著者が亡くなってから読む著者の新刊本はこれで2冊目か3冊目になるはずだ。もう読めないと判ってから、何故か無性に読みたくなる。本書もそんな感じだ。内容は、いつものように耽美的な文章とアクロバティックなミステリの融合で、「ああいつもの著者の本だ」と感じながら読みとおした。全体的な印象としては、ややくどい表現があったりで、最後に読み返して全体を書きなおす作業を行っていないという感じが濃厚。これは憶測だが、単行本にする時、通常は作者が全体の構成を見直して書きなおすという作業があるのが、この本の場合は著者が亡くなったことでそれが出来なかったのではないかと思われる。そうした生々しさもまたファンとしては面白いと感じてしまう。読み終えた後、いよいよ著者の新刊が読めなくなったという寂しさがこみあげてきた。(「処刑までの十章」 連城三紀彦、光文社)
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