字源、部首などを系統にした漢字指導

写真は白川静さんの漢字の話を部首ごとにわかりやすくまとめた「白川静さんに学ぶ漢字は楽しい」（共同通信社）小山鉄郎編という本。

私は白川静さんのように正統派の部首系統の教示はしないから、せいぜい下村式程度なのだけども、白川さんがよくおっしゃっていたと小山氏が述懐している「漢字は簡単。楽しい。」というような内容の発言は子どもと共有したいといつも思っている。

白川さんの影響で今の小学校教育における漢字教育を俯瞰すると、
「なんて面白くない」
ということになってしまう。

だから、私は教科書の順番等は無視し、時には学年の枠でさえ飛び越える。
そんな指導をしている。

子ども達は面白いといってくれている。

ただ、惜しむらくは、漢字を活用していく具体的な場面が時数的に設定し難いことだ。
どうしても家庭学習にたよる側面はでる。

でも、ただ一つ一つ漢字を書き取っていくつまらない漢字指導は払拭できていると思う。