フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

100,000年後の安全

2011年05月14日 | ヨーロッパ・その他


監督:マイケル・マドセン

 今秋公開予定だった映画「100,000年後の安全」が、震災と原発事故を受けて緊急公開されてました。福岡市内ではKBCシネマで現在公開中です。放射性廃棄物の最終処理場としてフィンランドのオルキルオトの地下深くに、永久地層処分場の建設が行われているらしい。(2020年完成予定)その建設のドキュメンタリー映画で、この『永久』とはいったい何年なのか?それが10万年です。
 建設の現場も出てきますが、その処理方法に携わった専門家の話を中心に映画は進行していきます。映像は驚くほど美しく、音楽はいい知れない恐怖を感じます。監督はコンセプチュアル・アーティスト(前衛芸術家)だそうな。なるほどね、と思ったのは、途中もの凄く眠くなったから。(苦笑)眠くなったのは私だけじゃなく、その場にいた半数以上は寝てたと思います!(前衛芸術はときどき見てる人を置いてっちゃうことがありますからね。←イイワケ)
 ただ、この映画が言いたいのは最後のメッセージなのでモーマンタイです。



 10万年後の世界がどうなってるかなんて、誰にも分からないし、想像もつかない。果たして、現在の言葉は未来の人類に通じるのか?分からずにこの処分場に入り、放射性廃棄物を触ってしまったらどうしよう。どうか10万年の間、誰にも触れられずに静かに眠っていますようにー。そんなメッセージ映画なのです。(いろいろ考えました。眠くなったけど。☆☆☆☆☆☆)