蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

植林事業進む

2014年12月15日 | Weblog
 またまたOナローのお話です。前回までで草地の表現はだいたい終わりましたので、いよいよ植林事業の開始です。たったこれだけのレイアウト(450×350mm)でも雑木林にするためには20本ほどの木が必要になります。手早く完成させたいので既製品を用いることになりますが、市販品の樹木はなぜか全体に二等辺三角形のシルエットです。クリスマスツリーのイメージですね。しかし、実際の雑木林にある木は逆三角形のシルエットです。

 太陽光を奪い合うため、木の下半分にはほとんど枝がありません。そして先端に向かって上方に枝が分かれて、そこに葉が付くわけですから逆三角形になるのです。
 それに多くの樹木は一本だけで立っていることはほとんどなく、2、3本が一株から分かれて生えています。ですから上に行くほど枝が広がって、ちょうどパセリのような感じの木になります。これが庭木や街路樹など人の手で剪定されている樹木との決定的な違いです。
 市販品はほとんどが庭木タイプですから、これをいかに密集させても雑木林っぽくはならないわけで、若干の工作が必要になります。

 今回用いた樹木は画材店で求めた「JORDAN」という名称の完成品セットです。これはオランダフラワーにスポンジの葉をつけた感じで、なかなかよく出来ています。これの下半分の枝を取り去り、さらに、とんがった先端をなるべくフラットに切りそろえて、地面に穴を開けて木工ボンドで接着しました。
 これだけでは、地面から唐突に生えている感じで違和感がありますから、根元に草の株を集中させて、さらに粗めのターフを撒いて木の生えている状態として不自然にならないよう、表現します。

 全体に植えてしまうと、なんだか変な状態になりますので、植林は半分にして、残りのスペースは背の低い木(先ほど取り去った枝葉)を植えて、伐採後に再び木が育ちつつある状態としました。
 このレイアウトは「山林軌道」という設定です。里山を切り開いて農地開発をしていく、という現代の新田開発のような役目を負った軌道です。ですから雑木林も伐採される場所があって良いのです。伐採後の雑木は枕木に使用され、さらに軌道は伸びていく、、、というものです。話だけですと森林鉄道のようですが、これを里山で行なう、という点に魅力があるのですね。

                                          

 ごらんのように、やはり懸念したとおり、100番レールは太いですね。とても山林軌道の線路には見えません。ゲージも本当は2フィート軌間にしたいのですが、そうすると機関車はじめすべての車両を12.7mm軌間(もしくは近似値的に13mm)に改造しなければならないので、今回はOn30(実物は2フィート6インチ)軌間で妥協した次第です。これですと、HOサイズのものがけっこう使えますからね。

 ブログランキングならblogram ←とかいいつつOn2も捨ててないんですけど。。。

 
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