「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「風物詩」

2023年08月09日 | 風物詩

8月9日、長崎に原爆が投下された日。長崎平和祈念式典が行われ、午前11時02分に1分間の黙とうを捧げた。
元々人間が人間を殺戮するために作られた原子爆弾という兵器。富裕で世界の覇権を争う大国は有り余るほど持っている。そんな核兵器の恐怖に怯える弱小国でさえ、核には核を持って対抗するのが一番とばかりに、各種の弾頭発射実験を繰り返す。そんな中で世界から核兵器を無くす運動を展開する唯一の被爆国ニッポン。聞こえていても聞こえないふりをするのか、すぐにでも核兵器使用のボタンを手許に引き寄せている大国。

核兵器の平和利用ならともかく、あの忌まわしい殺りく兵器の話になると、矛盾だらけで訳わからなくなる。声高らかに世界を指導できる人格者の出現が待たれる。が、そうなると世界を制覇したような錯覚に囚われて再び勝手気ままな蛮行をしでかすのだろう。矛盾の連鎖だけが残される。

そんな憂き世を一刻でも忘れさせる故郷の風物詩「地区の盆踊り」を覗いてみた。長い歴史を持つ岩国音頭の保存を意図する会が揃いの浴衣を着こめば、地域の民踊愛好グループが踊りを添える。

               
地元の中学生に、伝統の音頭と太鼓叩きを伝承しようと頑張っている。児童生徒も祭の法被をまとってバチを振るう。今は興味を持ってくれているが、高校大学就職と故郷を離れて行く。かつて私たちが青年団の頃がピークであった岩国音頭盆踊りも、歌い手や太鼓叩きが高齢化や後継者不足というか、ほとんどいなくなった。もっとも盆踊りの開催場所が激減した。なんとかしてこういったお祭り風景、故郷の風物詩は残したいと思ってはいるのだが。
               
遠い昭和を思い出すような出店も、自治会役員さんの計らいで繰り広げられた。揃いの法被でテキパキ動く店員さんは、地元高校の女子生徒が担当しているという。面白い。小・中・高に保護者そして地元のお年寄り、こぞって盆踊りを楽しむ光景は未来永劫残したいし、きな臭い憂き世を一刻でも忘れさせる効果はある。
              


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