2014年1月25日新年会座談会とメールでメンバーから頂いた良かった映画、印象的だった映画は次の通りです。
( )内の西暦は日本公開年度です。
メンバーが昨年観たもので公開年度や劇場で観たかに拘っていません。TVやレンタルDVDを含めて選んでいます。昨年度公開され劇場で観たものを上げているメンバーが多くいます。最も好印象を集めたのは『ゼロ・グラビティ』と『風立ちぬ』で、それぞれ3名のメンバーが良かったと評価しています。
U氏:『キャプテン・フィリップス』(2013、伝記映画:ソマリア海賊の人質となった船長を描く)
『エリジウム』(2013、SF:地上の生活環境は悪化し、富裕層は衛星軌道上の「エリジウム」へ移住。エリジウムの医療でなければ助からない地上の住人(マッド・デイモン)がエリジウムへ入り込む)
『アルゴ』(2012、1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材。『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて6人をそのロケハンのスタッフに偽装させ救出する作戦)
『のぼうの城』(2012、埼玉県北部にあった忍城を、石田三成が攻め落とそうとした攻防を描く)
M氏:『ゼロ・グラビティ』最後の大地を掴むところが感動的。(2013、SF:ほぼ全編が宇宙空間の無重力状態での事故を描く)
F氏:『そして父になる』普通のできだが、リリーフランキーがうまい。(2013、出生時の子どもの取り違えをテーマに家族を描く)
K氏:『パシフィック・リム』(2013、SF:深海から出現した巨大で凶暴なエイリアン)
Y氏:『清須会議』歴史って案外こんな風に作られていくのかも、と思えて、歴史が苦手な私には、今までの真剣勝負バリバリの歴史ものよりも身近な感じで楽しめました。登場人物が、みんな好感が持てて好きな作品です。(2013、織田信長が本能寺で死亡した後の継嗣問題及び領地再分配に関する会議、下写真)
『SPEC』う~ん。だんだんCGのオンパレ一ド化しちゃって、初期のTVドラマの時の方がおもしろかったような。2作に分かれていましたが、前半見ただけで、あとはTV放映でいいや、って(^^;)。(2013、TVドラマ『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』の劇場版)
『のぼうの城』とてもおもしろかったです!子供が、日本史ものが好きなので、付き添いみたいな感じで観に行きましたが、日本史っておもしろいなと新発見!たまには自分の趣味じゃないものも観るといいかも!(2012、内容U氏のもの参照。写真は戦いの一部)
今年は、家のすぐ近くに映画館ができたので、たくさん観ようと思います。古い映画を上映する企画もあるようなので、今から楽しみにしていま~す!
A氏:昨年ナンバーワンはやっぱり『ゼロ・グラビティ』数ある宇宙ものの中でもこれほど宇宙の深さ大きさ、そこに解き放たれることのとてつもない恐さを表現したものがあっただろうか。シンプルにしてダイナミック。哲学的な死生観を感じさせる作品。2Dで観たが次はアイマックス3Dで観たい。(2013、内容、写真M氏のもの参照)
次に『最後のマイウェイ』渋谷文化村まで観に行った作品。あのフランクシナトラの名曲、マイウェイを作曲したフランス人歌手クロード・フランソワの伝記映画。天才だけど壊れやすいクロードの破天荒な人生とあっけない最期が悲しい。演じたジェレミー・レニエが彼に成りきっていて見事。(2013、第2次中東戦争によって父が失業し、一家はモナコへと移住。クロードは家計を支えるため、楽団の歌手として働きはじめ、39歳没。写真は実物のクロードのレコードジャケット)
次はBlu-rayで観た『男と女』大学生の頃観た記憶で海岸に素朴な板を張り詰めたその場所は南仏だとぼんやり思っていた。南仏にしては淋しそうな海辺が妙に印象的で憧れていた。でも今回見返して北フランスのドービルだと判明した。いま観ても映像や音楽の使い方が新鮮。こんな風に時を経て再確認できるのも映画の良いところだ。(1966、 妻に自殺されたレーサーと、スタントマンの夫を目の前で失った女性。悲しみを背負った二人の心を描く。下の写真)
N氏夫妻:封切り順に、今回は面白かったので『名探偵コナン漆黒の追跡者』を入れます。あとは『風たちぬ』『ゼログラビティ』です。それとレンタルして妻が見た『善き人のためのソナタ』です。これは冷戦時代が舞台で、小説家宅の盗聴任務についた秘密警察員が主人公の話です。妻は1年程韓国ドラマをせっせと観ていました。今年からはまたレンタルするのも映画に戻します。
『コナン~』はコナン映画の中では良かったので。(2013、6人が殺害された広域連続殺人事件)
『風~』は飛行機の描写が正確だったことと主人公の飛行機にかけた情熱の描きかたが、良かったです。(2013、宮崎駿アニメ)
『ゼロ~』はSFではなくリアルに近い将来起こりえる事なのだろうと震えました。(2013、内容。写真M氏のもの参照)
『善き人~』は無償の行為に感動です。ラストは静かに報われて暖かい気持ちになります。(2007、写真は盗聴をする主人公)
H氏:日本映画3本。『舟を編む』『風立ちぬ』『ベニシアさんの四季の庭』
1番好きなのは『舟を編む』です。三浦しおん原作の映画化で 国語辞典を作る編集部を舞台にしたものです。辞書が出来るまでも大変興味深くておもしろかったし、作品を流れる時間や雰囲気にもホットできました。いろんな賞をとったようで 2月に再上映されます。(2013、下写真は「舟を編む」)
『ベニシアさんの四季の庭』(2013、京都の築百年以上の古民家に暮らすイギリス人女性。仲間たちが繰り広げる"手作りで丁寧な生活"。離婚や娘の病気など、数多くの試練を乗り越えてきた彼女の半生にも迫る。下写真)
S.T氏:『許されざる者』(2013、娼婦たちが非道な客の復讐の為、その客を殺害したものに賞金をだす)
『オブリビオン』(2013、SF:異星人の侵略を食い止めたが荒廃してしまった地球。異星人残党を除去する主人公)、『風立ちぬ』(2013)
以上、まとめを担当したのはテッシーでした。