3月3日、お雛祭り。
わが家に待望の姫孫を授かって初めて迎えるひな祭り、桃の節句。
一日早い昨日、せがれの家にお邪魔して、希さんを囲んでお祝い膳を頂いてきた。
嫁さんの実家から贈られた、現代風の豪華なお雛飾り。カメラの腕が悪くて申し訳ない。
主役も、何枚も写真を撮られるので少し迷惑そう。いつまでもじっとしてはいられない。あれこれ動き回る。
とうとう食事チェアに座らされ自由を奪われて、ご機嫌も少し斜め。
嫁いだ娘の孫は3人続けて端午の節句ばかり。それはそれで楽しませてもらってきた。
我が家直系の「ひな祭り・桃の節句」は、はてさていったい何年ぶりか、指を折ってみる。
そうか、孫三兄弟の母親、つまり私たちの長女以来の出来事だから、なんと40年ぶりということになる。
あのころは、親戚縁者も多くて、頂くお祝いの数も半端ではなく、その接待も半端ではなかった。親戚上げての大祝い。
今はかなり様変わり。祝福の気持ちには今も昔も変わりはないが、なんせ親戚縁者が減ってきた。
その上、不祝儀はともかく、こういったお祝い事はあまり派手に広めない風習も定着してきた。
だから、というわけでもないが、このたびのお祝いも、昔から比べるとシンプルなものではあった。
ただ、どこまでいっても、今初節句を迎えたこの子に幸多かれと祈る気持ちは充満している。それだけで十分。
そのうえでさらに、健康で優しくて、人に好かれて・・・ ・・・などと多くを望むのはジジババの強欲というもの。
ただただ、折に触れ時に至って精一杯の応援の手を差し伸べる。逃げ込みたくなった時の温かいふところになる。
これが応援団長の真骨頂であることを、改めて胆に銘じよう。
まだまだこれからしばらく、彼や彼女の行く末を見届けたい欲はある。
「ジジババに見せるためにがんばった・・・ ・・・」などと言ってくれなくてもいい。
精一杯自分の人生をひたすら歩んでほしい。ただそれだけを思う。
どんないいことも、そうでないことも、何もかもひっくるめて、ジジババの孫に生まれたのだから。
これからもず~~~っと、よろしくね。