「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「隣のタチアオイ」

2008年06月17日 | 季節の移ろい・出来事
お隣の庭に咲いた、色鮮やかなピンクのタチアオイ。
ご主人がどこからかタネをもらってきて、手塩にかけた赤・白・ピンクの中の一種類。見応えのある花をつけて楽しませてくれる。

「隣の芝生は青い」的な発想ではなく、そのものズバリ見事である。

「タネをな、こうやって植えてな、添え木に竹を立ててやってな……」タチアオイの講釈に始まって、30分も立ち話をしていたら、この自治会全体の最新情報がおおよそ分かってくる。
ともすれば、あそことここの犬は仲が悪いから出会うと喧嘩が始まる。どこそこの犬は体は小さいが、気が強くて大きな声で吠えまくる。あそこの奥さんはフィリピン出身で……と言う具合。

そういった世間話や自治会最新情報に疎い人間にとっては、格好の情報源である。
それもこれも、お互いがこの地に新築し、引っ越してきた当初から、お隣さん同志という強いきずながあったればこそである。
低いブロック塀を挟んで「旬の味、小皿に載って、垣根越し」の行ったり来たり。
お互い年も近く、共通する話題が豊富なせいもある。

そこへいくと、向こう三軒両隣が全てそうか?と言えば必ずしもそうは行かない。
生活形態の違いや年齢差、それに忙しそうで共通の話題探しに事欠く始末。
しかしまあ、遠くの親戚より近くの他人というくらいだから、ご近所のよしみだけは通じておきたい。もちろん深く立ち入ったりはしないが、声を掛け合う努力は、ご近所付き合いのマナーの原点であろう。

それにしてもお隣のタチアオイは見事である。花が終わったらタネが来るかも知れない。来たらなんとしてでも育て上げて、花の一つも付けさせなければ。
これも家庭を守る、一家のあるじの勤めなんでしょうかねー。
      (写真:お隣の見事なタチアオイ)
コメント (2)
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