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ニュースの隅をつつく その36 取手市の浸水した住宅地

2023年06月08日 | ニュース その2

取手市の田んぼに囲まれた浸水した住宅地

 

4月下旬の大雨のニュースをTVで見ると、茨城県取手市の浸水地域(取手市といっても、合併する前は藤代町かな)のヘリからの映像が出ていた。田んぼの中にかなり大きな住宅地があり、全域が浸水している。住んでいる人には申し訳ないが、なんでこんなところに住宅地を作ったの? 

TV画像にチラッと川のような水が見えたので、Googleマップで見ると牛久沼のようです。住宅地の周囲は田んぼなので、盛土をしていないとこの住宅地は低地のはず。この住宅地の南側には少し離れて小貝川が蛇行している。なんでこんな場所を住宅地にしたのかな? TVでは、浸水した住宅に住む人が「30年ほど住んでいるが、こんなことは初めて」と言っていた。

 

小貝川の氾濫

 

小貝川と言えば昔の洪水の時に豚が流れていた川。昔勤めていた会社の人が「TVを見ていたら、小貝川に豚が流れていた」と言っていた。この時の小貝川の氾濫が何時だったか、国土交通省のサイトを調べると、昭和56年(1981年)8月の台風による大雨か、昭和61年(1986年)8月の台風10号による大雨の二つのうちのどちらか。どっちだったか? 前者なら42年前、後者だとすると37年前。

(昭和61年8月の洪水は、国土交通省のサイトの表には「10月」と出ているが間違いと思う)

 

メディアでは、「45年前から住んでいる」と言っている人がいたので、この田んぼの中の住宅地は昔の小貝川の氾濫より前に出来たと思う。そうすると、この地域は小貝川の氾濫ではどうだったのか? 排水ポンプ場が2カ所あるらしいけど、今回は排水が追い付かなかったらしい。あるメディアによると、今までも浸水が発生していたそうです。

 

そうすると残念ながら、田んぼの中の低地ではこれからも浸水被害は免れないだろうな。昔の想定を超える水害が多発している最近では。

 

2023年6月8日

 


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