フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

その先の未来

2016年07月06日 | ふと思う…
 アメリカ様の忠実なしもべに見える安倍総理大臣は、以前(第二次政権前)アメリカからの脱却を訴えていました。アメリカの支配から脱するためには、日本独自で自国を守るための軍事力が必要だと力説していた。これはまったくの想像ですが、安倍総理がアメリカの言いなりになっているその裏側で、着々と軍事力アップを謀っているのではなかと思ってしまう。戦争ビジネスに加担して戦争兵器を大量に購入し、軍事大国になるべく準備を整えたい。そのために邪魔なのが、現在の日本国憲法なんだと思います。
 自民党の改憲草案の中には『緊急事態条項』が入っています。緊急事態が起こった場合、全ての権限を内閣総理大臣1人に与えるというもので、総理が「緊急事態だ」と言った瞬間から、日本人の権利は全て国に奪われてしまうらしい。「国の危機」という名の下に徴兵され、財産を奪われ、土地を没収されても、『緊急事態条項』という憲法を日本人として守らなければならなくなる。
 実はこの『緊急事態条項』は、多くの国の法律に記されていて、ないのは日本くらいらしい。日本にないのはなぜか? それは他国のどこも持っていない『憲法9条』があるから。『緊急事態条項』は国が危険にさらされる、主に戦争の時に発動されるもので、戦争そのものを放棄している日本には必要がない。これを「災害時」のための『緊急事態条項』として、自民党は組み入れようとしています。たとえ『緊急事態条項』が新しく憲法に加わったとしても『憲法9条』があるから戦争はできないのでは? いいえ、『緊急事態条項』は『憲法9条』さえも無効化する力があるらしい。『憲法9条』を有したまま、日本は戦争できる国になる。内閣総理大臣たった1人の権限の下で。

詳しくはコチラ → テレビがまったく報じない「緊急事態条項」って何?

 安倍総理が戦争をしたがっているとは思わないです。というか、思いたくない。安倍総理は現日本国憲法のことを「アメリカに押し付けられたみっともない憲法」だと言っていました。(私は「みっともない憲法」だとは思いませんが)安倍総理が描く未来とは「アメリカから独立した日本」なのではないだろうか。アメリカに頼らず、自分たちで自分の国を守れるような軍事大国になること。それが実現したとき、日本の国から米軍基地がなくなるのかもしれない。そうなれば、いままで基地問題に苦しんできた人たちは、もろ手を上げて喜ぶのだろうか? 沖縄の人たちは、心から幸せだと思うのだろうか? おそらく、米軍の支配が去ったあと、今度は日本軍から支配されることになります。いまよりも不自由な状態で、言論の自由も思想も奪われた状態で。それが現実になったとき、日本人でよかったな〜と思える人は、いったいどれくらい存在しているだろうか?
 参院選で改憲派が2/3議席をとり、改憲が可決されると、最終的にはその是非を問うための国民投票が行なわれます。国民投票があるからまだ大丈夫だと思っていたのは、イギリスの人々も同じだったのではないだろうか。国民投票は選挙ではないので「公職選挙法」のような規定はなく、賛成、反対の運動に特別な制限はないらしい。ということは…国民投票を誘導するのは、案外容易なことかもしれない。
 未来のことは誰にも分からない。参議院選挙もまだ終わっていない。その先の未来で、笑っているのは誰なのか、今はなにも決まっていない。