有意義な前泊をということで前回に続き懇親会「楽しいトレイルカルチャー」も開かせていただき、万全を期してとっておきの下谷山にのぞむ。
激しい雨も朝には上がり喜んだのもつかの間、早朝出発して栃ノ木峠へ向かうと雪が舞っていて、風もある。
西高東低の気圧配置が強まってるようで冬山そのもので、春山の快適な残雪スノーシューという期待は吹っ飛ぶ。
ともかくブナ林の下谷山への期待を胸に出発し、予定通り11時には雪化粧した仁王立ちするブナ巨樹の音波山へ到着。
風がだんだんきつくなっていて、次々に通り過ぎる雪雲も本格的なものになってくる。
下谷山山頂部は終始雲の中で姿を隠したままだ。
北風、南風と交互に強い風が吹くのが複数の低気圧を予感させ、さらに雨に近い雪であり手袋や服が冬とちがってよく濡れるのも気がかりで、残念ながらここまでとする。
そうと決まれば、音波山北斜面の立派なブナ林をひとまわりし、雪が止んだタイミングで風の当たらない稜線南側で名物カツサンドのトレイル弁当を開く。
帰りは例によって小走り、駆け下りを楽しむが、吹雪を避け、ガスが濃くなりホワイトアウト状態の合間、合間でどうにもしまりがないが、ここでも安全第一。
それでも栃ノ木峠への急な尾根の下りは今シーズンラストランにふさわしいものであった。
多くのご参加をいただき、こうして冬のシーズンを無事故で克雪的に楽しめたことは喜びに絶えません。
ありがとうございました。引き続きまして花トレイル例会、そして前夜の山・自然・旅のトレイルカルチャー親睦会もよろしくお願いしします。
というわけで遠方の方ばかりか近所の人も、ウッディパル余呉トレイル格安宿泊プランを使っての楽しい前泊がおすすめです。
次回例会は4/7(土)中河内ザゼンソウと花の谷網谷です。今年は残雪が多く、スノーシューがまだ楽しめそうですので、ぜひご持参下さい。
春の例会ですが、回数が少ないというご意見が多いので増やすよう調整中です。