「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「山笑う」

2016年05月01日 | 季節の移ろい・出来事

                 

皐月は鯉の吹き流し。
と言われたのは昔の話しなのだろうか。抜けるような青い空に向かって、高く泳ぐ鯉のぼりが滅多に見られなくなった。
先ずは端午の節句を祝う子供が少ないこと。つぎに、田んぼの真ん中に大きな竹竿を立てて風に泳がせるというより、団地サイズの小さな鯉のぼりが人目を避けるように、軒下で泳いでいるのが当たり前になって来たのかな。

どこかのイベント会場で、使わなくなった鯉のぼりを、川をまたいで集団で泳がせる見世物的要素が強くなった。
そういえば孫三兄弟も、昔ながらの大きな鯉のぼりは泳がさなかったなー。
それより、床の間に飾る鎧兜に日本刀という、武者人形を贈ったのだった。

これからしばらくの間、山が毎日動くかの如くその肌の色の変化を見せてくれる。これはこれで楽しみな景色でもある。
新芽を吹き始めたクヌギ、樫の木、などの盛りあがる様は、まさに山が大きな口を開けて笑っている感じさえする。
何をやるにも、最高に気分が乗る季節でもある。
高くそびえる岩国城が、多くの広葉樹の盛り上がりを従えて、悠然と構える姿は、やはりこの季節ならではの絵になる景色ではある。

広島カープの好調は鯉のぼりの季節まで、と散々言われてきた。往々にしてその通りになることが多かった。
今年は一味違うものを、というか何かしらの手応えを感じている。
打撃コーチ・守備走塁コーチが入れ替わった今年。打者一人ひとりの粘っこさが、ヤクルトの選手並みにレベルアップした。
淡白な三振で引き下がる選手は即座にレギュラー落ちする厳しさが見えてきた。

コリジョンルールというホームベースでの衝突防止の新たなルールが加わった。これは、走力のあるカープにとって有難いルールである。
こういった、人的要素やルール改変によって、カープの野球が面白くなってきた。
プラス、新井選手の2000本安打達成というお祭り騒ぎ。黒田投手の男気あふれるマウンド度胸と、200勝への期待。

賑やかこの上ないカープファンにとって、好材料が揃っていると思える今年のペナントレース。
「山笑う」今、ファンは熱く燃えている。そして紅葉の秋を迎えた時、「ファン笑う」美酒に酔いたいものである。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「人の見上げる」 | トップ | 「粋なはからい」 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
5月のシンボル? (Takeko)
2016-05-02 01:59:50
いーらかーの・・・・・と歌われて大きな鯉のぼりが日本中をと想像してたけどこれも時代の流れかね。しょうがないか、カープも頑張っているとのこと頼もしいね。それにしても色々と忙しい目をみらすね、椅子に座って見れる身ありがとうよ。
takeko さん (yattaro-)
2016-05-02 22:15:39
そうなんよ、ここらあたりでは昔ながらの大型鯉のぼりが、なかなか見られなくなったよ。
確かに時代の流れを感じるねー。

今は調子のいいカープ。この調子で夏場を乗り切ってくれるといいがねー。
みんな笑う (ピヨピヨ)
2016-05-07 18:24:53
息子たちの鯉のぼりは、大きなものでした。
孫たちの鯉のぼりは、ベランダサイズです。
どちらも願いの気持ちに変わりはありません。

カープカープカープ広島ですよね~。
今年は、5月までと言わず、この勢いで最後に大笑いさせてほしいですね。
期待が膨らみます。
ピヨピヨ さん (yattaro-)
2016-05-07 22:03:57
鯉のぼり今昔。色々ですね。
今年こそ、カープがんばって欲しいものです。
お父さんは阪神びいきなのに孫たちは、じいちゃんに倣ってみんなカープファンになってしまいました。

コメントを投稿

季節の移ろい・出来事」カテゴリの最新記事