怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

墨攻

2007-12-30 17:21:48 | 映画
「墨攻」は非攻、すなわち不可侵を戦乱の時代に説いていたという墨家への興味から観てみた。
ちょっと調べたら、やっぱり原作があって、しかも日本漫画作品もあった。
だから「墨守」ではなく「墨攻」という過激なタイトルも納得というところか。そう思ってみた。

墨家については、wikiの説明でもいいけれど、墨攻公式サイトにおける東北大学浅野裕一氏の墨家解説が端的で分かり易いようだ。

なかなか見やすいエンタメ作品に仕上がっていて、なんでそこから水が?とか、なんで心変わりをして居残るの?将軍?とかいろいろ脚色上のへんな部分は気になる人は気になるだろうけれど、トータルとして引き込まれ易い展開だったと思う。

あくまでもバッドエンドなのだけれど、墨家の謎と急な消失を含めて考えればさもありなんなストーリー。
漫画の方が仕掛けが多いそうだけれど、私的には映画でお腹いっぱいかな。

ストイックで自閉的な平和主義、ただし先守防衛、思想の実践を怠らなかった点は、「守」を説いた割には非常に過激だと感じる。
そこいら辺が情感で流されてしまっているのはエンタメなのだけれど惜しい感じがした。
もうちょっと理屈っぽいのが私は好き。

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