怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

空き教室利用という罠

2007-12-25 20:01:24 | 教育
全都的に、放課後プランとして、子ども達に学校の空き教室などを利用するシステムを推進している。

が、記事にもあるように、内実はかなり複雑だ。

まず、学童保育がつぶれる。(ないしは変調を来す。)
児童館がつぶれる。
学校が荒れる。
関わる企業に金がかかるか、ボランティアを組織運営するものの手腕いかんで質が決定づけられる。
(企業が入ろうが、ボラだろうが、怪我、事故、盗難、その他もろもろの困難が発生している。)

うまくいっているところもあるだろう
しかし、継続していく見通しが持てているのだろうか?

モデル地区であった世田谷区でも崩壊状態の場所もあると聞いた。

「空いているから」という安易な発想で、あるいは「児童館や学童よりも金がかからないから」という責任放棄な発想で始まった経緯がミエミエなだけに、この責任を都はどうとってくれるのだろう。
また、都は引き受けた市区町村に責任の一端を押し付けるのだろうが、受け入れた側も確かに責任はある。
見切り発進をした地域行政側はどのように責任をとってくれるのだろう。

もちろん、その方向性は市民からの声がなければ出ないだろうが・・・。
犬山市ではないが、問題が当初から予想されている施策を拒絶していくシステムがほしいものだ。

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放課後を学校で過ごす 空き教室利用し安全確保/地域と連携イベント様々(産経新聞) - goo ニュース

たいへん危険な食育という罠

2007-12-25 19:47:11 | 教育
日本食育学会シンポジウムというものが開かれて、そこで「朝ご飯」の強調がなされたようだとニュースを読んだ。

いちいちごもっともだけれど、子どもを出汁に朝ご飯を強要するという視点を忘れてはならない。

例えば「欠食」の問題は、家庭、児童の生活習慣に直接的な原因があるのは「食事」をとる場が「家庭」だというだけだ。

そのような課題をかかえる家庭になったのは、社会的な問題が背景にあるという指摘は全然強調されない。
「食育」などという言い方自体課題を抱えているといわざるを得ない。

「学会」と銘打つのであれば、その根本を正す社会的、政治的、思想的な動きの本流にあろうとしなければ、それらはただの強制行為(あるいは暴力)にしかならない。

へたに発言力をもっているだけにやっかいだ。

すでに被害者意識をもっている家庭や児童が発生しているようだ。
現場側から注意深くその推移を見守り、声をあげる機会をうかがいたい。

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実は根っこの所で、昨今の賞味期限偽装やマクドナルドの黒塗り広告などの酷い問題は繋がっていると思う。

終業式

2007-12-25 06:43:48 | 教育
一区切り。

2学期は重たい行事もあり、期間の長さもあり、一番子ども達の中に変化や変化ための蓄積がある時期だ。
卒業生にとっては3学期が追い込みになるのだが、ここまでくると3学期の見通しもたつだけでなく、短い残りの期間をどうやってやろうという気分になる。

まずはそのために構え直し。

一抹の不安。
持ち上がれるのだろうか。

最近、私は非常勤講師なのか?と思うことしばしば。
問題のあるクラスに回されるのはどうかと思う。
私のあとが荒れるということもある。

1年勝負はわかったが、それでいいのか?は考えてほしいものだ。

とりあえず、来年の豊富でも考えながら、今日を無事に終えたいと思う。

メリークリスマス。
全ての人に幸あれ。
特に、子ども達に。

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