フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ナイロビの蜂

2007年01月04日 | ヨーロッパ・その他
監督:フェルナンド・メイレレス
主演:レイフ・ファインズ
   レイチェル・ワイズ
   ダニー・ヒューストン

 あけおめ&ことよろということで、今年イッパツ目の映画は、昨年から見たかった「ナイロビの蜂」です。実は香港映画に手を出しかけたんだけど、ググッとガマンガマン。(イヤ、見てもいいんだけど…)新年なのでとりあえず正統派から。
 この映画を見てまず思ったのが、人間の欲望の終着点ってドコ?ってことです。例えば細木数子に「あなたは晩年、巨万の富みを残します」なんて言われたらどう思います?私はナンダカンダ言って、けっこう喜ぶかも(苦笑)。しかし『晩年』ってことは、自分では使いきれないんですよね。それでもウレシイと思うのは『巨万の富みを残す』イコール『人生の成功』だからに他ならないワケです。
 『富み』と『権力』、一番欲しいのはドッチだ?と考えた時に、最終的に欲しいのは『権力』なのかもしれない。誰もがひれ伏すような『権力』を欲するがゆえに『巨万の富み』を求める。そして、その『富み』を得るために、人のモノを平気で奪うのです。石油が欲しいから戦争をする。新薬を売りたいからアフリカの難民を使って人体実験をする。人間の欲の深さはとてつもなく恐ろしい…。そんなことを思わされる映画でした。(寄付金はちゃんと使われているのだろうか?☆☆☆☆☆☆☆☆)