トマト・ピーマン・キューリ 茄子・トーモロコシ・カボチャ
昨夜は日の暮れ以降に大気が不安定になり、カミナリさんにヒョウ、アラレ、ところによっては竜巻発生というおっとろしい予報であった。
どれもみなこの手では防ぎようのない、お天道任せの祈りあるのみ。特に竜巻の恐ろしさは過去の映像などが頭にこびりついている。カミナリさんだって轟音と共に火花を散らして落雷する様子は尋常ではない。まさに地震・カミナリ・火事・オヤジ。オヤジを除いては太古の昔から人間にとって怖いコワイ対象となっている。
時ならぬ豪雨と突風が時折家を揺るがせる。幸いなことに窓枠がガタガタ鳴るほどではないが、テラスの波板は煽られている。
他でもないが気に掛かるのは、植えたばかりでまだ完全に活着していない夏野菜の苗である。ヘタに突風にあおられると根元から折れたりひん曲がったりする。接ぎ木の苗など元手をかけたものもある。雑草対策にビニールシートを敷いた上から植付けたものもある。
このシートが飛ばされでもしようものなら、苗も根こそぎ吹っ飛んでしまう。元手と労力を掛けた分、なんとか荒れ狂わないうちに収まってくれと願うばかり。幸い竜巻の被害はなかったがカミナリは、ここ数年体験したことがないほどの轟きようであった。近くのどこかに被害が出たに違いない。
今日朝イチ畑に降りてそれぞれ苗の一本ずつの安全を確かめた。トマトやトーモロコシは植えると同時に添え木を立てて補強しておいたし、ナスやキューリはまだまだ背が低くて風の影響が少なかったのか、みんな健在で「春の嵐」に耐えてくれていた。
これから収穫までは草との戦いである。この戦に勝たなければ孫さんたちの歓声も聞こえてこない。生きものを育てることはすべからく難儀との戦いの中で勝ち得たものが恩恵を蒙る資格を得るということか。