「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ふるさとのぬくもりに…」

2009年08月24日 | 家族・孫話
      ♪♪ うさぎ追いし  かの山  こぶな釣りし  かの川

                夢は今もめぐりて  思いいずる  ふるさと  ♪

40㎞ばかり田舎に入ったところにカミサンの実家がある。よく言えば「大自然のふところに抱かれ、緑と川のせせらぎに心癒されるふるさと」反対に、「まさに高齢化の一途を辿る、住む人もまばらになった過疎の集落」ということになろうか。
義兄夫婦が住んでいて、お墓も仏壇も守っている。「ふるさと」の歌詞そのままに、山に入れば色んな動物に出会う。最近では、先方から人里に降りてきて、畑という畑を食い荒らし、お年寄りの楽しみまで根こそぎ持って行くという。

家の前には、錦川の支流がほどよい水量で小さな急流を作り、アユ・ハヤ・コイなど多くの川魚が、太陽にキラキラお腹を光らせる。本来なら3回くらい遊びに行くはずなのに、今年ばかりは8月も下旬になってようやく行けるようになった。
夏休み前半の雨で、狭い川は水かさが増し、急流となっており、泳ぐだの魚釣りだのは自殺行為に等しい。

ここんところの日照り続きで、いつもの水量に戻って、釣りも泳ぎもOK。満を持しての「ふるさとの川」兄ちゃんはハヤ釣り。カー君は泳ぐ一式。結構流れがあるだけにジイちゃんは片時も目を離せない。小麦ダンゴを練ったエサで釣る兄ちゃんに、ハヤが寄ってくるかの如く釣れる。 お父さん仕込みで腕も感覚も確かなものだ。
  
   

やがて高学年になり・中学校・高校・大学……と、いやが上にも受験戦争に巻き込まれ、生存競争にしのぎをけずるときが来る。責めて今のうちに、自然の川や海とたわむれ、魚を追い回す時間を作ってやろう。

母親が運転する帰りのクルマでは、ジイちゃんに寄りかかって寝息を立てる3年生。この子らに幸せ多き世の中を…とついつい欲張ってしまうジジバカの晩夏のひととき。いったいどっちが楽しんだのやら……。

            ( 写真:上  格好良く竿を操る兄ちゃん )
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12 コメント

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一杯 (ロードスター)
2009-08-24 09:25:50
いいところがあるのですね。ハヤといっても結構な大きさ。これを焼いて一杯飲めたのではありませんか。こんな思い出が作れるお孫さん、いやお爺ちゃんはしわよせ、いや幸せですね。
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Unknown (tenchan)
2009-08-24 16:31:11
お二人のお孫さんを連れての川遊び、
一時も目を離せませんね。

おじいちゃまに連れて行ってもらった
川の思い出は
いつまでも少年達の心に残るでしょう。
絵日記などに記してもらったら、
最高の気分ですね。
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大賛成田舎派 (ピヨピヨ)
2009-08-24 18:23:04
何のかんの言ったって、田舎が一番ええですよ~。一番は、空気がきれいです。これは本当に本当です。住んでいる人の肺も綺麗なんだそうですよ。ハイ。本当に。
大きくにるに連れて、厳しい世界で生きていかなきゃならない、お兄ちゃんやカー君にとって、自然の中で遊んだ思い出が宝物になること間違いなしだと思います。
田舎遊び「師はわし」いや「しあわせ」なのは、やっぱりおじいちゃまですかね~(*^。^*)
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おじいちゃん (tatu_no_ko)
2009-08-24 19:51:59
気配りしながらお孫さんを見つめるおじいちゃん
先々の夢を付け加えながら見守るおじいちゃん
守りながら楽しんでいるおじいちゃん

安心しきって川遊びのお孫さんは幸せですね。
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思いいずるふるさと・・ (kei)
2009-08-25 00:32:42
以前、日に映えた梅の木の美しいお写真を拝見しました。
あの隅にも川が流れているのを教えていただいて。奥様のご実家の地でしたね。

過疎問題と背中あわせでしょうが、
美しい自然をそのままに、楽しめるのは幸せですねえ。

こちらでは電車の中で分厚い問題集を開いて、答え合わせなどしている小学生がたくさんいます。
大きくなった時何を心の支えにするか、人それぞれでしょうが、
こうした日々は間違いなく人生の財産となるのでしょうね。

川の水は冷たいですね。
ライフジャケット様のものをちゃんときているのですね。
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ジーちゃん (takeko)
2009-08-25 01:01:24
懐かしい歌じゃね。今日からこちらの学校が始まりましたよ(孫たちのは先週始まったけど・・・新学期よ)それにしてもまだまだ田舎のいいところが残っているね。カーちゃんに運転させていいこっちゃ、みんないい思い出になるよ。
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ロードスターさん (yattaro-)
2009-08-25 10:23:11
後何年続くだろうか…と不安になる“ふるさと”です。
もう少し前には、夏のキャンプ、秋の栗拾い・マッタケ狩り…など、もっともっと楽しみがあったのですが……。
孫が…などと言いながら、ジイちゃんが一番楽しんで、しわよせならぬ幸せを感じています。
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tenchanさん (yattaro-)
2009-08-25 10:27:50
ジイちゃんが一番喜んで遊んでいます。
この川が実家の真ん前にあるものですから、孫達に「行こう・行こう…」とせがまれていたのですが、8月下旬になって今年初の里帰りでした。

いい思い出を残してくれると有り難いのですが…。
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ピヨピヨさん (yattaro-)
2009-08-25 10:34:17
「師はわし…」おぬし、出来るな…ムム。
長く住んでいると肺まできれいになるんですか。なんか分かるような気がします。

悠雅君を見て、「まあ何年振りに赤ちゃんを見たろうか…」と近所のおばあちゃんが、手を取り足をさすって「ええもの見たでよ…」と喜んでおられました。
孫3人は、そこでは希少価値でした。
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tatu_no_koさん (yattaro-)
2009-08-25 10:39:03
先ず、海と川の違いを口うるさく叩き込みます。
「いいか、水の中で立とうとしたら絶対に足がすべって流される、だから慎重にゆっくり立つように…」と。
もう浮き袋など使わないので、半分ヒヤヒヤです。
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