著者の作品は3冊目。第1作目は評判が高かった割には「?」だったが、2作目では度肝を抜かれた。第1作目には、ある仕掛けが施されているという話を聞いたが、それが何なのかは未だにわからないまま。そういうことなので、著者の自分にとっての評価はある程度本作の感想で決められるかなという気持ちで、また著者の長編作品を読むのは初めてということもあり、かなりの意気込みで読み始めた。冒頭に殺人事件が発生し、それからの経緯が、その事件の容疑者の弁護士の視点を中心に語られていく。事件そのものは単純なようなのだが、犯人の動機が全く判らないまま話は進み、最後に予想もしなかった展開になる。読者に突きつけてくるものは何とも重たい。この作品のキモになる部分は現実にドイツで起こった話らしく、この作品によって、ドイツ国内では司法のあり方を見直す委員会が設置されたというからすごい話だ。(「コリーニ事件」 フェルディナント・フォン・シーラッハ、東京創元社)
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