参加の方に了解のしていただき、懸案の池原から集福寺越を登る。
尾根に取り付く前には開き始めたミヤマカタバミやネコメソウを見ることができ、幸先がいい。
峠下は林道の土捨て場で猛烈なヤブで昔の道をゆくことは考えてなかったが、その左岸尾根は自然林であり、これを登ることができれば素晴らしい尾根ルートとあわせて、麓から行市山の最短ルートとなる。
ササが深く林もブナなどの立派な木が残るものの雪椿や低木も行く手をはばみ、予想上に手間取ったがいいコースとなる手応えがあった。
糞や木に付く泥や寝床跡もあって、生きもののいる自然境であることも私たちをよろこばせた。
林道から上はまたの機会にして、峠から山頂へ出て昼食とする。
暑いほどの陽気であるが、山頂付近の木立のなかにはまだ雪が残り、前山ごしに居並ぶ奥山は白いままだ。
トレイル歩きモードに切りかえて北上する。
思いのほか雪による倒木、枝折れが多くそれを片付けたり、道も雪でわかりずらいのでテープを付けたりで、行程がはかどらない。
今日は花に詳しいプロの登場で、そうした間も、アブラチャンは沢山あるがよく似たダンコウバイはみかけなかったのだがその見分け方をはじめとしていい話が続々披露されて、皆感心しきり。
ここまではタムシバ、雪椿をはじめ木の花に終始して、草花をもっとみたいとぜいたくな気分になる。
というわけで期待できる刀根越から柳ヶ瀬へ下ることに。
願いはかなってイカリソウも開花しはじめていて、うれしいかぎり。
またまるまった葉をひらきながら開花するスミレサイシン、倒木の苔に陣取るショウジョウバカマなど、時期が早く数は多くはないものの次々にいろんな花が現れて楽しく下ることができた。
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