横浜映画サークル

サークルメンバーの交流ブログです。

メンバーの鑑賞感想や映画情報など気軽に記述しています。

メンバーが選ぶ2021年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)

2022-01-21 21:44:43 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

(1/2)の続き。

Mさん

ニッポンの、みせものやさん(2012日本 監督 奥谷洋一郎)

幼少期に故郷の桜祭りで開催されていた見世物屋。サーカスと共に人気の興行。へび女、人間ポンプ、タコ娘、ロクロ首等、おどおどろしい内容。興味を引く、口上この興行、まだ開催しているそうです。多分、過去に放映されたテレビ番組の映画化。懐かしく思い出されました

(下の画像は2021年12月新宿K'sシネマでアンコール上映時のパンフレット。ドキュメンタリーです)

画像出典:奥谷洋一郎作品『ニッポンの、みせものやさん』『Odoriko』https://mobile.twitter.com/dokutani_films (閲覧2022/1/20)

オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁(2019日本・中国合作。PG12。監督ユー・フェイ 原題:氷峰暴 Wings Over Everest:グーグル翻訳:エベレストの翼)

現在、読んでいる本「ミニヤコンカ奇跡の生還」の影響を受け、冬山に関する作品として鑑賞しました。日米合作で日本人のキャストは役所広司のみ。大部分がCGでのスタジオ撮影と思われるがアクション作品としては面白く鑑賞できました。専門家が観たらツッコミ所、満載でしょうが娯楽作品のゆえんでしょうか。今後、山岳作品『』等、鑑賞して観ようかな。

(下の画像は山岳での場面。中央の青い服を着ているのが役所広司?)

画像出典:『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』役所広司が確かな演技力で魅せるアクション超大作https://www.anemo.co.jp/movienews/newmovie/over-everest-3-20191112/  (閲覧2022/1/20)

トゥルーノース(2021日本・インドネシア合作  監督 清水ハン栄治)

日本とインドネシアで製作された作品。北朝鮮の強制収容所を舞台に、いわれなき罪で収容所に送られた一家の過酷な日々を描く3Dアニメーション。今風のリアルな3Dではなく折り紙風の画質で衝撃的な残酷さをマイルドに観せています北朝鮮の歪んだ政策の一面が垣間見られます。

(下の画像。顔が折り紙風の画質で描かれている)

画像出典:ここなつ映画レビュー「トゥルー・ノース」第33回東京国際映画祭https://tokokonats.exblog.jp/31893187/  (閲覧2022/1/20)

以上です。

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メンバーが選ぶ2021年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)

2022-01-11 22:10:33 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーからメールで頂いた2021年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品です。作品西暦は特記がなければ日本公開年度、次に製作国です。メンバーが2021年後半に観たもので公開年度や劇場で観たかに拘っていません。TVやレンタルBDなどを含めて選んでいます。これから見たい映画も取り上げていいとしています。今回は新型コロナのため映画館で観るのを控えた会員もいますので、2021年後半に観た映画でなくてもいいとしています。また、感想などでネタバレの要素がある場合がありますのでご了承ください。

O.Aさん

1本目『マリグナント 狂暴な悪夢(原題:Malignant)→ https://eiga.com/movie/95427/ 劇場公開日2021年11月12日2021年製作/111分/R18+/アメリカ

(概要)

ある日を境に、目の前で恐ろしい殺人が繰り広げられるのを目撃するという悪夢に苛まれるようになったマディソン。彼女の夢の中で、謎めいた漆黒の殺人鬼が、予測不能な素早い動きと超人的な能力で次々と人を殺めていく。

概要を読むとよくあるホラー映画にしか思えませんが、観客の予想を遥かに超える超絶な仕掛けが飛び出します。こんなことをよく思いついたな!と感心しますが、ホラー映画が好きな人でないと楽しめないと思います。ホラー映画好きであれば、必見作!色んなホラー映画からの引用あるので楽しめるハズです。

(下の画像は公式サイトから。閲覧20221/10)

2本目『アンテベラム(原題:Antebellum)→ https://eiga.com/movie/94415/ 劇場公開日2021年11月5日2020年製作/106分/G/アメリカ

(概要)

人気作家でもあるヴェロニカは、博士号を持つ社会学者としての顔も持ち、やさしい夫と幼い娘と幸せな毎日を送っていた。しかし、ある日、ニューオーリンズでの講演会を成功させ、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、彼女の輝かしい日常は、矛盾をはらんだ悪夢の世界へと反転する。

 

こちらの映画は、概要を読んでみるとかなり「?」となる構成の映画になっています。映画の冒頭は上記の概要とは全く異なる状況(設定)で始まります。それが、意外な展開にこの映画を楽しみたい方は、一切情報を入れずに見ることをお勧めします予告編も見ない方がいいですとある映画と同じオチなのでサイトなども検索しない方がいいです。タイトルの意味も調べない方がいいです。

(画像は内容に係わりますので割愛します)

 

Y.Tさん

○『学校Ⅱ (1996年、監督 山田洋次)

高等養護学校を舞台に、様々な障がいをもつ生徒と教師の交流・葛藤、就職問題等を入学から卒業までの、3年間の出来事を描いた作品。

現在、職場の障がい者雇用枠の方との関わり方に思い悩んでおりましたところ、この作品のことをふと思い出し、十数年ぶりに再視聴しました。

普段垣間見ることができない世界をじっくり観ることができるのも映画の良さだなと感じました。(フィクションですが)

序盤から出てくる脱糞シーンに「うわぁ~…」と気が重くなってきますが、生徒も教師もどんどん逞しくなってきます。終盤には北海道の真っ白な雪景色の上を気球が昇っていき清々しい気分になります。

高等養護学校内での恋愛事情や、「勃起」という単語が唐突に出てきたりして(びっくり)、障がい者と「性」についても考えさせられました。

私は今、劇中で言うと、吉岡秀隆さん演じる「高志」の『学校』卒業後、映画では描かれない「“高志の職場”の人のうちの“ひとり”」に当たります。映画視聴後、皆それぞれが演者であり主人公であるように思えてきまして、その一瞬に輝きや笑顔が少しでも多くありますようにと日々模索しております。

少しセンチメンタルになりましたが…歌手デビュー前の浜崎あゆみさんや、小籔千豊さんが出演しており「お?!この方は!」とわくわくしたり、現代と25年前の連絡手段や価値観のギャップを感じたり、ストーリーのテンポも良く、あっという間の2時間でした。

(下の画像左は高等養護学校の卒業の場面、右から4番目に吉岡秀隆さん演じる「高志」がいる。画像右は左に西田敏行さん演じる「竜先生」、右にその娘役の浜崎あゆみさんがいる。)

画像出典左:市川和彦(ボブさん)のブログ ”学校Ⅱ”発売http://3546.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post.html (閲覧20221/10)画像出典右:浜崎あゆみ ファンサイト Ayumi Hamasaki FAN SITE 学校Ⅱhttps://twitter.com/2030_teamayu/status/824931975643353090 (閲覧20221/10)

○その他トロールズ ミュージックパワー』と『アナと雪の女王2』の共通性

子供と一緒に観ました。どちらの作品からも“歴史には様々な側面や誤解があること”と“多様性を認めて手を取り合おう”というようなメッセージを感じました子供向けの作品も進化していくなぁと感心してしまいました。

 

Aさん

今回は、劇場鑑賞の仏独合作映画と日本映画2本について書きます。どちらも非常に印象に残りました。

悪なき殺人(原題/Seules les bêtes 2019仏独合作 監督/ドミニク・モル)

この映画は英題がOnly The Animalsで、上記フランス語の題名と同じ「動物だけ」という意味。日本では『動物だけが知っている』というタイトルで東京国際映画祭に出品され、最優秀女優賞と観客賞を受賞。その後『悪なき殺人』という邦題に変わり、ミニシアター及び各ネット配信で公開された。神奈川県ではみなとみらいのキノシネマ一館の上映だった。

アフリカ、コートジボワールでヤギを背負った青年が自転車で街を走るシーンから始まる。ヤギの悲壮な鳴き声。何かが起こりそうで不穏な秀逸なオープニング。

場面は変わり、雪深いフランス山間部。一人の女性が失踪した。その女性を殺した疑いのかかる男ジョセフは、人妻アリスと不倫している。一方アリスの夫ミシェルは若い女性マリオンとのネット恋愛に夢中。これらの人間関係が思いもよらぬ方向で、遠くコートジボワールで詐欺をする青年アルマンと結びつき、偶然が偶然を生み、「悪なき殺人」に結びつく。

ミステリー&スリラーのテイストを持つ。一見複雑な人間関係の描き方が面白い。それぞれの登場人物の視点からパートを分けて描く重層的な手法は『羅生門』とか『バベル的だが、意外と観ていてわかりやすい。偶然が招いたとはいえ「悪なき殺人」とは言い切れない事象を、知っていたのは「罪なき動物」のみなのか。

手法がとてもクールでスタイリッシュ、観る者に推測と想像の余地を与える、好きなテイストの映画だ。

(下の画像は「アマゾン、悪なき殺人(字幕版)を観るprime video」より 閲覧2022/1/11)

ドライブ・マイ・カー(2021日本 監督/濱口竜介 原作/村上春樹)

今、アカデミー賞に一番近いとされる日本映画。各国の映画賞もすでに多く受賞している。

演出家の家福は妻を突然の病気で亡くした後で、不倫の秘密を残して去った妻の思い出に苦しむ。二年後、広島の映画祭に向かう家福は、寡黙だが抜群に運転の巧い女性ドライバーみさきに愛車の運転を任せる。

広島での演劇はオーディションにより韓国人などの外国人の俳優も加え、日本語と韓国語や多国語を使った演出で成功を収める。この映画内演劇の手法がまた秀逸。

緑多い美しい景色を走る真っ赤な愛車サーブ内で、初めはぎこちなかった寡黙なみさきとの会話が次第にほぐれていく。お互いの過去を明かす過程で、静かにじっくりとそれまで目を背けていた「喪失」に向き合っていく。

家福を演じる西島秀俊の演技の確かさはもちろん、難役であるみさきを演じる三浦透子が適役。脚本も務めた濱口監督は、村上春樹の短編集『女のいない男たち』の中の『ドライブ・マイ・カー』など三篇をもとに脚本を書いた。個人的には原作の持つ「何気なさ」が薄れてしまったとは思うが、この映画の形に持って行った力量が凄いと思った。短編である原作を何度も何度も読みこんだ結果だという。

179分という長さだが飽きることはない。ラストに向けてじわじわとした静かな感動がやってくる。静謐な癒しと再生の物語である。

(下の画像左に真っ赤な愛車サーブに乗る演出家の家福を演じる西島秀俊、右は女性ドライバーのみさきを演じる三浦透子)

画像出典:映画.comドライブ・マイ・カーhttps://eiga.com/movie/94037/ (閲覧2022/1/10)

なお、昨年読んだ本の中で、個人的ベスト二冊『ザリガニの鳴くところ』『流浪の月が、どちらも今年映画化されて公開されるようです。洋画と邦画です。とても楽しみです

 

FMさん

①『梅切らぬバカ(監督:和田香太郎 2021年)

タイトルは、対象に適切な処置をしない事を戒めることわざ[桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿]が由来との事。

老いた母親(加賀まりこ)と自閉症を抱える中年の息子(塚地武雅)が社会の中で生きていく様。地域の偏見や不和といった問題を取り入れながら、親子の絆や他の人間との触れ合いを温かく描いたヒューマンドラマです。

一緒に見た友人の友人が、やはり自閉症の息子さんを育てていて、身につまされてーーーーーと言っていた言葉がとても印象に残っています。

54年振りの主演の加賀まりこさん自身も、事実婚のつれあいの息子さんが自閉症との事でーーーTVで話されているのをきっかけに、見に行きました。

実際には重いテーマでは有るが(映画自体は77分とコンパクトにまとめられていて)軽やかで、見てよかったです

(下の画像は自閉症を抱える中年の息子(塚地武雅)の散髪をする老いた母親(加賀まりこ)、後ろに梅の木がある)

画像出典:映画『梅切らぬバカ』公式(大ヒット公開中)https://twitter.com/umekiranubaka (閲覧20221/10)

②『老後の資金がありません(監督:前田哲(こんな夜更けにバナナかよ etc) 2021年)

老後は安泰のはずだった⁈ 

娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費・・・・・。蓄えた老後資金はみるみる激減し、その上夫婦揃って失職。

家族の金難に振り回されつつ、やりくりする篤子(天海祐希)の奮闘は報われるのか?

生活の不安に勇気とヒントを与える‼︎

 

原作:垣谷美雨さんの原作をすでに読んでいてとても面白かったので、見る予定ではなかったのですが、見る予定の[そしてバトンは渡された]の上映時間と合わなくなり、こちらを見ました。

こんな夜更けにーーーもそうだった様に(どこの家庭にも有りそうなエピソードがアレコレと出てきて)泣いて笑って見終わった後、ほのぼのとして元気もらいました

この2年を考えると、明るくなれる映画がイイですね

(下の画像はやりくりする篤子(天海祐希)が「老後の資金が、ないんです!」と言う場面)

画像出典:映画『老後の資金がありません!』天海祐希主演、“老後資金”に悩む主婦のリアルをコミカルに描くhttps://www.fashion-press.net/news/59154 (閲覧20221/10)

その他

☆見たい映画:[そしてバトンは渡された] [ドライブ・マイ・カー]

☆映画ではなくドラマですがー [パンとスープとネコ日和]WOWOWにて2013年に放送されたのを、Amazon primeで偶然見つけて見ました。監督:松本佳奈(かもめ食堂 etc)原作:群ようこ 主演:小林聡美

こんな食堂が近くに有ったら、絶対通うなぁ〜(笑)と、思いながら楽しく見ました。

 

S.Tさん

1番目『ローズメイカー奇跡のバラ(2021仏 監督ピエール・ピノー 原題:La fine fleu仏語Googl翻訳『上質な花』)

ストーリー:フランスで開催されるバラの国際コンテストで金儲け優先の大規模バラ栽培場のバラが優勝する場面から始まる。主人公女経営者は15年前に他界した父親が作った小規模のバラ栽培場を引き継いで経営しているが新種開発に情熱を注ぎ経営は苦しい。安い賃金で雇える3人を職業紹介所から見つけて、バラ栽培方法を一から教える。その1人は母の育児放棄のため施設で育ち、今も施設から通う男で、両腕に入れ墨があり盗みで6回捕まっているが、ちゃんとした仕事をしたいと言う。はじめは、バラを栽培するより麻薬用の草の方が儲かると言っていた。他の二人は移民と思われるが映画でははっきりしない。金儲け優先の大規模バラ栽培場の研究棟の中に「ライオン」と名付けられた、放置状態のバラがあり、女経営者はそのバラと自分のバラを交配すれば素晴らしいバラができる、と3人に「ライオン」の盗みを持ちかける。3人は、盗みは嫌だと断るが、うまくいけば正社員にするという言葉で妥協し盗みを決行。盗みが得意の入れ墨男の活躍で、うまく盗んで交配するが、花が咲くまで約1年かかり、それまでに倒産しそう。バラ園の経営はこの新種にかかっていた。さてどうなるか、あとは観てのお楽しみ。

感想:入れ墨男が母親を探し求め、ついに見つけるが冷たくあしらわれる。しばらくしてバラ園で自分が栽培したバラを持っていき、「花が咲くまで手入れをするものだ」と言って「これは、別れのしるし」と渡し決別をする場面が、この男の心をよく表していて印象に残る。女経営者は入れ墨男の臭覚が優れていることに気が付いて、パリの香水会社の友人に推薦し、そちらに勤めることになりバラ園を離れる場面で、花言葉の辞書と3つの花の小さな絵(押し花だったかもしれない)を渡した。パリへ向かうバスの中で入れ墨男が3つの花の意味を辞書で見て、涙を滲ませる場面がこの映画の魅力を際立たせていると思った

(下の画像左は左から2番目に女経営者、右端に入れ墨男、左端と後ろに移民と思われる2人。画像中は「ライオン」に似たバラの画像、映画の「ライオン」は黄色がこれより少し淡い色をしていた。バラは葉のつや、花とその数、香りの3点を中心に評価するとのこと。「ライオン」は、他はいいが香りが悪く、女経営者は香りのいい自分のバラとの交配で香りのいい新種を作ろうとした。画像右は入れ墨男が「ライオン」を盗むときに色が似ている他の種と間違わないよう香りで調べている場面)

画像出典左:SCREENONLINEhttps://screenonline.jp/_ct/17425591 (閲覧2021/12/15) 画像出典中:癒しの森のアリスブログ、映画ローズメイカー奇跡の薔薇🌹が上映中📽🎞今日も薔薇香る不思議の国の花園に迷い込んでくださいね。https://www.garden-alice.com/blog/9855/ (閲覧2021/12/16) 画像出典右:映画「ローズメイカー奇跡のバラ」公式サイトhttps://movies.shochiku.co.jp/rosemaker/ (閲覧2021/12/16)

 

2番目『ブラック・ジャック:カルテ10しずむ女(2000日本 手塚治虫プロダクション53分)

感想:ブラック・ジャックシリーズは時々観るがこの『しずむ女』はその中でも抜きんでてすばらしく、心を激しく打つ作品。今この文章を書いていても思い出して涙が止まらなくなる。観た時より、思い出したときのほうが、心が締め付けられるような思いが強いような気がする。歳を取って涙もろくなったせいかもしれない。ストーリーが分かっても感動が減少することのない名作と思いますので、ストーリーの骨格を以下に記します。アニメの方が実写物より表現力がある例になるように思う。

ストーリー:主人公は漁村で魚を泳いでとり、その魚を町で売って生活をしている孤独な少女。町の人は毎日のように海で泳いで魚を取っているので人魚という人もいた。知的障害があり、うまく会話ができず文字もうまく書けない、足のひざにも障害が出てきた。町の人の中には少女に腐ったものを売る人もいたが、少女は一向に気にしない。漁村の魚介類は工場廃液で汚染され公害病が発生しており、ブラック・ジャックが地元の医者グループに呼ばれる。町の人には少女に同情し魚を買う人がいるが、食べることはなかった。少女の魚はだんだん売れなくなる。ブラック・ジャックは少女のうわさを聞き、面会すると少女の知的障害やひざの障害は工場廃液が原因と確信をする。工場に少女の手術費用を出すよう交渉し、手術で足の障害は改善に向かったが知的障害の改善は難しい。ブラック・ジャックは手術後少女に十分回復するまで、決して海に入ってはいけないと話していたが、手術をしてくれたブラック・ジャックにお礼がしたいと手紙を残して少女は魚を捕りに行き、次の日溺死で海の中に沈んでいたのが発見される。これが題名『しずむ女』と思う。手紙には「オサカナトッテキマス センセイニタベサセテアゲマス」と書かれていた。

(下の画像左は主人公の無垢な表情の少女。画像中はモリで魚を取ろうとしている少女。画像右は歩けなくなった少女を背負うブラック・ジャック)

画像出典左:ブラック・ジャック カルテX しずむ女https://tezukaosamu.net/jp/anime/119.html (閲覧2022/1/4) 画像出典中:ブラック・ジャック しずむ女セル画http://unpaaou.blog77.fc2.com/blog-entry-175.html?sp (閲覧2022/1/4) 画像出典右:ニコニコ動画 ブラック・ジャック(OVA) ~カルテ10 しずむ女~https://www.nicovideo.jp/watch/so7049593 (閲覧2022/1/4)

 

3番目『終わりの見えない闘い 新型コロナウイルス感染症と保健所(2021日本 監督 宮崎信恵100分)

機会があれば見たい映画として挙げておきます。東京・中野区保健所に密着したドキュメンタリー。日頃保健所には縁がなく、何をしているのかもよく知りませんでしたが、新型コロナの感染拡大で、最前線で立ち向かっているらしいことを知り、この映画で、もう少し保健所の実態を知っておきたいなと思っています。

(下の画像はミーティング場面。ミーティング中にも電話は来る。残業が月100時間を超える人も)

画像出典:シネマカフェ『終わりの見えない闘い-新型コロナウイルス感染症と保健所 』作品情報 https://www.cinemacafe.net/movies/32237/image/533911/ (閲覧2022/1/4)

(2/2)へ続く。

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