「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ウメの見ごろが・・・」

2017年02月26日 | つれづれ噺

         

「耐雪梅花麗」
これは、あの広島東洋カープ優勝の感動をもたらした中心人物、黒田博樹元投手の座右の銘である。
「風雪に耐えねば咲かぬ梅の花」という言葉もある通り、寒い冬が絶頂期を迎えるころに、他の花に先駆けて麗しい花を見せてくれる。

2月も最後の日曜日となった今日、片道60kmを走って「冠公園梅まつり」に出かけるつもりでいた。
ところが朝食の最中に、「お父さん、給湯器のリモコンに変な表示が出ておかしいよ」とカミさんが訴える。
今まで見たことのない表示が点滅していて、給湯器そのものの様子がおかしい。

「な~に、すぐに治るよ」てな調子で、先ずはドレン抜き作業をマニュアル通りにやってのける。
「ン??」何も変わらず、修復された様子がない。今一度点滅の記号番号を確かめ、取説で調べてみるが、どこをどう探してもそんな記号番号の異常の説明がない。ネットを開いて検索。あるにはあった。これまでに何人かが同じ経験をしているようだった。

先ずは「三方弁」の劣化による不具合ではないか・・・と。要するにこの状態は、メーカーによる点検か部品取替えしかないことが判った。
取り付け業者を通してメーカー担当に連絡。そんなこんなをして結局広島から、パナソニック担当修理がやって来た。
「三方弁だけではなく基盤の交換も必要です」ということに。出張手当や修理工事代、部品価格などひっくるめて「37700円頂きます」と。梅まつり散策などの優雅さは吹っ飛んで、顔色が悪くなるほどの突然の大出費。ア~~ア。午後3時修理完了。

悔やんでも仕方ない。これが経年劣化という、電気器具などが歳を取っていくという避けて通れない現象の最たるものである。
経年劣化は何も電気器具などだけではありませぬぞ、ご同輩。

ということで、梅まつりを止む無くキャンセル。今年は梅見とは縁がないかな・・・
と思ったら、何年か前に隣の空き地に投げておいた梅が目を出し、1.5mにまで成長していて今年初めて白い花を咲かせた。
オッ!こりゃぁいい。隣の空き地が梅の木で埋まる時が来るじゃろう、などと花咲か爺の夢でもみようか。

小さな梅の木は20本近く生えている。突然の出費と梅まつりキャンセルは痛かったが、思いがけない地生えの梅が花見をさせてくれた。
世の中まんざらつまらんことばかりではない。それにしても、言いなりに払う修理費はイタイな~。


コメント
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