まさに寝耳に水。全く思いもかけない突然の訃報にやり切れない思いでいる。
つい10日前の木曜日夜、地域活動の会議で顔を合わせ「今年もよろしく」の挨拶のほか「今日はえらい気合がはいとったね~」と冷やかされ、今年もいい方向に向けて力を出しましょうや、と闊達な笑いで分かれた彼の人。
年齢は先方が若干年下だがなかなかの論客で、「事務局長にもの申す」と、何度かぶつかったこともあるやり手さんであった。横を言われるのは困るが、ちゃんと自分の意見と信念を持って正面からやってくる人は絶対に避けない。じっくり話し込んだことも何度かある。「私の言いたいことは全部言ったので、後はアンタの立場でいい結果を出しておくれ」というタイプ。評論家みたいな口調で立派げな意見はおっしゃるが自分の手を汚そうとはしないタイプが多い中にあって、信頼がおける人。つまり意見も言うが手も汚す。執行部の要望をわきまえて協力してくれる、そんな貴重な人材だった。
急逝の理由は事故である。この寒さにもひるまず山に入って作業していたところ、倒れて来た木に当たったのか、倒木に押されて転落したのか、詳細は不明だが山の作業中であったことだけは確かである。そういえば10日前の別れ際に「お互いそう若くはないんじゃけ―無理はせんようにボチボチやりましょう」と注意とも励ましともとれる言葉を交わしたのを思い出す。惜しい!本当に惜しい人を失った。
そして今改めて思うのは、自分自身も決して若くはないということ。多少の危険を冒しても気持ち的にはすぐに手を出したがるタイプ。つい過信してしまうタイプの典型のような気がする。改めよう。臆病なくらいがちょうどいい。気を付けるべく教訓を頂いた友よ、安らかにご冥福を! 合掌!!
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