「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「おだやか三が日」

2015年01月03日 | 季節の移ろい・出来事

                  

小雪が舞ったり、厳しい北風も吹いたが、お正月三が日は先ずはお日様に恵まれた。
初詣でには大勢の人が出かけ、神社仏閣は笑顔こぼれるお正月になったのだろうか。
個人的には、これといって何をするでもなく、ゆったりのんびり、絵にかいたような休養のお正月となった。

『人間の一生が少々長すぎるので、神さまが、それを365日ずつに区切ったのだ。そしてその区切り、区切りの段階で人間がひと休みするということだ・・・ ・・・』とは井上靖氏の正月を迎えるにあたっての言葉である。
考えてみれば、確かにその通りに思えてくる。

ただ屁理屈をいうなら、先ずはひと休みしてから働き始めるのか、精一杯働いたからご褒美としてお休みをもらうのか・・・
どっちなんだろう。もしも、ご褒美説をとるなら、一年の終わりをお正月と考えてもよいではないか。
先に休んでおいてから働き始めるというのは、なんかしら「ややこしいことに当たるときの自分の姿」を見るようでちょっと納得行きかねる部分もあるような。

どっちにしても、世の中等しく「歳改まるおめでたいお正月」である。とやかく言っては偏屈者にされてしまうのが落ちだ。
ここでしっかり休養して、松が取れる前から、一仕事も待っている今年。やはりノホホンとばかりはいかないのだろう。

これから狩りを始める前のアオサギが、穏やかな水面を眺めながらひと休みしているのが目に止まった。
それとも逆に、もう十分に狩りを済ませてお腹を満たし、ひと休みしているのだろうか。さてどっちに見えるのかな。
元旦のご来光を待っている横で、静かにたたずむアオサギをパチリ。

おだやかな三が日も暮れようとしている。さあ先ずは明日から。

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「初詣で」

2015年01月02日 | 季節の移ろい・出来事

  

正月二日。絶好の初詣で日和に恵まれた。
小雪の舞う寒い朝ではあったが、澄み切った青空と、輝くお日様が初詣でへといざなう。
防寒重装備に身を包み、近場の三社参りに行ってきた。

どの神社もそれぞれ程よい初詣で客で賑わいを見せ、知った顔もちらほら。
ただ淋しく思う一つは、どの神社の参道にも、出店の一軒もないことである。
その昔は、表参道裏参道、どちらを通っても、ダルマ屋さんに羽子板屋さん。カミナリおこしやアタリメ焼きのお店が、肩を寄せ合いひしめいていて、中にはお神酒の入ったおじさんたちの売り声が、如何にもお正月気分を盛り上げたものだった。

出店もない、売り声もない、何にもない静かな初詣で。やけに寒さが身に染みる。
そこへいくと、あの正月の風物詩みたいな存在であった映画「男はつらい」。寅さんの啖呵売で知られた「ご用とお急ぎである方も無い方も、さあさ手に取って一度はゆっくりごらんなさい・・・ さる町工場がたった数万円の借金で倒産し、従業員に払う退職金のために投げ出したこの品・・・ ・・・」 あんな耳触りのいい掛け声は、寅さんと一緒に消えて行ってしまったようだ。

最初に詣でたのは、岩国藩吉川家累代の産土神として崇められた・駿河八幡宮を祀った神社。
次いで、岩国藩の始祖、吉川広家公が出雲の国から岩国へ移封されて以来、鎮守様として仰ぎ、歴世の産土神として敬った神社。
最後が、岩国藩歴代藩主の心霊を祀る神社で、全国的にも数少ない祖霊を祀る神社建築で、岩国藩大工の技術の高さがうかがえる神社。 このように記しておけば、わかる人には三社とも名前が挙げられる神社である。
いずれも岩国検定試験で出題されたものである。ちょっと知ったかぶりを・・・。

先ずは穏やかに正月二日が暮れようとしている。向こう一年、できるならこのように平穏な日々を祈りたいと思っている。

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「謹賀新年」

2015年01月01日 | 季節の移ろい・出来事

            
                    2015(平成27)年 1月1日 午前7時45分時点の初日の出

明けましておめでとうございます。
旧年中は、拙ブログにご訪問頂きまして誠に有難うございました。
気負わず、焦らず、ゆったりと、心にうつるよしなしごとを綴って参ります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

全国的な悪天候が報じられる中、意外や意外、岩国にはお日様マークが見える。
日の出の時間を見計らって、何はともあれ近くの海の公園に、重い三脚とカメラを提げて走った。
薄暗い水平線の彼方には、厚い雲が横たわる。あの雲の上に顔を出すのはもうしばらく先か。

北風に乗って横殴りの小雪。指先を温めながら、準備を整える。
予定の日の出時間に遅れること7分ばかり。 見えた!初日の出。まばゆいばかりのご来光。
1枚また1枚シャッター押しながら、ご来光が完全に雲の上に顔を出すのを待つ。

たかだか10分足らずの瞬間にこれほどの情熱を燃やせるのは、まだ少し若さが残っている証拠か。
それとも単なる物好きか。はたまた。ここ数年、必ずご来光を拝みに海の公園に走るクセがついているからなのか。
やはり、向こう1年という長丁場の中で、初日の出の瞬間は今しかない。これを逃せばまた1年待たなければならない。
そんな衝動が、寒さも睡眠不足も忘れて、海岸へと走らせるのであろう。

こうして今年もスタートした。さて、どんな365日を刻んでいくのだろう。期待も不安もある。
健康にはやはり最大限の努力を惜しまず、あれこれアグレッシブに行動出来たらいいだろうな~。

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