作者の作品は一貫して、「北海道」という風土の中で、厳しい自然と常に対峙しながら生きていく人々を描いている作品という印象だが、本書も、そうした特徴が色濃く出た作品が並んでいる短編集だ。厳しい自然や現実に対峙する時、どこの国の文学も同じような特徴をもっているように思われるのだが、女性の強さというものが際立ってくる。本書でも、情けない生き方しかできない男と気丈に生きる女のコントラストがいやでも浮かび上がってくる。これは、作者が女性だからということだけでは説明できない何か本質的なものを示しているようにも思われる。静かな語り口のなかに本当に強いものとは何かを感じさせてくれる1冊だ。(「誰もいない夜に咲く」 桜木紫乃、角川文庫)
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