年末恒例のミステリー年間ランキングを総なめにする勢いの本書。読み始めてすぐに本書が「グリコ森永事件」を題材にした本だということが判る。色々なフィクションやノンフィクションの題材として取り上げられてきた事件に、果たして新しいアイデアや別の解釈が可能なのだろうかといぶかしく思いながら読み進める。自分自身あまりグリコ森永事件について詳しくないので、どの部分が新しい解釈なのかはよくわからないが、事件から30年の年月を経て、記憶の風化といったマイナス要素と、もう時効になったのだから語ることができるというプラスの要素の二つをうまく絡めて新しい展開を見せるのが、本書の最大の特徴だ。本の帯の書店員のコメントにもあるが、読んでいて「ああこれは『64』に似ているなぁ」と、何度も思った。これが本書の話題になっている理由の一つであると思われる。(「罪の声」 塩田武士、講談社)
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