今年の初生り、第1号キューリ
4月下旬に5本の苗を買って植えたキュ―リさん。あれからおよそ50日。何かと気にかけ手をかけて、やっと一番生りが姿を見せた。根っこの近くで土の上に転がってござる。
同じ日に買ってきて、同じように作った畑に、同じような間隔を開けて植えた。なのに、とうとう1本は新芽を出さないまま土に返った。何一つ分け隔てするでもなく、かける愛情の深さに変わりはないのに、どうしてもこういったアクシデントは起きる。相手が生き物だけに対応が難しい。
あとの4本は期待に応えてしっかり根付いた。そして大きさもお手頃の新鮮キューリの初収穫である。
孫たちによく教えておきたい。キューリとは、ゴールデンウイーク前後に植えて、6月の梅雨時期に実り始める「夏野菜だよ」ということを。
今どきのスーパーには、年がら年中キューリは店頭に並んでいる。いつが季節の味なのか、いつが旬なのか、子どもには分からなくなってしまう。いや、大人だって下手をすると、キューリもトマトも季節などカンケーねえや、などと思っているご仁もあるかもしれない。勘違いしちゃいけませぬぞ、キューリもトマトも夏野菜なのだ。別にリキ入れて言うほどのことでもないが。
写真ではお分かり頂けないかもしれないが、今年のキューリは色つやがとてもいいようだ。青黒く盛り上がるように葉も茎も力強く成長している。
幼い時の害虫対策が効いているのである。と思いたいのよ。色々工夫したのよ今年は。特許申請をするほどのことでもないが、ここだけの話。幼い苗を植えたらすぐに、金網を丸めてカゴを作って被せてやった。あの黄色いハエのような虫が、新芽を食べに来るのを防いでやった。もちろん、金網なので太陽光も雨の恩恵も十分享受出来る作りになっている。
さすがの敵も、金網のカゴを抜けてまでは入って来にくいようであった。それに、酢を希釈した中に唐辛子を浸した特性消毒液を開発したのだ。どうだ、虫の奴め。それでも敵もさるもの、彼らもこの季節の格好の料理とばかりに寄ってくる。寄っては来るがその回数や量が半分以下であったような。コロナのお陰で、晴耕雨読に少し力を入れた副産物ではある。お陰でうまいキューリが頂けそう。キリギリスにならんように気を付けないと。
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