スペインVSイタリア

　腐ってもイタリアでしたね。カンオケに片足つっこんだ状態でも、あれだけのパフォーマンスができるのです。スペインVSイタリアはサイコーにおもしろい試合となりました。
　主力メンバーを次々と欠き、つけやきばのようなフォーメーションのなかで、開き直ったイタリアに「カテナチオ」が戻ってました。あのディフェンス力はやっぱりスゴイ。あれだけ勢いづいてたスペインが、誰も中に切り込めないのです。ミドルでゴールを狙っても、最後はブッフォンがいる。こうなるとイタリアは強いですね。点が入る気がしない。ただ、本来の姿を取り戻したイタリアの、唯一の弱点はゴールに嫌われたワントップのトニでしょう。トニが1本でも決められてたら、イタリアはもっとラクに勝ちあがってたでしょうに。
　結局、スペインは攻めきれず、イタリアはトニが決められず、延長を終えPK戦へ。まさかカシージャスとブッフォンのPK対決まで見られるとは・・最後まで贅沢な試合です。ここまできたらですね、もう結果はしょーがないのです。ただ、スペインは勝利に値するチームでした。
　準決勝のスペインVSロシアもおもしろい試合になるとは思いますが、イタリアの「カテナチオ」VSロシアの「アルシャビン」というのも、ちょっと見たかったです。