る❓再生の為には〝勇気を持って素直になる〟それが一番の特効薬 か⁉️

笑顔のラストに、ホッとしました。 

(下の画像は急に入院することになった母親(原田美枝子)を見舞う3人。跪いている長男(妻夫木聡)、右にいる弟(池松壮亮)、中央に立っているのが父親(長塚京三)。バラバラだった4人の隠れた問題が噴出する)

画像出典:映画の時間 ぼくたちの家族 作品情報 4人家族の一大エンタテインメントhttps://movie.jorudan.co.jp/cinema/24188/ (閲覧2019/7/11)

 以上(後半も選出に迷う程)頑張ってたくさん🧐見たいと思ってます。現在BSのドラマ・アガサ・クリスティーのミステリーと、おしんの再放送にもハマってまーす🍀

 

Nさん

グリーンブック(2018米製作、日本公開2019 監督ピーター・ファレリー原題:Green Book)

才能、学識、教養もある黒人ピアニスト粗野イタリア系移民正反対である二人が旅をするなかで、反目しながら徐々に理解し合う姿に感動しました。黒人差別という重たい話になるところをトニーの存在がクスッと笑わせてくれました。ドンが「私はクラシックの演奏家になりたかった」と言うシーンはドキッとしました。

(下の画像は車で旅をする2人。左に黒人ピアニストで「私はクラシックの演奏家になりたかった」と言うドン。右に存在がクスッと笑わせてくれるトニー)

 

画像出典:グリーンブックから考える、映画と人種差別 #グリーンブック #映画 #アカデミー賞https://www.nylon.jp/blog/fumiko/?p=219 (閲覧2019/7/10)

半世界(2019日本、阪本順治監督)

田舎町で親の後を継いだ炭焼き職人の絋、中古車販売店を営んでいる光彦、そして自責の念を持って家族と別れ一人で故郷に帰って来た元自衛隊員の瑛介、幼なじみ3人の友情と絋の家族を描いた話です。

絋と光彦の存在によって少しずつですが心を開いていく瑛介。そして絋も、光彦と瑛介と関わっていくうちに家族と真正面から向き合っていきます。

男の友情物語も良かったですが、絋の家族の様子は真にリアルで、演じた池脇さんは当然ながら稲垣さんの演技にも感心しました。じんわりと胸中に残る作品でした。

(下の画像左は主人公絋(稲垣吾郎)、木を切り、炭にし、炭を売る仕事を続けている。画像中左は中古車販売店を営む光彦(渋川清彦)。画像中右は退職し離婚をして故郷に戻って来た瑛介(長谷川博己)の3人の幼なじみ。画像右は紘の妻役の池脇千鶴)

画像出典いずれも:映画『半世界』公式サイトhttp://hansekai.jp/cast.html# (閲覧2019/7/10)

(2/4)へ続く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高島町駅近くに映画館kino cinemaが新しくできたので行って『cold war あの歌 2つの心』『旅の終わりは世界の始まり』を観てきました。

2019-07-07 15:35:28 | メンバーの投稿

新しくできた映画館kino cinemaは横浜みなとみらい線高島町下車1番グランモール出口徒歩1分です。1階がスタバとtsutayaの2階。109席スクリーン2個 53席スクリーン1個のミニシアターです。ブランケット無し 椅子はリクライニングでしたよ。公式サイトもあります。7月5日からまた新しいスケジュールで、ワイルドライフ、パピヨン、空母いぶき、グリーンブック、エリカ38などミニシアター系の作品が楽しめます。新しいし、まだまだ穴場です。ぜひ行ってみてください。

(下の画像左は室内、画像中はトイレの入り口、中も綺麗。画像右は飲食メニュー)

 

画像出典はいずれも:はまれぽ.com「kino cinéma(キノシネマ) 横浜みなとみらい」って、一体どんな映画館なの?https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=7184 (閲覧2019/7/7)

cold war あの歌 2つの心(2019日本公開ポーランド英仏、監督パヴェウ・パヴリコフスキ原題Zimna wojnaポーランド語直訳:冷戦)

ポーランド映画初のアカデミー外国語映画賞に輝いた『イーダ』(2013)のパベウ・パビリコフスキー監督。冷戦下の1950年東側と西側の間で揺れ動き時代に翻弄される恋人たちの世界をモノクロの映像で描いているラブストーリー。音楽がシャンソン?民謡?ピアノも管楽器演奏も ダンスとか盛りだくさんでした。

(下の画像左は主人公の2人音楽芸能学校の先生右と民族舞踊音楽を学ぶ生徒左。画像中はダンスの指導場面。画像右はポーランド民族ダンス?の場面)

画像出典左:monad.2019年7月 1日 (月)映画「COLD WAR あの歌、2つの心(Zimna wojna)」http://monad.txt-nifty.com/blog/2019/06/post-4d5838.html (閲覧2019/7/7)  画像出典中:Hatena Blog映画『COLD WAR あの歌、2つの心』をNYで見た感想レビューhttps://akbrooklyn.hatenablog.com/entry/2-2019-cold-war (閲覧2019/7/7)  画像出典右:FASHION PRESS映画『COLD WAR あの歌、2つの心』冷戦で引き裂かれた恋人達のラブストーリーhttps://www.fashion-press.net/news/46337 (閲覧2019/7/7)

旅の終わりは世界の始まり(2019日本・ウズベキスタン・カタール 監督 黒沢清)

カンヌ国際映画賞で受賞の『岸辺の旅』(2015)で高い評価を受けた黒沢清監督が前田敦子を主演に迎えてシルクロードを舞台に日本とウズベキスタンの合作で制作したワードムービー。かって栄えた土地を訪れるが なかなか思うように番組が収録できないときかすかな歌声に引き込まれていく。クルー番組、報道番組です.

(下の画像左は移動中のクルー一行、オレンジの服が前田敦子。画像右はウズベキスタン?の街中を歩く前田敦子)

画像出典左:Enter Jam黒沢清監督最新作『旅のおわり世界のはじまり』オールキャスト解禁!http://enterjam.com/?p=230599 (閲覧2019/7/7)  画像出典右:YAHOO JAPAN映画 旅のおわり世界のはじまりhttps://movies.yahoo.co.jp/movie/366324/ (閲覧2019/7/7)

以上、Y.Sでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする