我々の社会福祉協議会エリア内には、県立高校と市立中学が一校ずつあり、市立小学校が二校ある。
地域協育ネットとか、学校運営協議会、コミュニティスクール、などと色んな呼び方をされながら、地域住民挙げて学校の支援活動が活発に行われている。それはそれは、自分で言うのもおかしいが、「献身的」という言葉が当たっているほど、学校と地域が密着して健全育成に当たっている。
そんな中の活動の一環というか、お役目柄のお付き合いというか、高校吹奏楽部の定期演奏会への招待を受けた。
校長直々にチケットを渡され「生徒たちの頑張っている姿を見てやって下さい」とのこと。行かずばなるまい。
我が孫のこととなると、長距離運転も厭わず頑張るじいちゃん。今日の場合は我が家の孫とは縁のない話ではあるのだが。
行くと決めたらいそいそと。同じような年配ご夫婦も多く見られた。あれはお孫さんの応援に違いない。
客席を埋める多くは、初々しいセーラー服が目立つ。よく見ると、いろんな中学校から女生徒が集団で来ている様子だった。
かつては一緒に中学校吹奏学部で競い合った先輩の応援に来ているのだろう。
部員の人数こそ多くはないが、まとまりのある素敵な演奏と、彼女たちがプロデュースしたのであろう、入れ替わり立ち代わり順番に曲の紹介を兼ねて司会役を務める姿に、微笑みと苦笑を交えながら見守った。
最後のクリスマスメドレーでは、10数人のOBも演奏に加わり、それはそれは聴きごたえのある見事な演奏であった。
世の中は相変わらず、タチの悪いいじめが横行する学校という現場。
子どもたちが安心して通える学校にするためには、教職員や教育委員会の力量を過信してはよくない。
そのためにも、地域の人が徒党を組んで教職員と一体となって、生徒を見守り、陰湿ないじめの芽を感知する役には立たないだろうか。
などと大げさなことをチラッと考えてみるが、所詮地域住民はあくまでも地域住民。どこまで教育現場に踏み込めるのだろ。
そんなことを解っている中で、やはり健全な学校生活を送って欲しいと願う、小・中・高の孫を持つジジである。
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