本書は、普通の文芸書に比べてフォントがかなり大きい。何だか老人向けに要らない気遣いをされているようで、いやな感じがしたが、失望覚悟で読んでみることにした。内容は、案の定、「老い」をテーマにしたお話で、ますます要らない気遣いではなかろうかという感を強くした。こうした「老いとは何か?」というお話は、もっと年を取ってから読むと「そうなんだ」と合点がいくのかもしれないし、却って実際に年を取ってしまうと、その時に他の人に指摘してもらっても素直に聞けなくなってしまうのかもしれない。私としては、どちらかといえば後者のような気がするが、そうだとすると、逆にその時までこの本で読んだことを覚えていられるのだろうかという問題が生じる。そうつらつら考えていると、老いる前にこうした本を読むことの意味が段々判らなくなってくる。結局この本はいったい何なのか、判らないまま読み終えてしまった。(「空也上人がいた」 山田太一、朝日新聞出版)
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