「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「お手柔らかに・・・」

2011年12月19日 | 季節の移ろい・出来事

      

自然の持つ威力、目に見えない底力そしてある意味気まぐれを見せつけられたお話。

昨年の冬、というか、今年に入っての小寒・大寒を迎えても、全く花開く気配さえ見せなかった我が家の「寒アヤメ」。
待ちに待ってようやく花を見せてくれたのは2月も終わりの頃だった。それも最初に一輪咲いたと思ったら、それこそ「咲き乱れる」と形容するにふさわしく来る日も来る日も数本が花開き、これまで見たことのない狂い咲きの様相であった。

あれから10ヶ月。大雪とはいえ未だ冬至にも至らない今、見事な薄紫の花を開かせた。
青々とした葉っぱに囲まれて二輪、スックと咲いている。その健気な立ち姿は、「忙しい中でも花を愛でるくらいのゆとりを持ったらどうか」と活を入れられている気がしないでもない。

赤く咲き乱れたサザンカが終わりに近づく頃、代わって姿をみせる清楚でたおやかな寒アヤメは、愛おしささえ感じさせる。
昨冬とこの冬いったい何が違うのだろう。こじつけて考えるなら、あの未曾有の震災に見舞われ、被災された方々を、少しでも早く慰めたくて例年より早く花開いてくれたのか。

いくら自然は気まぐれだといっても、そこまでの配慮をするのだろうか。
偉大なる自然の前では、人間なんてほんのちっちゃな、か弱い生き物でしかない。
頼むよ自然さん。これ以上、か弱い人間を痛めないでよ。お願いだから。

そうか、人間が寄ってたかって自然を破壊し、痛め続けるから、ときにこっぴどくしっぺ返しをしたり、人間に警告を与える意味の怒りを表しているのか・・・。 ウーン・・・。

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4 コメント

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忙中にも心のゆとり (kei)
2011-12-20 18:23:37
自然が暦に支配されることはないでしょうが、厳寒に向かうこの時期を選ぶように咲く寒アヤメ。
薄紫の清楚な姿はけなげでもあり、充実感さえ見せられるようです。
な~んて言っては言いすぎでしょうか。

寒さに丸まっていないでシャンとしなくっちゃ。
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kei さん (yattaro-)
2011-12-20 21:20:01
まっこと、自然は暦と関係なく移りゆくこともあるようですね。
丸まってなどいられませんね。寒さもまだまだこれからです。
空威張りではありませんが、胸を張って寒さを迎え撃ってみましょうか。
意外に爽やかにしてくれるかも。でもやっぱり寒いものは寒い・・・(笑)
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すっくと凛々しく (matsu)
2011-12-22 23:11:02
昨年の「寒アヤメ」のこと覚えています。
今年は例年通り咲いてくれたんですね。

昨年はどうなっていたんでしょうね、つい、3月の大災害と結びつけたくなるのは、考えすぎでしょうか。 
我々人間には計り知れない自然の摂理があって、その現象の一つだったのかな?などとも。

こちらも今年の寒さは格別です。12月に真冬日なんて珍しいし、氷柱が1m近く下がるのも初めてです。
地の底の蠢きをのぞいてみたくなります。

精いっぱい花びらを広げている「寒アヤメ」、
寒さにもめげず凛々しいですね。
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matsu さん (yattaro-)
2011-12-23 11:47:21
何かしら得体の知れぬ自然の力強さにおののくばかりですが、ときのこのような嬉しい誤算の季節感を運んできたりしてくれます。
まさに翻弄されている感改めて・・・という気がします。
またまた厳しい冬の到来。
例年以上に寒い冬となれば、我々の想像も及ばない対策も必要となるのでしょうが、必ずやってくる春を思いながら耐えてくださいね。
どうぞお大事になさってください。
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