久し振りに重厚な作品を読んだ気がする。死刑判決を受けたある女性の半生を、簡潔な死刑判決文の表現を題名にした章立てで、真実あるいは他の人から見たものがどうであったかが一つずつ明らかにされていく。判決文にせよ人の思いにせよ、それらがいかに表層的なものになりうるかを読者は思い知らされる。最後まで何とかならないものかとハラハラしてきた読者は、最後の最後に主人公自身が見せるある行動に完全に突き放される。イヤミスという言葉では括れない心に残る傑作だ。(「イノセントデイズ」 早見和真、新潮文庫)
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