横浜映画サークルでは会員を募集しています。興味のある方は、左の枠の欄の「カテゴリー」の『会員募集』をクリックして入って表題『横浜映画サークルの紹介と入会希望者窓口』をご覧ください。
このブログは2013年5月4日に開設してから今月2014年9月にはトータル閲覧者(PV)が3万5千人を超え、トータル訪問者(IP)は2万人を超えています。訪問者数のブログランキングではgooブログ約206万のうち常に5千~8千位程度を維持するようになっています。Google Analytics(有料アクセス分析サイト)によるとvisitor(サイト訪問者)は毎月2000人以上、Returning visitor(リピーター)は600人以上になっています。これらの人数は同じ人が何回アクセスしても1人とカウントされるものです。もし1人の人がパソコンを2台使ってアクセスすれば2人とカウントされるものです。自動翻訳で英語、中国語やフランス語など日本語以外で読んでいる人が5%(毎月100人)程度いますので、映画名などはできるだけ原題・原語をつけています。
多くの人にご覧いただいているので、横浜映画サークルの簡単な紹介と入会の窓口を以下に記しました。
横浜映画サークルの紹介
1、活動の目的
映画芸術を味わう交流の場を提供するとともに、映画の感想などをブログで公開して、よい映画の創作・普及に貢献することを目的としています。
2、横浜映画サークルの2つの「モットー」
1)創立当初の『横浜よい映画を見る会』の原点である『よい映画は、多くのよい鑑賞者がいて、はじめて創られる』を引き継いで「モットー」とした映画鑑賞サークルです。
2)『会員一人ひとりで「よい映画」は異なりますが、それぞれの「よい映画」を評価し、「悪い映画」を批判する精神を大事にして、映画を楽しむものとします。』をもう一つの「モットー」としています。
注1:『横浜よい映画を見る会』については本ブログの『自主上映の記録 こんなことをやっていました。昔の人はパワーが有りましたね!』(2013-06-24日掲載)を参照。
注2:「モットー、Motto」は信条、目標、方針、座右の銘、社訓、社是などと訳されますが、相応しい日本語が見つからないので、そのまま「モットー」を使っています。
3、活動の3要素
①映画を観て交流する、②映画について社会へ発信する、③会員の親睦、の3要素が柱です。
会員は1つでも共感する要素があれば参加できます。
本ブログは①と②の活動になります。③親睦は今のところ忘年会または新年会と5月にバーベキュー、夏のミーティングなどを行なっています。
4、映画鑑賞補助制度
映画鑑賞の感想文(面白かった所、詰まらなかった所など)をメールで担当者へ送信し、内容が認められた場合に、映画館入場料の半額または全額を補助する制度。対象は学生・生徒などで収入が少ない人。本制度利用が増えた場合は予算の関係で1回/月などの制限が出るかもしれません。認められた感想文は本ブログに掲載することがあります。補助内容などは変わることがあります。本制度の利用者は会員を原則としますが中学生、小学生は保護者か知人が会員である場合は利用できます。
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感想文の目標文字数 |
高校生以上 |
200文字以上 |
中学生 |
100文字以上 |
小学生 |
50文字以上 |
入会希望者窓口
1、入会問い合わせ専用メールアドレス
入会についての問い合わせは下記メールアドレスへメールください。このアドレスは横浜映画サークルの入会希望者専用ですので入会の問い合わせ以外は使用しないようにお願いいたします。
入会希望者専用メールアドレス:yokohamaeisa@wi.kualnet.jp
注:上記アドレスは2023年11月末から、アクセスできない状態でした。2024年1月29日に不具合解消しました。ご不便をおかけいたしました。
2、入会の資格
1)少なくても1回は横浜駅周辺で面談できる人。
2)入会金は300円。
3)会費はなし。(これまでに集めた会費の蓄積があり、当面会費の徴収はありません。)
尚、遠方のためや障害などで横浜駅周辺に来られない方は遠隔システムZOOMで面談することでも結構です。
ブログに記事が掲載されたときにメールでお知らせするだけの「お知らせ会員」を希望して頂いても結構です。
以上。
古い会報と自主上映資料から分かる範囲で表にまとめてみました。調べながら多くの会員が本当にがんばっていたなと思いました。昔はこんなことをやっていたのかと見ていただければと思います。
自主上映の作品は、複数の候補作品から推薦者が内容などを会員に説明し、多数決で決められました。また、上映会はこの表の16回27作品以外に会員向けだけの6回11作品(後の表)が行われています。
1987年の16回目以後はテレビでの映画上映が頻繁になり、またビデオ・・DVDなどの普及により自主上映の必要性が少なくなったことや主要メンバーが会社の中で責任が重くなり時間が割けなくなったり、海外への長期出張で不在になったりなどもあり終了いたしました。
表の一部を若干説明します。
1976年8月19日桜木町駅近くの横浜市従会館で「若者たち」を見た人たちが7名集まり、結成されました。当初は「横浜よい映画を見る会」という名称でスタートしましたが、その後会員が増え「よい映画」が会員でいろいろでしたので1978/12/17総会で「横浜映画サークル」と改称して今日に至ります。
第1回目は黒澤作品をやろうとなりいろいろ候補が上がりましたが、フィルムの入手易さや金額などを考えて「隠し砦の三悪人」に決まったと聞いています。「七人の侍」は当時人気があり、東宝の圧力によりフィルムの貸し出し禁止となっていました。宣伝は駅頭でのビラ配りでした。鑑賞者約30人
第2回目の自主上映は春休みの「子供たちの思い出に残るような映画会」をやろうと選択して実施。このときには駅頭でのビラ配り以外に本格的な宣伝をしています。戸別配布,新聞4社(神奈川、朝日、読売、毎日),ピア,ポスター,学校正門でのビラ配布、新聞折り込み、です。鑑賞者157人。以後、いろいろと宣伝を工夫しています。
第4回目の自主上映「武器なき戦い」は最長老で会員番号1番のNさん(故人)の推薦で、「これだけはなんとしても会員のみんなに見てもらいたい作品」と強調していたものです。そのほかどれも会員の思いがあって選択されたものです。Nさんは敬虔なクリスチャンで毎週日曜の朝は教会へ行っていました。会報へもずいぶん原稿を送ってくれました。ご存命であれば今の映画サークルの運営などにアドバイスを頂けたのではないかと思います。合掌。
第14回目の「ビルマの竪琴」は同じものを第9回で上映していましたが、市川昆監督が同じテーマでリメイクし1985年7月20日公開を予定していたので、そのオリジナル1956年版を再度見たいということで選択し、リメイク版公開の1ヶ月前に上映した。
最大の鑑賞者数は第11回1982年「灰とダイヤモンド」「博士の異常な愛情」の256名で、平均は150人前後でした。フィルムのレンタル代は2~5万円/本、場所代は3万円程度掛かり、黒字は第2回のアニメと第11回の「灰とダイヤモンド」「博士の異常な愛情」、第14回「羅生門」「ビルマの竪琴」の3回で他は赤字でした。赤字は会費を予め積み立てていたので、それで補填していました。最後の第16回は鑑賞者63名、収入5.8万円、支出11.4万円で5.6万円の赤字になりました。
自主上映の記録の表
回 |
日時 |
上映映画 |
監督 |
上映場所 |
黎明期 |
1976/6/1,7 |
若者たち3部作 |
森川時久 |
八景中央劇場 |
1976/7/17 |
「若者たち」原作・脚本,「幕末太陽伝」などの脚本を担当した:山内久さんを囲む集い。鎌倉 |
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1976/8/19 |
「横浜よい映画を見る会」結成、市従会館 |
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1 |
1976/12/14 |
隠し砦の三悪人 |
黒澤明 |
勤労会館 |
2 |
1977/3/26 |
鉄腕アトム |
虫プロ |
県立青少年センター |
ピノキオの宇宙大冒険 |
R・グーセン |
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赤い風船(日本語版) |
A・ラモリス |
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3 |
1977/7/3 |
白蛇伝(日本初長編アニメ) |
大川博 |
市従会館 |
孫悟空(万事休す) |
虫プロ |
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4 |
1977/11/6 |
家族 |
山田洋次 |
薬業会館(根岸駅) |
武器なき戦い |
山本薩夫 |
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5 |
1978/3/5 |
道 |
F.フェリーニ |
市従会館 |
6 |
1978/7/2 |
キューポラのある街 |
浦山桐郎 |
市従会館 |
7 |
1979/3/25 |
地下水道 |
A.ワイダ |
市従会館 |
8 |
1979/11/18 |
馬鹿が戦車でやってくる |
山田洋次 |
市婦人会館 |
9 |
1980/6/16 |
楢山節考 |
木下恵介 |
県政総合センター |
ビルマの竪琴 |
市川昆 |
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10 |
1981/4/26 |
けんかえれじい |
鈴木清順 |
県政総合センター |
マルクスの二挺拳銃 |
E・バゼル |
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11 |
1982/6/6 |
灰とダイヤモンド |
A・ワイダ |
市社会福祉センター |
博士の異常な愛情 |
S・キューブリック |
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12 |
1983/6/5 |
舞踏会の手帳 |
J.デュヴィヴィエ |
県政総合センター |
悪魔の発明 |
K.ゼマン |
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13 |
1984/6/3 |
東京物語 |
小津安二郎 |
県政総合センター |
講演直木賞作家,高橋治「絢爛たる影絵-小津安二郎」著 |
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14 |
1985/6/16 |
羅生門 |
黒澤明 |
県政総合センター |
ビルマの竪琴 |
市川昆 |
|||
15 |
1986/6/1 |
赤い殺意 |
今村昌平 |
県政総合センター |
浮雲 |
成瀬巳喜男 |
|||
16 |
1987/9/27 |
二十四の瞳 |
木下恵介 |
開港記念ホール |
切腹 |
小林正樹 |
会員のみの自主上映やキャンプなどの企画の記録の表
回 |
日時 |
上映映画 |
監督 |
場所、企画 |
1 |
1978/11/23 |
アルプスは晴れた |
― |
市従会館 |
日本の顔、川端康成、三島由紀夫 |
― |
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江陵漢墓 |
― |
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2 |
1979/8/23,24 |
短編:漱石の世界 |
― |
山中湖富士姫壮 キャンプとテニス |
短編:棟方志功の世界 |
毎日映画社 |
|||
短編:灯は生きている |
― |
|||
短編:アニマ新画丁 |
― |
|||
3 |
1979/10/14 |
短編:わかもの |
― |
市従会館 |
4 |
1982/8/27,28 |
キクとイサム |
今井正 |
此の間沢渓流園、キャンプ |
― |
1983/8/27 |
― |
― |
丹沢観光センター、キャンプ |
5 |
1983/11/19,20 |
「祭りの準備」鑑賞と語る集い |
黒木和夫 |
高島ホテル、宿泊 |
― |
1984/8/25,26 |
― |
― |
夫婦園キャンプ場、キャンプ |
6 |
1984/11/17,18 |
「自転車泥棒」鑑賞と語る集い |
V. デ・シーカ |
高島ホテル、宿泊 |
このほかに、有志が声をかけてデズニ―ランドへ数回などいろいろなところへ行っています。
また、毎月、鑑賞ツアーとして数名で映画館へ見に行き、その後喫茶店で感想を話し合うことをやっていました。
これらの活動は、毎月発行された会報とはがきなどで会員に知らされていました。
以上。