昼間の時間が最も短いといわれる冬至も過ぎた。風邪を引かないおまじないにカボチャ料理は間違いなく口にした。しかし、ユズを湯船に浮かべて香りを楽しむところまでは至らなかった。
平成の天皇陛下として最後の誕生日を迎えられた天皇誕生日の今日も、朝一番に国旗を掲げた。毎年この日を年末の貴重な祝日として大切にしてきたように思う。
というのも、その1年のやるべきことをこの日までに出来るだけ多くを済ませて、残りの1週間は少しゆったり過ごしたいという、節目の日に設定して来た節がある。恐れ多いことかもしれないが、単なる自分勝手な思いをめぐらしてきたようだ。今年は特に時雨る回数は多かったものの、意外に温かい日が多くてなんとなくやる気をおこさせたと言えるようである。
そんな中で、NPO非営利活動法人の「子どもを対象にしたミニ門松づくり」に立ち会うチャンスを得た。講師を務める担当者が門松の故事来歴、伝承話などを画像で示し、上手に語りかけた。そうして子どもたちは高さ約40㎝のミニ門松を1時間で作り上げた。その後の話が面白かった。「やれハロウィンだのクリスマスだのと騒いで、日本の年末がだんだん粗末にされている」という嘆き節である。まさに同感。
今やグローバル社会が叫ばれる時代だから、仮想してバカ騒ぎをするハロウィンも、サンタクロースもクリスマスももちろん受け入れる。その代わり、日本人としての古来の風習を守り、神様を祀ることも忘れて欲しくないと願う一人でもある。門松にはどういった謂れや奥ゆかしい伝承が秘められているのか。しめ飾りは何のために玄関に飾るのか。それはいつ飾って、いつ取り除くのがよいのか。そういった、日本人として最低限の雑学をインプットしておくくらいの常識を持てる大人であって欲しいな・・・・・・と。
そうしないと金曜日の午後8時NHKに登場する、永遠の5歳児「チコちゃん」に『ボーっと生きてんじゃねーよ』と、頭から湯気を出して怒られますよ。ご同輩。
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