怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

PISA3回目でもショック症状消えず

2007-12-05 05:48:55 | ニュースから
相変わらずフィンランドは最上位クラスなのだそうだが、当のフィンランドはこういった学テを目標にした教育は行わないと明言し、実際にそういった対策をしてはいないそうだ。

対して日本は一喜一憂しそう。
順位が落ちたことを課題といい、テスト対策の施策を降ろすことを明言している。

いったい子ども達にどのような力を身につけたいのやら・・・。
指導要領や法規に、
「日本は学テで常に最上位を目指し、達成する学力を保持するよう努力します。」
とか、記すつもりもないくせに、どうしてこう杓子定規にこだわるのだろう。

一種のパニックに陥っているような気がする。

そんなことをしなくても、子どもは育つのにね。

社会全体で、どんな力量を子どもにもたせたらいいのか、そんな価値観の共有が揺らいでいるのかも知れない。

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日本、読解力などで順位落とす 国際学習到達度調査(朝日新聞) - goo ニュース2007年12月4日(火)18:00

 経済協力開発機構(OECD)は4日、15歳児を対象に06年に実施した国際的な学習到達度調査(PISA)の結果を全世界同時に公表した。3回目となる今回は57カ国・地域の約40万人が参加し、知識・技能を実生活に応用できるかどうかを主眼にテストを受けた。日本は国別で前回(03年)14位だった「読解力」が15位、6位の「数学的リテラシー(応用力)」は10位に順位を落とした。先行して公表された「科学的リテラシー」でも、日本は2位から6位に下がっている。

 文科省は今回の結果について、科学的リテラシーは「上位グループ」、読解力は「OECD平均と同程度」、数学的リテラシーは「平均より高得点のグループ」と位置づけ、国別の順位が落ちたことは「課題として受け止める」としている。年度内を目指している学習指導要領の改訂で対応する方針だ。

 国際的にみると、読解力では、韓国が1位(前回2位)、前回トップのフィンランドが2位。数学的リテラシーでは、台湾が初参加で1位、フィンランドが前回に続いて2位。科学的リテラシーではフィンランドが前回に引き続き1位、2位は前回3位の香港だった。