『何事にも最初は勢いよく飛び出すが、その勢いが長続きせず、どんどん落ち目になっていく・・・』
そんな様子を一言で言い表す言葉が「いかち馬」。 山口県その周辺で今も使われている。
その昔、現在の耕耘機が普及する以前は、田や畑を耕すのに牛や馬に鋤(すき)を引っ張らせていた。そのため多くの農家に牛か馬が飼われていた。
秋の取り入れが終わり、農閑期に入ると、農耕用の馬を競走させる「草競馬」が庶民の楽しみとして行われていた。娯楽の少ない時代、花形の競技であったように思う。
錦帯橋上流の河川敷や、学校のグランドがレース場に早変わり。
その草競馬に、「いかち」という集落から出てくる馬が多かった。
しっかり飼われたいかちの馬は、毛艶がよく、光沢さえ放つ美しさを持っていた。
ところどころに、毛が巻いたような模様まで付く。それを「毛花(けばな)が咲いた」と、馬の勢いを評価する通を唸らせたものだ。
それほどかっこいいのに、いざレースとなると、最初の飛び出しはいいが途中で息切れして抜かれてしまう。そんなことの繰り返しから、いつの間にか、良くも悪くも「いかち馬」という言葉が定着したのだということを、子どもの頃、草競馬の騎手を目指していたyattaro-に教えてくれた人がいる。 これと同じような言葉が「竜頭蛇尾」かな。
やっぱりいかち馬だったか・・・と言われないよう、今年も踏ん張らなくては・・・と、自らに言い聞かせるために、ちょっと回りくどくなったが、草競馬のお話しを一席。
お後がよろしいようで・・・。
( 写真: 草競馬の一場面 ネット拝借 )
祖母から聞いたことを覚えています。
「いかちうま」はコツコツ努力することの大切さを表している、と。
しかし、そんな意味合いで使った記憶はないように思います…。
私はどちらかというと、いかち馬型。短距離向きです。マラソンは苦手。今年は反いかち馬型を目指します。
うろ覚えですが、同じような馬のことを
「痩せ馬の早駆け」と言うのを聞いた記憶があります。
多分、比喩的な使い方をしたんじゃないかと思いますが。
今年は齢相応に、あんまり遅れないで人様について行ければと願っているところです。
どだいそう願ってもいないし~、です。
走り通そうだなんて、あんまり本気な姿は見ているだけで疲れそうです。
まあ私などは七転び八起きできたらよしとしたいです。
お母さんの言われたとおり、勢いだけに任せず、コツコツの努力が大切。これはこれで大いに納得ですね。
なんか小馬鹿にされたような。
ロードスターさんなどは、いかち馬どころか、Gー1レースを走り抜くサラブレッドですよ
勢いに任せて飛び出すのはいかち馬に任せて、我が身はゆっくり歩けばいいですよ。
最後まで出足と同じ歩調では歩き切れませんね。
いつも軽やかなステップで日々を過ごしておられるようにお見受けを・・・。
まあいずれにしても、勢いのある出足のペースで終わりまで突っ走れるわけないですよね。
息を切らしつつ、七転八起、やっぱりこんなもんですね(笑)