このブログでは例会報告が主でしたが、その合間のトレイルクラブの取り組みもお知らせします。
今日は山中牧場跡から山門水源の森を経て東ヶ谷山、大浦越の見まわりをしました。
ヤッコ林道を浄水場から歩きます。
来月に歩いていただくコースの一部ですが、山門水源の森ブナの森から東ヶ谷山の間が細道で様子を見てきました。
春は雪融け後で倒木がそうでなくてもわかりづらい細道を追うのは至難の技。
これが自然余呉のトレイルの現状ですが、例会ではさらりと皆さんをご案内しますからご心配なく。
ところで今日の目的はほかにもあって山中牧場跡の様子を知ることでしたが、牛舎などきれいに撤去され一面に草地が広がる雄大な高原風景でした。
東ヶ谷山はもちろん北には大師走、三方ヶ岳、行市山の緑の山並が広がり、山門水源の森に隣接することから、このまま残してほしいと思わせる素晴らしさ。
山門水源では貴重な湿地にトタン板やネットが張られシカやイノシシ対策が取られ、さらにササも食べられるようになって保護対象となっていました。
牧場や水源の森の平坦地は琵琶湖西岸断層によるもので、横ずれ断層で谷の出口がふさがれてできたといわれています。
ミツガシワなど氷河時代の植物が残存する貴重な場所です。
中央分水嶺トレイルやその周辺は自然の宝庫で、例会で地理感を養った後は山友達を誘って歩いてみてほしいものです。
東ヶ谷山は登りがいのある山で、山頂からの余呉の山の大パノラマ、コース上からの敦賀湾、琵琶湖も感動的です。
余呉湖とともにトレイル出発点である大浦越もおすすめの場所で、国道161号の国境を越えて敦賀側に入ったところで山中という集落跡がありますが、ここから山門を経て大浦の湊へつながる古道です。
道は石垣が築かれていて、往時を偲ぶことができます。
トレイルは山ばかりか素晴らしい水源の里や埋もれた観光資源をつないで、多くの人に知ってもらいたいという願いが込められているのです。
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