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~フリー満喫講座~

アルキメデスの大戦

2020年10月11日 | アジア映画


「アルキメデスの大戦」
監督:山崎貴
主演:菅田将暉
   館ひろし
   柄本佑

 映画のあらすじをザックリ解説すると、数学の天才が”数字”で世の中を変えることができると驕(おご)った末に、自分自身の本質を知る残酷な物語。主人公にとって最も愛する”数字”は、自分を表す最大のアイデンティティで、その”数字”によって戦争を防ぎ、人々を救うことが出来る!と考えてとても興奮します。でも結局それは、数字と言う武器で世の中を動かしたいという”欲望”にすぎなかった。
 この映画に出てくる人の多くは欲の塊で、終盤、館ひろしが戦艦の甲板上を闊歩する姿を見て「ク○バ○野郎が歩いてる」と思いましたねぇ。映画を見終わって真っ先に思ったことは「戦争にはいっさい関わりたくない」という強い気持ち。たとえそれが世のため人のためになることだとしても、戦争に関係することにはいっさい関わりたくない。少しでも関われば、それは加担したのと同じことだと思う。(映画は面白い部分もある。☆☆☆☆☆☆)